加納のカネタタキ

台風18号通過で天候不順な3連休は濡れた路面では自転車にも行けずもっぱら運動はウヲーキングです。一気に咲き始めた彼岸花加納城址から清水川沿いを歩いて天満宮で一礼。秋の気配にしっとりした空気の街路を歩くと家の庭や茂みから「チッチッチッ・・・チッチッチッ」とかすかな音が聞こえます。
今のマンションに移って来た最初の秋の夕方、かみさんがベランダで「あの小さい音・・何かいるぅ?」ハテサテこんなマンション上層階にして不思議な怪しい音。にしても、声は聞こえど姿は見えず、どんなんかなぁと音を頼りにググってみるとどうやらカネツキ虫(正:カネタタキ)と判明。そのお姿は緑鮮やかマツムシ、ウマオイ系でも鈴虫、コウロギ系でもなく、冴えないカマドウマ系に近い陰湿ぽい恰好でがっかりでした。
虫、その昔、子供が小さいときに自転車で山道にいたキリギリスを捕まえて持ち帰り飼ったことがあります。きれいな緑色の体、キリリとした顔、籠の中でで最初は可愛らしく切れのある声で鳴いていたのが慣れてからはやがては夜中まで鳴き続ける睡眠妨害魔に変身し閉口したのを思い出します。意外にもカネタタキは加納界隈のあちこちの路地で聞こえますがその鳴き声はかそかで静謐、秋の夕暮れにコウロギ系との輪唱マッチしてますね。
虫の音を聞きながら加納宿場跡を歩くとやや狭い路の向こうに大きなマンションが建つのが目に入ってきます。ここ最近特に建築ラッシュで変化も速く毎週末帰ってくると少しづつ周辺の様子が変わってます。大きな空き地はマンションに小さい空き地は家か駐車場になるようで、JRも不動資産の現金化ということかもしれませんが長い間空き地になっていた社宅跡も住宅とマンションになるようです。
今の時代人口増は悪くないですが・・・なんでこうもバラバラに建つとねぇ秩序がないなぁと・・。ドイツやクロアチアの小さな街のの写真を見ると建物のポリシーや統一感があって美しいなぁと思います。多分外見だけで判断してはいけない、メリットデメリットはあるにせよ本当に統計(GDP)の数字が示すほどこの国って豊かの?と思います。
さてかみさんと娘の東欧視察旅行の土産、チョコとハチミツ、ジャム、グミ。そして私が敢えて頼んでおいた自転車用グローブは少しお高かったようです。