5月から読み始めた罪と罰の1、2、3巻をやっと読了。読み始めて「これはマズイぞ、この手の文章ダメかも」と思いましたが何とか年内に最後まで行きました。遅読の私にしてめでたしめでたし。
ロシア文学か、ドストエフスキーなのか、兎に角この小説は会話ばっかり多くて話の筋もよくわからん。「刑事コロンボのような・・・云々」という書評、宣伝?とドストエフスキーというネームバリューで読み始めてすぐそれはだいぶ違うという後悔が、その印象は高低波打ちながら最後まで続きました。慣れというか、分かりにくさと言うべきか・・・。ロシア正教とかコミューンというものが多少わかり、ポルフィリー予審判事の心理的な追及など面白いところがあったのが救いでした。加え読書ガイドにあとがきがまたずらずら、芥川龍之介の小説1篇くらいに長くわからん部分も多々。余勢をかってカーラマゾフ、悪霊・・と進もうとは思えない。で、次はドメスティックで正統派純文学の遠藤周作、深い河を借りてきました。これは苦労することなさそうな気がする。
大掃除にクリスマス間近、かみさんがクリスマスリースを飾りつけました。師走、年も押し迫った感あり。