平城京跡run11km、桃山御陵会食

年初から始まったほとんど自分ひとりとプラスαでやってきたプロジェクトがやっと終わり、台湾の世界的半導体FABに試作投入されました。通常は設計までですが今回は半導体のチップまで試作して顧客に渡すものなので2カ月後にテストチップを渡すところまでが業務範囲になってます。と言って既に別プロジェクトも並行で始まってあまりゆっくりはできません。

昨日金曜17時に退社し日没までの2時間、10kmくらいにある平城京跡を見たいのでrunでいくことにします。午後、夕日が西の生駒山岳に落ちる前にスタートして暮れ始めた道路を南進。いつものように木津川沿いを走り西大寺方面にコースをとります。台風が来ているせいもあって黒い雲が東の和束町方面に雨を降らしているのが見えます。山城の風景によくあるため池の横を過ぎて歌姫街道というひなびた旧街道っぽい道に入ります。奈良は時々道幅が急に細くなり驚くことがある。間違いなくここもそうで、2車線道路が急に民家が迫り車1台が交互通行になりますが、止まった車の横をすり抜けて走って行きます。歌姫街道を走ること数分で大きな広場に出てここが平城京跡です。小雨が降る中、わずかな西日に照らされた門を写真に収めて再び西大寺駅までrun。西大寺駅のデパートにて御座候と551を購入。外はすっかり暗く雨が降り始める。ここから唐招提寺薬師寺までは駅1個、2個なのでいずれはrunでも問題なく来れるハズ。

10.31k 1:33:32 標高115m

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本日、大学時代の友人と再会。千葉県在住ですが転職されて一時的に関西に滞在すということで早速SNS経由で連絡取り合い京都駅で待ち合わせ。前会ったのは約10年前か?新橋の同窓会以来です。場所として岐阜、京都に生息する私にとって関東に多い大学時代の昔の友人との会うことは多くない私にとってめったにないことなのでありがたい機会ですが当日は台風のせいで雨、その上蒸し暑い。土浦市出身だけに京都周辺はめずらしいということで少々観光を兼ねて伏見桃山寺田屋と酒蔵を見学してから駅近くで会食。近況報告、その他とにかく話題が多岐に渡ってあれこれ次々、中国のATMからは汚れた札が出てきて、中には偽札が出てくることもある・・?などなどお笑い話含め5時間ほど。もっと聞きたいことあるも、時間も時間なのでまた近いうちにということで桃山御陵駅にて別れる。

 

祝園ー河内磐船run16k、「河野裕子読本」読了

今週末もけいはんな。今年の梅雨は長い。南洋に台風がぽっこり出来た時にはわざわざ湿った空気を運んで来てはぬるま湯のような雨を落としてはジメジメ。洗濯物や布団を十分陽に当てられないのはさすがに参ったもので、1ルームの部屋にて家事を適当にやっていてもなんともいやになる。とにかく量は降っていないが梅雨も明けず日照少なくセミの鳴き声も本調子からほど遠い感じ。

岐阜にロードを置いているので今週もrunで体力作り。本日は雨上がりの曇り空を見ながら朝早く西の山岳に向かってスタート。runアンドrideということで鉄道の駅まで走って帰りは電車を使用。今回は山岳コースでくろんど池横を通り傍示の峠を越えて行きます。交野山の上から激坂真っ逆さまに下るというルートで計16km。距離とアップダウンで走り切れるかと思いきや、スローディスタンスで走るので何とか2時間半でゴール。既に10時で気温上昇、汗はびしょびしょで駅にてご褒美コーラを飲みつつ、「ふー、案外runも悪くはないし意外に走れる・・・」と思うこの頃。汗びしょで電車に乗ると、何故こんなとこにランニング姿のキタナイ汗のオッサンが乗っているか?という視線が少々気にはなりますが・・・他人の目は置いといて、ここは激坂の下界の枚方や高槻を目指して一気に下って行く時のダイナミックな感じがちょっといい。

15.99km 2:32:32 獲得標高339m

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河野裕子読本を読了。既に読んでいたもののダイジェスト版のような本で歌、エッセイ、評論が詰め込まれています。なので既読感のある文章が多い割に何故か読むのに時間がかかり3か月です。書かれているように初期の言葉が起立した感じより後期の平明な言葉で書かれた歌の方がすんなり入ってきます。最後に出てくる自身の深刻な病状のなかで口述筆記で詠まれた

