信貴山往復(63km)、洛北往復(91km)

この3月下旬にかけて多忙。娘の卒業に引っ越しを予定。ピーク時期に当たる引っ越し業者のコストは平時の三倍も高く日取りの自由が利かないので自前でやり切ると決心。何度かの引っ越しで車に入る荷物量の推測精度は上がっているので残りは先に宅配で送る予定。まず来週は瀬川からの引き上げ、再来週に横浜へ移動で・・要するに時間が足りぬばかりか長距離移動に体力も持つか?特に横浜なんぞ車では行ったことの無い場所で緊張あり。

「卒論の発表終へて背伸びする陽に満つ学舎とグランドを背に」

そんなこんなで先週今週と体力維持のサイクルトレーニング。

3月1日(日)昨日の雨が上がり路面も乾き始めたので信貴山朝護孫子寺に向けてスタート。前回車で来て是非自転車でヒルクライムをしてみたいと思っていた所です。9:00に祝園を出て木津川CR南下、西大寺から「ならくる」に入って郡山から法隆寺に向かいます。西大寺から唐招提寺薬師寺付近の信号待ちでほんのり梅の香りがする。所々川沿いは菜の花が絨毯になっている。自転車道にサイクリストは少なくひたすら突っ走り国道25号から紅葉で有名な竜田川を渡り休憩入れずに登坂開始。ここは住宅街の坂道もほどほどの斜度10%弱?浄水場交差点から激坂に入り20%くらいはあるか?と思いつつペダルを必死に回す。その後も緩んだ斜度はまた急になってどんどん王子の町の下界が見えてくる。前方に一人ロードの人が登っておりだんだん近づいて来る。ひょっとして追いつけるか?とふんばり続けるといよいよ近づく。「私より遅いとは・・珍しくヘタレな人だ」と抜き去る時に横を見ると私より若そうな感じの方でちょっといい気分でゴール。寺の入り口にある張りぼての虎の所で写真を撮ると、虎の前の賽銭箱傍に猫がいる。怖がる?様子もなく。

「虎の横猫は静かに目を細め朝護孫子寺投げ銭を見ゆ」

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朝護孫子寺

川のダム湖で若い方のバンジージャンプをしばし見ると本堂の護摩読経がスピーカーから鳴り始める「飛び降りる前の念仏を唱えてもらっているみたいよ」と話かけると若い衆ほぐれて笑い。ここは標高300m、意外に低いと残念に思うのは激坂のせいか。気分良くダ高速ウンヒル。帰路、法隆寺で写真。コロナで観光客おらず寂。13:20帰着。

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法隆寺の門)

63.12km 3:21:22 18.8k/h 獲得標高816m

https://strava.app.link/Rsx5Sa2up5

3月7日(土)午後から天気が崩れる予報で6:00に起床。歳のせいか早起きは苦にならず。京都縦断洛北の国際会館往復にスタート。コロナで京都はガラガラというニュースなので京都市内の混雑で足止めされることもないという好機と判断でした。7:40にスタートし木津川CRを北上し国道1号バイパスで川を渡り京都市内に向かう。都合良くアシスト自転車のおじさんを風よけにして宇治川、竹田、鴨川のサイクリングロード(CR)に下りて北上する。京都タワーが左に見えて二時間弱。このCRは右岸を走れば道が無くなり左岸に渡りまた右岸という具合で初めてにしては難解でした。五条四条三条と激混み区間も走るに問題ない人の少なさで京都を走ることを味わう。出町柳から桜が咲くときれいに違いないと思いつつ高野川沿いを川端通りを北上しやや市街から郊外の雰囲気がある洛北のついに来た岩倉界隈に入りコープで休憩。近くに見える比叡山は三角だったのかと見る。

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比叡山

ここから宝が池方面に南下する途中に駅伝の折り返しで有名な国際会館に到着。宝が池周辺で散策する人を横にトンネルくぐり山を下る。工芸繊維大学から出町柳のデルタで休憩。ほどほどに人出あるも多分普通の10%程度かも知れぬ。ジョギング、散歩、自転車、どれにしてもこの界隈は魅力的で実に良い。

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(鴨川デルタ)

来た道を下り伏見で国道1号の歩道を走り木津川を渡ってCRに入る。南風で逆風の中を根性でペダルを回す。コロナの影響か?自転車少ない。いよいよ左膝に痛みを感じつつ祝園まで帰る。とにかく念願の京都縦断を果たせて大いに満足感あり。この先洛北、鞍馬の奥には花背峠、芹生峠など魅力ある峠はあるが往復110kmに加えヒルクライムはちょっと・・無理かも。
91.27km 4:34:43 19.9k/h 獲得標高624m

https://strava.app.link/w9GvYS3up5

コロナの侵攻に静まるにせよ少し前の京都ではとてもこんな走行はできなかったハズ。コロナで感染を避ける行動を当然として、皮肉なことに激混み観光地は十分にソーシャルディスタンスが確保できる状況の自転車という活動に限っては個人で走るには好都合な状況にも思えた。