ちゅうとう骨折(4)

大げさに言えば運命の手術の日、8:30に最低限のもの、携帯、メモ、時計を持って家を出てトボトボと歩いて病院に向かう。入院棟に入り6Fに上がり2人部屋に入る。入院部屋とはいやーな感じですが、もう一つのベッドは空き状態で中庭が見える窓側に入ります。遅れて荷物を持って奥さん到着。入院着にかえてまず健康診断から入ります。CTを撮り、点滴が落ちていくのを見ながら13時、手術室へと向かう。奥さん、家庭訪問で一旦帰宅。頭に水色の帽子をかぶせられ台に上がる。横になり、首に麻酔がチクリ、その後異常に締め付けられ、手がしびれていくうちに感覚がなくなる。ジプシーキングの音楽が流れ始めた。チクリとすると切られていくような気もする。そしてバブルを吹き付ける音、ドリルの音が続く。血圧計の音が間欠的に鳴る。ずいぶん時間が経ったときにかなづちのたたく音が聞こえた。よくわからんが、大工の仕事場のように聞こえる。かなり時間が経ったとき、「先生はもう縫っておられます」と看護の人に言われ我慢がもうすぐ終わりと知る。「いかがでしたか、少し砕けた骨を取るのにてこずりましたが順調でしたよ」とN先生。時間は16:30。うーん3時間、当初は1.5Hくらいと聞いていたので短くはない。女医のN先生を見ると血しぶき飛び散ったゴーグルに手術着で、えらい格好です。本当に順調なのか・・?包帯と三角巾で部屋に車いすで運ばれる。そばの夕食のあと憔悴した頭に麻酔が抜け始め、ジンジン激痛が襲ってきて痛み止め打っても眠れぬ夜となった。そうこうしていると熱も出てきて熱い。