「さみしくてあたたかかりきこの世にて会い得しことを幸せと思ふ」

31文字の平明な言葉による心の表現が、夏の暑さにあってしんみりします。

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奈良run11km タピオカ体験学習

ずーっと今のプロジェクトの仕事忙しく土日もVPNを使用したCAD作業。その合間に雑事、リフレッシュという感じが春先から断続しています。一連の業務も7月末の区切りまであと少しとなりましたがこの梅雨は何か変。降るでもなく暑いでもなくジメジメ、少々涼しい。この調子は夏野菜の根腐れ警戒ではないか?と思いますが・・・。

以前から奈良は意外と近いと感じており一度サイクルではなく足で走って行ってみたいと考えてましたが先週土曜、仕事の後の夕暮れ前の間隙をぬってスタート。ロングスローディスタンスが目的の脂肪を燃やすための走行ですためですが、果たして辿り着くか?日中曇りが何故か夕方になって日差しあり、17時、西の生駒山上からくる陽光はぐっと蒸し暑い。自転車と同じルートで木津川市から奈良市に入ります。県境あたりに何個かの古墳群発見。こんな道路脇に古墳があったとは気がつきませんでした。自転車では気づかないものが見える、これが走ることの良さでしょう。一山越して奈良の東大寺が見えて坂を下り県庁前でちょうど信号が赤になったのでゴールとしました。梅雨間にかかわらずきれいな夕空なので写真を撮りながら猿沢の池。今年初めてのセミの声を聞きつつJR奈良駅へ向かい帰りは電車。走行距離11kmとは予想よりちょっと短くがっかりです。

「梅雨晴の空気は重くまとわれば 震えるような走り出す前」

祝園ー奈良県庁 11.48K 9.1k/h

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 今週は3連休で帰岐。就活の東京帰りで娘も一時岐阜に帰って来て一緒に参議院不在者投票実施します。留学中に住所が戻っていたからですが、香港ほどの熱は無いにせよ若い人の意思表示は重要ですので。土曜日は昔の会社の友人と久々、実に数年ぶりに会い昼食。その後の午後の一服で昨今話題の「タピオカ」に興味があって友人を誘ったところあまり気乗りしない様子。実のところ前日奥さんに「岐阜ではどこでタピオカやっているか?」と聞くと、「あれはオッサンが行くとこじゃないヨ!若い子ばっかり、みっともないからヤメテね」とクギをさされ・・、娘に聞いは大阪ではメチャメチャ若い子が並んでいるとうい情報。そんなこんなで、ここは一層気持ちを強くしてタピオカを売っている名鉄岐阜駅の店に向かうと、意外にも空いている。あれれ、私は抹茶、友人はほうじ茶を購入。各務原線ホームから流れてくる湿った東風のなか、似合わぬオッサン2人、立ち姿も涼しくタピオカをすすっているとバタバタと母娘に高校生連れ、それに混じってオッサンも1人現れ購入していきます。味わってみるとこんなもんかぁーですがこれもオッサン達の社会勉強です。

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TOJ 「敗北のない競技」土井雪広 読了

恒例のサイクルレース、ツアーオブジャパン(TOJ)がけいはんな周辺で開催されるのが5月下旬の月曜日。本日9時頃、けいはんなに到着(出社)すると周囲は準備中のテントや屋台に人が大勢いていつもとは全く違う光景。この周辺で言えば最大のイベントかも知れません。昨年は厚木出張で見ていませんが今年は問題なく?仕事の合間に観戦できます。実際レースを見たのは昼休憩の周回でしたが風が強かったこともあってプロトンが分断されてまして最後尾の方は苦しそうです。昼食後にレースは早々に終わってしまいました。同時期にやっているグランツールのジロデイタリアには参加していないNIPPOの中根さんを見たいと思ってましたが、高速の周回では動体視力も悪化してか良く見えない。レース後にNIPPOのバスの付近におられるところを見ましたので一応良かったです。

