カモのご機嫌伺い、「新樹滴滴」永田和宏 読了、金華山HCほどほど夏疲れ

夏は異常に暑かった。例年並・?いやそれ以上??

カレンダー通りの勤務日程も今年は盆の3日は有休をとって16日(金)のみ在宅勤務とする。このあたりは自由度があります。梅雨明け以降の京都、岐阜は一気呵成に暑くなって、この気温パターンには慣れていても予報で40℃近辺の気温と聞き窓外の殺人的日差しを見ると外に出るのもなんとなく勇気を出さねば。まして昨今、南洋に台風がいると湿ったもわっとした空気がまとわりつくように湿度の相乗効果で暑い。かねてより希望の湿度予報も出してほしい。そんなわけで適度の運動は早朝の散歩、夕方の活動をもっぱらにしてました。

まずは8/10は自転車で夕方に出撃、それも近場の金華山DWのヒルクライム(HC)は久しぶり。暑さに苦しみつつ長良川鵜飼いの乗船場からドライブウエイへ。10年ほど前の日記では夏季時間を惜しむように飛騨、信州の1000m級の峠を2つ越え3つ越えていたのが幻のように思えます。まぁ、これも年齢なりの活動スタイルというものでしょう。それでも連日金華山しょぼいアタック。

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金華山岐阜公園側 17.47k 1:01:05  獲得標高 323m

https://strava.app.link/pev6uiJLNZ

金華山岩戸往復 21.54k 1:15:57  獲得標高 438m

そんなこんなやっている時、38℃にもかかわらずサイクルの先輩氏から池田山HCの報が入ると、ハテ己はこんなことでいいのか??もっともっと負荷を上げるトレニングが必要ではないかと思うようになり金華山DWへrunで行くことにしました。夕方の16時とは言え37℃くらいはある。

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金華山DW 1:25:04 平均ペース10:08/km

この時はさすがに全身ずぶ濡れ汗まみれ、個人的にはいつ以来だろうという汗のかき方でした。帰着後コーラを飲んでスッキリ。

「この暑さいかにかはせむ38℃の 液体となり木影にしづむ」

しかし仕事も始まった1週間後に問題が起きる。木曜の深夜、寝ていると右胸の肋骨下の急激な痛みに襲われ前後も不覚な苦痛で眠れぬ夜を耐え朝を待ってけいはんなの大病院に行く。歩行も苦しいホウホウの体で外科検査したものの原因不明。その日は帰って翌日に内科検査をやりましょうとなる。ベッドで休ませてもらい少し治まって帰ったその日も食事を採った後から急激に痛み始める。これは聞きしに及ぶ胆嚢結石ではないかと疑うもCT、エコー、胃カメラも明確な原因不明。医師曰く「まあ肋間神経痛じゃないですか」と、「ホンマかよ・・?」創痍の右胸押さえながら不満の残る結果も仕方なく聞く。一体何なのか?ひとまず食事をとることがマズそうなので3日間食事を絶つとなんとか痛みは弱くなってその後食事をとり始められました。単身赴任先のことゆえ生活自体の自由が効かず、自らは弱い立場を知りましたが何とか誤魔化す術を見つけた感じがします。何かが原因となって体のどこか壊れたハズですが根本原因不明で何とも言えず、空腹と体調不良を引きずった寂しき夏の後半でした。それにしても3日くらいお茶にコヒーだけで過ごしましたが何とかなるもんというのがわかりました。

それ以来高負荷運動はひかえて朝の散歩。岐阜帰宅時は天満宮と岐阜駅を回り、駅の噴水にいるカモご一家のご機嫌をうかがって帰ります。最初は何故いるのか不思議に思いましたが人工の噴水水路にいる親子は人も怖がらず適当に愛想を見せては人だかりでカメラを構えた人も見かけます。野生とは言え奈良の鹿同様にしっかり人に近寄ってくるのでエサをもらっているようです。4匹の小カモ、既にそれなりに大きくい、一体つまで居るのか?

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「新樹滴滴」永田和宏を読了。これも時間を要しました。文章は平明ではあっても場面、感情を表現する言葉が豊富です。中の一節でリチャードドーキンスの「利己的な遺伝子」を取り上げられています。私も大分前に読んで「おお、そうだっか!」と変に膝を打った記憶がありますが、生物という個体が生存を争っている姿は実は生物の中のDNAが生存するために生物を乗り物として利用しているという概念を「短歌」と「歌人」に置き換えて今を生きているというという下り。理系的にして文学的なところにいいなぁと感あり。

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