昨夜の台風の来襲を過ぎてやっと天気も安定してきた。地図を見るのが好きでジロジロ眺める。自走して行ける峠と言うのは手の届くところは結構行ったことになります。京都北部や葛城山方面はちょっと遠い。奈良の若草山の道が目にとまりましたがドライブウエイは自動車専用です。しかし調べてみると春日の森を抜ける遊歩道があるようで早速スタート。朝8時半、台風一過ですが重たそうな雲が流れていてスッキリしてません。木津川CRから木津市の旧道を抜け奈良に入ります。多少のアップダウンは気にせず東大寺が眼前に入ってきます。春日の森に向かう砂利道を見つけて果敢に侵入。メインは歩行者用ですが自転車がダメとは書いていない。ここからはダートですが用心して登ります。2.6kほどの登りはそこそこの斜度ですが難なくクリア。おーススキの若草山です。残念なことに結構曇ってます。天気予報は晴れ時々曇りのハズが、生駒山は黒い雲で怪しい。後から来た人と会話。郡山から来たそうで月に2度くらいは登っているそうです。そんなこと言ってられないくらい雲が来たのでさっさと下り始めましたが下りた時にはスコールになったので雨宿りを1時間。太陽が出たものの路面が乾くまでオランダ屋というパン屋で休憩。私にしては贅沢なツーリングになりました。
奈良は観光地ですが若草山山頂まで来る人は少ないようで自転車でもなんとか走れる所で紅葉シーズンにはいい所かも知れません。
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前回の続き、河野裕子の「たったこれだけの家族」を読了しました。歌のほかエッセイも素晴らしく自然に読め、軽く読めるようでいて言葉の選びも深い。加えて巻末の歌は一首一首が感情に残る。題名になった
「たつたこれだけの家族であるよ子を二人あひだにおきて山道のぼる」
は自身共鳴するものあり。
岐阜にあってはハイキングと言えば岐阜城=金華山に行くのが一般的かも知れませんが、私らはもう少し高い岐阜市最高峰の百ヶ峰山に子どもの小さい時によく出かけた。リュックにおにぎりとお茶を持った軽いノリの登山で長良川沿いの古津川の南方斜面の雑木林の小道を幼い子らがケガをしないように挟んで登っていたことを思い出します。何だかんだ、百ヶ峰に毎年登ってたことが実に懐かしい。たったこれだけの家族、確かに確かに。