伊吹山

12月に腰痛になって以来こわごわリハビリ程度の練習しかしていませんが伊吹山ヒルクライムの日が来ました。正直15kmの登りに耐えられるか心配です。もっと心配なのは8000円の参加費がもったいないことで、せめて足を着かずに完走はしたいというのが今日の目標です。ゆったりと息子の朝食も用意をして出発、会場は8時過ぎに着きましたが無料駐車は満車で有料に回ってくれとのこと。何と有料と変わらない場所に無料で置けました。白髪交じりの隣のおじさんとラッキーでしたねと軽く話をしたあと前の会社のMさんを見つけ話をします。いつも参加されています。スタート地点へ移動します。いやーみなさんのバイクはどれも高級コンポ付きのカーボンフレームハイグレード品です。30万はするかな・・、きょうび裕福な人が多いか?おらのは10年前のアルミなのに。

50歳以上を2クラスに分けてスタート。焦らず急がず抜かれても抜かれてもマイペースで回します。九十九折りから尾根すじに出てからだんだん落ちてきた人を抜き返します。足を使った人はこのあたりで駄目駄目ですね。10kmの伊吹山の山肌に取りついた急坂もマイペースで切り抜け完走できそうな目処が出て来ました。しかーしここから厳しかった。10%くらいの坂ですが既に足が回らん。左足がピクピク、空気も薄いような・・。無理をすると腰にも悪くなるしひたすら耐えに耐え小屋が見えはじめ解放される希望が出て来ました。足を着くことなく完走できたのが唯一の収穫か。タイムは1時間40分程度で過去より悪いかも知れません。頂上で解放感にふけることもできず、12時半に下りのコースが閉まるということで慌てて下ります。時々に止まって写真は取りましたが、高速なくだりは危険で落車下人が出血で倒れておられました。救急車が登ったので深刻だったかもしれません。一瞬の不注意が致命的になることがあります。頂上付近は残雪があり、中腹はまだ桜が散りかけで桜がふりかける花吹雪の下をくぐって行く時は美しいものです。無事下り隣のおじさんと談笑しお別れ。早々に引き揚げました。


14:30着。家事をこなし夕方ベランダから西方を見ましたがいつも見える伊吹山の姿は乳白色の霞でみえません。
「銀輪の 駆けた伊吹は 春霞」

体たらくに懲りてこれで終りにすると、その日いつも思うのですが、なぜか募集の冬の頃になるとエントリーをクリックしてしまいます。ひょっとしてまぐれで今年こそ汚名挽回いいタイムがでるかも・・?と。ギャンブルではないですが中毒性があるかもしれません。