セルフ父の日、金華山DW

在宅勤務終了後の毎週末は帰宅する。京都~岐阜間の電車の中は往復の回を重ねるごとに人が多くなってきた。京都からの近鉄奈良線の急行には学生さんの姿が多くなってすっかり元に戻ったような感じがして、違いがあるのは蒸し暑い車内でもマスクはつけていることか。ペチャクチャと聞こえる会話は男女問わず声も若い学生さん。大人と呼ばれる世代の人はどういう反応か見てみるとマスク越しにじっと押し殺している。ただ学生さんの会話は少々うるさく思えるものの話している内容は不透明な冬の入試や就職活動だったりすると「会話をするな」という電子のアナウンスが少々ヤボに思える。感染拡大について若い人などとと一般的世代を絞った、その行動をたしなめるような報道の仕方もどうか?感染による社会的ダメージは一番重要で活発時期を過ごす今の若い人の今後に大きく影響するのも事実。岐阜市内の道路の車の通行量もめっきり増えて、信号待ちも長くなりあの行動規制の頃の空いてた状況が少々懐かしい。

「くりおはぎ有名店は駅前に七十年の格子戸しめる」

感染者数が横這いなのを見ると専門家の言う、この冬期にウイルスはもっと活発に人間の隙間を見つけて入り込むという説明に納得する。経済を回すことは隙を作ること、それは再び長期在宅勤務という可能性を暗示しているが、在宅勤務は今多忙も重なり朝も夜も休みも区別なくなりがちで在宅が終わった後も土日の空いた時間に条件反射のように仕事をするようになっている。疲労回復と気分転換に外を歩いていると、つい最近までやっていた伝統の和菓子屋やファッション関係の会社の店や本社が閉じて空虚な建物になっている現実を見ると暗くもあり淡々と歩く。在宅勤務はアウトプット管理が出来ないと上手く回らず難しいところがあるとは言えそんな働き方が出来ない業種から言えば恵まれていると言える。

休日にも深夜に少々業務、その後の眠りが悪く白み始めた本日5:00に着替えて金華山DWサイクルに出掛ける。静かな長良川沿いを川原町の古い街並みを過ぎる。朝7時前の金華山DWはゲートが閉まっているが既に何人ものサイクリスト、ランナーが走っている。天気が良く少々心リフレッシュ。ランナーは飛騨高山マラソンの水色のシャツを着ている人が多い。
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「朝闇のなかで回路を反芻し疲れる身体の脳は眠らず」

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本日は父の日。とりたてて威厳もなにも無いゆえ、その自覚があるゆえに何かを期待することもないわけですが、ご両人から日頃のねぎらいメールが来るのを見ると雲が晴れる。形式的な電子文字は味気ないドットの集合体であっても、いじらしく大切に思えこの時を保存するべ特別にメールを保存する。金華山から帰って来てシャワーに朝食を作りふと新聞の高島屋チラシに「父の日」をうたうプレゼントに両口屋の透明な羊羹が載っているのを見る。奥さん曰く「いいんじゃないの。」ということなので自分のための父の日プレゼントを買いに行くかぁという、倹約質実性格にして年に何度となく、実に珍しい気分になって買い物に出かける。しかし行って実際に買ったのはたまたま出店していた京都の五軒外 良屋(ういろ)の「みなずき」になったのは「夏越の祓」、今後半年の祓いを兼ねて。