木曽川CR犬山往復 永田和弘「夏・二〇一〇」読了

正月が長かっただけに1週明けの3連休は正直ありがたいです。小寒にしてこのところ晴天が続き極端に寒い日は無い。暖冬というのは否めませんが自転車にとっては好都合。前回、木曽川サイクリングロード(CR)をちょっと走って久しぶりに犬山へ行ってみたくなりました。普段は誰も行かないような峠含めて孤人で淡々と峠クライム。いわゆるソロ。偶然出くわす鹿、キツネ、タヌキ、リス、猿が旅の友ですが、久しくサイクリングロードへ出てみると流れるような隊列について秩序よく走るのも良いものだなぁと思い始めます。うん?あーヤダヤダ年齢からくるオッサンの人寂しさかもしれません。
10時にスタート、寒くないのでウンドブレークジャージはやめて長袖タイツにウインドブレーカー、足はシューズカバー。家から南下、笠松から対岸の木曽川CRに入る。意外なことに風が強くほどほどに足を使います。それでも平坦路なので問題なし。このCRが今ひとつなのは犬山手前くらいから道が無くなる点でしかたなく一般道路を走って犬山到着。犬山城白帝城と言われるように木曽川の断崖にある。白帝城、本物の劉備の城を私は知らない、ほんとうにそうだったのか?城の前渋滞で観光客多く、それに加え成人式らしい人が写真を撮ってます。やはりちょっとした観光地には違いない。城門前でポケットからヤマザキの羊羹を1個出して補給し即帰路へ。帰路は風向きが逆で追い風、楽々に帰る。

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犬山城

時すでに昼を過ぎ、「どこかで外食でもしたら」と奥さんよりありがたいmailがあり、久々に加納城址近くの岡田屋さんに行く。ここは何度も来てましたが最近は遠ざかってます。ナポリタン以外を注文することはないのですが、以前より麺が太いような気がしました。加納城址の中を通ると未だにコスモス咲いている。月並みに言えば温暖化、とにかく今年は伊吹山奥美濃にも雪が少ない。数年前、関ヶ原が雪の原になっていたのが懐かし。駅に向かい、ソフトバンクでせしめた31アイスの只券を使用し運動後ののデザート。
山茶花の横にコスモス咲き残る 珍、いや気候変動は言うまでもなし」

永田和弘 歌集「夏・二〇一〇」読了。あとがきに書いてある通り夫人の河野裕子氏が亡くなる前後ターミナルケアの最中に詠まれたの歌が後半を占める。前に読んだムック本はアンソロジー的で中でも初期の作品の起立した言葉に感じ入り、今回は平明で沁みるものあり。いかに短い言葉でイメージを表現できるものか、研ぎ澄まされたような言葉遣い惹かれるものがあります。

「きみがゐてわれがまだいる大切なこの世の時間に降る夏の雨」
「悔しいと君が言ふとき悔しさはまたわれのもの霜月の雨」
「「わたし、死ぬの?」問いてかなしきまなざしにつひに無力の言葉よことば」
「たつたひとり君だけが抜けし秋の日のコスモスに射すこの世の光」

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