松山、姫路行の2(須磨アルプス)

この日は朝早く目が覚める。Wcupの日本の最終戦がみじめに終わるのを見て、静心なく仏前で拝み、ぼちぼちと夏の日差しの中に出かけて墓参り。小高い山の北斜面に近い墓まで歩くと盆地の家々が見渡せる。この風景も悪くない。暑いがしばし実家周辺を歩いて帰る。戻るとちょうど姉が来て私を姫路に送ってくれるという。父母に別れを告げて姫路駅へ、姫路城はすでに覆いがとれ始め何故かいやに白いぞ。こんな風だったっけ?ホントに白鷺です。

私のリュックには実家でもらったサクランボやフキなどが入り更に重くなっている。ここから私は以前より考えていた須磨アルプスに行くことにし、山陽電鉄に乗って須磨浦公園で下りる。駅横からロープウエーで一気に200m登り縦走を開始。

今日はまったく晴れ上がり真夏の太陽が照りつけるため木々のないところは非常に暑い。見るとこの道は常に尾根道らしく両側が切り立ったナイフ状になっている。やがて最大の難所の高倉台団地からの登りで体が汗ビタ。こんな気象条件にもかかわらず年寄りの団体に遭遇。それ以外にも多くの人に会う。みなさん元気すぎます。


ここら辺で水もなくなる。あとは根性で登り続けやがて横尾山に出て、ここからが有名な須磨アルプスの馬の背というナイフエッジの登山道になる。すでに暑さふらふらで感慨に浸る間もなくとにかく神経を集中してトラバース、写真もそこそこに妙法寺に下る。実際そこまで危険度はなく、戸隠の剣の刃渡りの方が何倍も怖いのではないか?ふもとの団地に入り駅前のコープで一息。安いばってら寿司のなんと美味しいことか。俵万智さんの歌を思い出します。アイスも食べてしばし放心状態。時計を見ると15時に近い。そろそろ帰らねば。妙法寺から新長田に出てJRの新快速を乗り継ぎ岐阜まで帰る。疲れ甚大の強行ツアーだったがある意味充実した時間でした。