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この周辺は「茶イクルロード」と名付けられたコースをサイクルジャージで平日にもかかわらずスイスイと走っている老若男女を良く見かけます。悠々とした生活スタイルも羨ましく思う所で、あぁーええなぁーと思っては眺めます。サイクル人口も多くなってロードバイクショップも増えてますが、プロの走りを見ることは多くはないはずです。息子が出発前に置いていってくれた元ロードレーサ土井雪広さんの「敗北のない競技」を読了。スポーツ選手、タレントの本、私はほぼ全くと言って読みません。今回も息子の「良いよ」の言葉を聞いてページを開いたのですが、実のところ予想に反し良かったです。長年ツールや、ジロ、ブエルタなどのグランツールを見てましたが凄い、感激というTVを通したステレオタイプ的な見方でした。現実はTV画面にない所で起きている色々な事、「カルチャー」と書かれていましたが薬関係のことなど、スポーツマンシップ的なきれいごとでは尽くせぬギリギリのレース社会、人間社会を知って考えさせられるものでした。ただ、そんな有象無象の善悪を併せ持つ世界としても、アスリート共通に1日200kmものレースを連日走り切るという極限の状態でのドラマ自体が感動に値するものだという気持ちは変わらないなぁと思いました。

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さて娘が帰ってきて新たに下宿先を決めるまで家にいますが、久々に百ヶ峰に行きたいということで、少々、いやかなり暑くなった日の早朝に出発。新緑は過ぎて深緑になっていく山に行きました。鶯の声など録音しながらの山散歩も時間が経つと暑い。名古屋方面の駅ビルの姿を見ながらいつものようにおにぎりで朝食代わり。あまりの暑さに帰り道、御鮨街道のゴトーヤドルチェラコントにてジェラートを食す。31アイスくらいのコスト、フルーツ中心のさっぱりした味はこの暑さにおいて丁度いい感じでした。

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帰国と出国、連休前後 金華山DW

10連休の長さが話題の5月連休、大方毎年の慣習的に中日の平日は有休を取って製造業らしく9連休くらいにはしていたので特に長い印象はありません。ただ、今回は娘の帰国と息子の出国などなど移動が重なったことである意味ハードでした。今どきの引っ越しは電話にネット関係を含め手続きも大変。連休前からあれこれ下調べの上に段取り計画を練るべく作業始めてます。連休の前半は涼しく体力的には助かりましたが後半から5月にありがちな高温で体はグロッキー気味。行楽地にも行かず渋滞も縁無で過ごした割に疲れあり。唯一、ドライブついでに海津町にある川島屋で草餅を買ったことが息抜きです。ここの草餅だけははグッド。その帰り長良川の土手に見た赤い花が絨毯のように咲いていました。おお、いっぱい咲いている。こんなの昔は無かったと思いますが、もしかして外来種の雑草かも知れません。「雑草と言う名前の植物は無い」と言いつつこの前公園で見たネモフィラとも遜色ない美しさのように思いますが・・。

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 さて、娘が北米の留学から帰ってきました。昨年8月以来、無事帰ってきてホットします。今はLineというので家族間は電話ができるので、昔昔、通信手段が限られていた頃に比べれば再会の劇的なものは控えめかも知れませんが感慨はひとしお。厳冬期にマイナス30℃以下の日々だった時には、果たしてエスキモーのような生活ができるのか?心配したりしましたが元気にやっていたそうです。そんな折、冬休みにメキシコに行ったようでその土産。一瞬、ドキッとする、ドクロ。ユカタン半島のマヤ、インカでは生贄儀式で生きた?心臓などを使ってたこともあってドクロも縁起ものだそうです。一個一個違う原色のカラフルなデザイン、見てて飽きもこずこのドクロ様すっかり気に入りました。にしても・・このドクロ様、大切に拝んでおかねばマズイんじゃないか?と、敢えてそう思わせるようなところあります。

「春遠きハミルトンより帰り来て 息子に語る娘(こ)は元気なり」

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日をおかずして今度は息子の欧州出国準備が急ピッチで切羽詰まる。2人のスーツケースで部屋中は寝る場所に困る状態です。とにかく慌しく時間が過ぎていきますが、奥さんの誕生日も近いということで息子が得意のケーキを作って自分の渡航激励含めて小さなお祝いとなりました。このイチゴのケーキ、見た目も味も本格的、本人曰はく、買った方が安いかも・・、ですがその心までは金で買えません。その夜の夕食含め久しぶりの家の節目という感じです。結局、家族4人そろって寝起きした時間はあっというほどに過ぎ息子は無事欧州に旅立ちました。4人がそれぞれ実に多くの写真を撮りましたが、家族が同じ場所で記憶を共有する時間はつくづく貴重だと思います。おかしなことに何歳になっても彼らが小さい時と変わらず可愛く思え、ある意味親バカさ加減を自嘲。

