自粛下木曽川周回32km、アルベール・カミュ「ペスト」読了

有休を追加して4月29日より連休。5月6日までなので1週間強。在宅勤務は意外にも精神的な疲労も蓄積、自粛もあっていわゆる巣篭もりの休息ベースで連休は始まる。ちまた金華山、百ヶ峰などはゲートが閉鎖で山中での密集対策らしく占め出しの様相で敢えて出撃する気乗りもせず家の掃除、家事などで過ごすことになる。例年のことではあるものの端午の節句の飾りなど出す。

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連休終盤になった本日、ロードバイクのタイヤ交換して試運転ということで早朝に木曽川CR向けてスタート。この連休はrunを1回、自転車は新たな峠でも・・と思うもここに来て初めて出撃も何と言うことのない平坦路を1時間半程度走る。各務原から木曽川に出て犬山まで・・と思うも、特段何があるわけでもない。天気はやや曇り、木曽川の橋から伊吹山見えず。適当に一宮タワーを回るもここも占め出し状態。反対にサイクリングロードはランナー、サイクリストの縦列走行で混雑気味。早朝にしては人多く、笠松を回り早々に帰宅し、ちまきを食す。この端午の節句、幼少時は柏餅の記憶ですがちまきはこちらに来てからです。
32.7km 1:37:58 20.0k/h 獲得標高97m
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自粛で近隣散歩道中の徒然に野良猫写真を撮る。家族に送り始めた最初は好評でも長くは続かない。人間の慣れ、飽きっぽさというのは避けがたい。そもそも写真には何もの足りない。と奥さんに聞くと「よく見てみー。キラッとしたスター性ない!」とのこと。それはそうかも・・。育ちも誉れ高い出身でもない野良としての猫性が滲みでるのは如何ともし難いようです。そもそもこの猫たち、日中はあたりかまわず駐車場や道脇などに寝コロガッテいるところに出くわします。だいぶ近寄ってやっとムクと眠そうな、面倒くさそうな顔をこちらに向ける。今でこそ効率的なコロナ自粛スタイルかも知れませんが、ああこの怠惰、羨ましい。少しでも可愛い写真を撮るべく連休中はこちらも惜しまず努力。

「ひと気無き路にゴミ屑散らしたるカラスの無礼を見るネコ唸る」

「「タレント性無いね」と言われ猫二匹 仲よく花屋のガラスに映る」

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(ねぼけ)

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(センター)

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(センター右横)

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(センター左横)
アルベール・カミュの「ペスト」を読了。話題とは言えこれは厳しい作品でした。ブームで売れてるそうですが本当にこれを買った皆さんスラスラ読めているのか?と自らの能力を不安に思う。私の借りた文庫本は版が古く、文字がメチャ小さいせいで老眼鏡でも疲れて1ページもつらくなって眠たくなって撃沈。なにより日本語訳もちょっと日本語的には??なところもあり、詰まることしきり。やたらと長い情景描写が抽象的で観念的表現の連続で理解が進みません。緊急事態宣言で図書館が閉まり貸出期間延長されたのを良いことに余裕持ってましたが「解除、出口・・」が近いとなると追い込まれて行くようで切羽詰まり始めストレスになる。期限が迫る恐怖で根性入れてようやく読了。それにしても長かった。今日起こっているコロナ状況と比較し人の行動に初期の政治的な采配など似ている部分もあると思いますが、一方で今日のような横の情報網、SNSが発達した環境下とは比較できない部分もありますので期待したほどに参照するべきところは少ないと思いました。しかし主人公の医師が過労状態で疫病と戦う姿は今日にも通ずるところで疫病下で起きる物価高に社会不安などは現代も同じくシリアスな内容の小説でした。出口という言葉を頻繁に聞くようになりましたが、小説では最後まで疫病にかかって落命しますので警戒は必要です。
続いて中断中の司馬遼太郎「オランダ紀行」。

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