「関ヶ原、殉死」読了

京都往復の道中、車内は読書に良い時間。もっとも近鉄からJR草津までは混雑で座れず無理ですが。自分の遅読から約1年以上もかかった新潮全集の司馬遼太郎関ヶ原、殉死」を読了。県立図書館から1年も借りっぱなしで…しかしこんな全集本には予約が全く入らないらしくスルーで、その点、立派そうな本の有効活用に貢献したかも。家康曰はく「軽蔑されながらも世間一般は義ではなく欲望と自己保存の本能によって動いている。立派な理屈など後でどうとでもなる」なるほど。今に通じる示唆です。また、近鉄沿線の桃山御陵は実は明治天皇陵だということを知りました。近くに乃木神社があることを知り少し驚き。「坂の上の雲203高地にも詳しく登場する乃木希典ですが、いい悪いは別として、実にこの近辺は歴史の宝庫です。今度一度行ってみたいと思います。

次はまたまた分厚い文芸春秋の全集「翔ぶが如く」を替わりに借りて帰る。
さて、桃の節句にあわせて干支の交替をやりました。