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連休終盤、息子と自転車で長良川沿いから川原町を抜け金華山のDWに登りました。既に身長はおろか登坂能力も息子が勝っているのでスタートして背中がすぐ見えなくなります。次に岩戸公園側に下りて再度登り返す時、私の速度に合わせて少し前で引っ張ってくれます。自転車レースで言えばサポートということですがその背中を見つつ、私としては懸命にペダルを踏み続け、息を吐きながら汗とも涙とも覚えぬままサングラス内側が濡れて、胸にこみあげてくるものありました。時は流れてゆくもの・・。

「君の乗る機影はひかる雲に消へ 時のむこうの扉にむかう」
金華山DW 20.39km 1:11:40 17.1k/h 獲得408m
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若草山、春日奥山DW(451m)ご当地あんぱん

桜も花を散らして日一日と初夏らしくなって来ました。ここ数日黄砂のような黄色がかった空が気にかかりますが連休まえ最後ということで奈良の若草山から春日奥山DWに行ってみることにします。
早朝起きて6:10スタート。木津川CRに上がり堤防を走ります。すると土手の階段に猫4匹。この子らは仲がいいのか悪いのか?近過ぎず遠すぎぬ場所にいます。

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長袖にタイツ、13℃で朝は少々寒いわけですがこれくらいの方が登坂ではちょうどいい温度になります。奈良市に入り若草山方面に左折。春日奥山道に右折しダートが始まり新緑の狭い急坂、ハイカーの横をすり抜け順調に頂上ゴール。途中はいませんがこの頂上には鹿が何頭かいます。鹿がうろつく葉桜の影でMTBを置いてオッサンがベンチで読書してます。この場所で読書とは・・この年配ちょっとキザな感じ。さっさと奥山DWへスタート。ここからは更に長いダート道にしてまったく人に会わず、道を独り占め。クロスバイクのタイヤなので安心です。楓が若葉を茂らせこの時期見頃の青紅葉状態、風の流れるとどこからか花びらも舞い下ります。高円山への分岐を直進し舗装路を登坂中に軽トラックに抜かれ「ここはドライブウエイ、自転車はアカン」とのこと。桜の仕方なく分岐まで戻ってダートを下り途中自転車とランナーにすれ違いつつ前回のように奈良市街の高畑着。
鴻池公園前のオランダ屋にて朝食のパンとコーヒー。祝園9:40着。疲れも無くまあまあ、コープでコーラを買って一服。
午後は仕事を少々。
43.87km 3:04:27 獲得786m 14.3k/h
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先週岐阜に帰っていた時に買い物で行ったアピタのパン屋にて「アンパン岐阜」を購入。そのものズバリの姿です。中には粒餡にホイップクリーム。以前は別のパン屋で「金華山あんぱん」を売ってましたがこれも中身は粒餡にホイップクリーム。奈良の鴻池のオランダ屋では「奈良山あんぱん」なるものがありました。どうもこの手のご当地あんぱん、あちこちで姿を変えて出ているようです。

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平等院と桃山行 「たっぷりと真水を抱きて」読了

好みの経済ブログの著者のオッサンが脱線で抹茶ソフトの話を書いておられる。特に京都駅では途中下車してまで八条口で「濃厚な味わいが格別」とかなんとか味わって行くそうです。調べると辻利だったりします。別に最初は気にも留めなかったハズが印象が何故か頭に残ったようで、ふと折に触れてポワンと浮かび来る。辻利は・・確か宇治にこそ本店があったと思い、本日はソフトクリームハンターとして宇治に向かうことにします。
ここにきて祝園宇治間は自転車でも適当な距離、ひとっ走りポタリング気分で往復できます。混雑を避けるべく9時前にスタート井手、城陽と経過し難なく10時前に宇治到着。駅周辺は店も開店前で静か、そぞろ歩きの外人さんが行き来してます。さて辻利は開店10:30、なんと早過ぎ、まだ40分近くある。仕方なく川沿いに歩いて平等院を中に入らず土手から見学。意外にもここでもいい写真が撮れます。もう少し行くと福寿園の店に出ました。ここは開店直後のようで客が1人います。ちょっと覗くと「おいでヤス、なにいたしまヒョ?」と初老の店のオッサンがニヤニヤ。あれ、まあここも辻利も同じか…と流されるまま抹茶ソフト注文「ワッフルでっか?」「イヤイヤコーンで結構です」350円。意外に良心的な値段。開花直後で2分程度の桜と宇治川を漕ぎ進むボートを見ながら一休み。咲き始めの桜に抹茶ソフトまあ、悪くはありません。3人のロードバイク集団もソフトを買っています。一気に人が増え始めたようで次々店に入って行きます。さっさと帰るかと思うも、世に「平成最後」コールも激しいということで桃山御陵へ足を延ばします。桃山御陵明治天皇陵で平成と関係ありませんが一度見ておきたいと思ってました。「坂の上の雲」などゆかりの地でもあります。宇治川左岸を下って観月橋から桃山へ折れすぐに着。鬱蒼とした杉林の先の陵は厳かにも明るい光の降り注ぐ場所でした。坂本龍馬寺田屋に向かうつもりが晴れ間が曇りサーッと雨になり
急いで南下。春の嵐を逃れるように一目散に祝園に逃げ帰りました。
55.1k 3:16:04 16.9k/h
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歌人河野裕子の評伝「たっぷりと真水を抱きて」読了。
「たっぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり 」
がテーマになってますが著者は息子さんだったりします。北杜夫が書いた斎藤茂吉のケースを読んだことがありますが、実親を題材として冷静に評伝を書くのは案外難しいのではないかと思うところです。没後存在感が高まる云々・・と帯書きにありますが、実父母含め家族を近過ぎず遠すぎずの距離感と多くに詠われている家族の熱が流れているように思いました。

 

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「滑走路」萩原慎一郎 読了

図書館にて話題の本ということで「滑走路」萩原慎一郎氏を借りてきました。歌集とあって厚くはありません。遺歌集にあたるという、ある種の心理的バイアス、ぬきさしならぬ想いを持って読みました。30歳台にして歌壇の賞などを取っておられその点では大成功された直後、32歳の若さで自死されています。

著者の経歴を見るに、つくづく若い人の抱える現在の社会の住みにくさ、息苦しさ、やり直しの効かなさを切実に思い知らされます。何とかならんか?人手不足?正規非正規、同一労働同一賃金は掛け声メッセ―ジ程度には繰り返されますがルールを作る側の人の利害をも削るような踏み込んだ改善は保守的世間では難しそうな感じ。
「きみのため用意されたる滑走路きみは翼をてにすればいい」
切なくて悲しい歌も多いなか、ほんのり希望的で明るい歌も多いのがいいと思いました。その中で、
「ぼくも非正規きみも非正規秋がきて牛丼屋にて牛丼食べる」
牛丼はモチーフとして何首かに現れます。
フム。私の普段の昼食、太らないよう揚げ物などを避けるため蕎麦とおにぎり計350円、コストで言うと恐らく牛丼以下?。少々空腹ですが慣れてしまうと悪くない。定食500円は揚げ物が多く脂で腹に余分なものが入った感じで後の仕事の調子も悪い。たまの煮魚、焼魚定食以外は取らないようにしてます。見渡すと知らない年配の人は茶碗にご飯をがっつり装ってますが背広前の腹周りぽちゃりしてます。それは避けたく脂と糖質には気を使う。しかーし、そうは言ってもたまには吉野家が懐かしくなる。
この2月、ソフトバンクのスパーフライデーは吉野家の牛丼並みがサービスで年に一回のスペシャルマンス。岐阜に帰るときは岐阜駅で使ってましたが、この精華町には吉野家が無い。調べると近いところでは奈良か生駒で往復15km以上。店に行くにもアップダウンが豊富な道路を自転車で必死のペダリングの末にたどりつけるような、届きそうで届かぬいわば高嶺の岩の間に咲くささやかな花。ささやかなる牛丼の願い、断腸の思いにてギブアップ。

 

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岐阜で桜が開花したようですが、昨夜は寒くて今朝散歩で見ると近所の車の上に雪が積もっています。寒ぅ。開花宣言のあった清水川公園の桜は1本だけ咲いてますがこの春の足取りは素直な調子ではない。

「見渡せばただ一木の花便り」

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万灯呂山(300m)TOJコース

暖かくなって来ました。
木津川の対岸、井手川町から和束へ抜ける大正池クライムというルートに出かけました。以前、和束から井手川町のコースは経験ありますがその逆になります。webではこっちの本来のルートでメジャーな感じです。
9:00過ぎにスタート、井手川からTTスタートポイントの温度表示のところで「ニイチャン、通行止めや!」と工事のおっちゃんに止められる。うーん、仕方なく近くの万灯呂山に向かいます。天気良好、視界良好、鶯の鳴き声がすっかり春。下ってツアーオブジャパン(TOJ)のコースを逆に回ることにします。三山木から少し入ったところ、茶の加工をやっているらしく茶問屋が濃厚な緑茶の香りを出している所で少し休憩。ついでに抹茶ソフトを購入すると濃厚で良か味です。そこからの登坂は結構な斜度で手強いもののKOMの場所に到着。休まず一気に下って祝園到着。
41.8k 2:29:06 16.8k/h 標高707m

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老眼で近くのものが見えません。自転車はいいのですが仕事、読書など苦労します。正式な眼鏡屋で作ってもすぐに度が進んでダメになるし、ずーっと眼鏡をかけているわけでもないのですぐに忘れる。ドラッグストアで安物を何個か買って、部屋、仕事場などに置いてます。その一つ「字が小さくて見えない!」のルーペがありますが5年前に1万円弱で買ったものでドラッグストア物よりは相当お高い。広告がバンバンでてますが、ルーペというものは単焦点で遠くを見るときは外さねばならず「遠くのものがボケボケで見えねえぇー!」と言うところ。確かにフレームなど強度はありますが総合して良いか?と問われると、その値段を考えると私には微妙な印象です。

値段もそうですが、体の部品が意識外に劣化しているはかなさあり。

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干支の交代

3連休、節分立春になったので干支の交代。
岐阜では豚コレラですっかり悪役になってしまった猪です。
ひな人形も飾ります。娘本人は留学中、見ることもなき
本国の伝統行事として写真のみ送信。

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土曜仕事の奥さんを送りついでに岐阜メディコス図書館にて読書1H。
そのあとメディコス近所の「かし是」という天然酵母のパン屋にて
少々大きなクルミ入りバゲッドを購入。
高校生風の男子2人が来てパンを買ってから店の前で写真を撮ってます。
おー始めて見る光景ですが、ここはメジャーになりつつあるか??

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お昼にかけて、金町にて散髪。散髪中に話をするほうですが、新しくできた岐阜駅前のビルの話が出ます。マンション+養護施設の複合ビルがオープンだそうです。
「最近自宅付近は帰ってくるたびに古い建物が壊れマンションか駐車場になってますねぇ」「柳瀬付近も壊れた後はマンションばっかりですよ」「今は駐車場かマンション。なんでこんなに増えるんでしょうか?」

名古屋のベッドタウンになっているようで駅に近い加納も比較的古い町並みに数年でマンションが何個か建って視界が悪くなってきました。長良川の花火、金華山、西の伊吹山、東の恵那山の山影が何とか屋根越しに見えているのがなんともはかない。朝日に夕日に風景が見えるだけでホットした気分になるもんですが・・シートで覆われた解体中の大小のビルが見え街の新陳代謝の表れか?明らかに風景が変わってきます。
午後、天気が良いので金華山DWまでrun。お鮨街道を北上し橿の森公園から山岳路に入ります。ロングスローディスタンスでゆっくり走って登ります。強度をかけると筋肉、関節がダメになるので年寄りスタイルでrun。ちょうど上った所がいつも自転車で来る金華山DWの展望台ですが今日も自転車何台も見ます。今年も伊吹山能郷白山が白く雪被る冬の風景。天満宮に参り帰着。

往復1:20:00ちょっとした運動。

小さくても山が近くにあって良かったとつくづく思います。