5月に梅雨入りして、やっと先日から梅雨らしくなってきた。毎年この時期は首、肩、腰の疲れもあって体調悪く、ましてコロナということで近場で大人しく過ごす。義父に続いて義母もワクチン2度目接種が終わる。子らも所属先で接種、接種の予定が取れていて、50代の我々2人だけが置き去りにされている。やんぬるかな世の中、こんなものと諦めて待つしかない。今の50代の世代はある意味、バブルとか何かで地球環境始め世の資源を消費してきた世代でもありこれしきの忍耐は甘んじて・・・と個人的に思う。自賛の声も聞くが90年以降の競争力の劣化、現に所得レベル各数値の停滞を見ても30年近い時間資源消費の割に効果はイマイチ。「坂道錯視」という懸命に登っているつもりなのに、錯覚で実は坂を下っていたという寂しい状況か。同じ50代と言ってもTVニュースなど見れば、いわゆる優秀エリートと言われる層の不正、嘘、ごまかし、インチキがゴロゴロ、コロナ混沌の中で多く目につく。恐らく同じように受けたはずの道徳授業の効果は?、と思うと、所詮人は、ややもすれば性悪説的に存在というか・・。
「くちなしの花は朽ちゆく甘き香を五十路の人は振り向きもせず」
「ゆるやかに五十路登りて振り向けば坂道錯視下がる道行き」
昨日、晴れたので金華山DWに自転車。DW(ドライブウエイ)は雨上がりで路面はぬれているが問題は無し。晴れるとさすがに暑く恐らくいつもの夏のように40℃近くなると思えば30℃はまだ序の口。展望台で見れば夏の空に近づく。
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本日、岐阜市領下にあるハチミツカフェに行く。どんなところなのか?前々から道すがら気になっていた所で、実際入ってみると若い女性が多く、オッサンは返って目に着く。岐阜はマンボウ終わったと言え席が埋まっている。実際岐阜駅周辺はポツポツと店が無くなって空きテナントが目立ち始めたのでこの状況は健闘と言えるのではないか。私は生ハチミツ梅ソーダ、奥さんは生ハチミツティーとデザートを注文。ハチミツかけ放題というところが気に入りました。その後、昨日のサイクルトレーニングの際に高校裏手の長良川河川敷に偶然、野苺を見つけたので確認とあわよくば採取に行ってみる。スマホで調べると「草苺」というベリーらしく食べれるので袋に半分くらい収穫する。畑など持たない身なのでめったにない収穫作業にテンションが上がりその後暑さで疲れる。帰宅後、奥さんがジャムにする。野生種なので種が大きいものもあるがヨーグルトに入れると結構いける味でそれなりに満足。
5月から色々な本を読んで時間がかかったが、遂に息子から借りたダニエル・コイル、タイラー・ハミルトンの「シークレットレース」読了。タイラー・ハミルトンは2010年までの世界の自転車ロードレース界で好成績を上げつつドーピングが発覚しタイトル剥奪となる。自らのドーピングに至る経緯を独白的にノンフィクションとして書かれていて2012年スポーツブックオブザイヤーをとっている本書。何よりもショックなのはもう一人の主人公、ツールドフランス七連覇のランス・アームストロングのドーピングスキャンダルで、これまであまり詳しく知らなかったランスの金、権力の使い方、不正の隠蔽などなどを知るにつけイメージが大きく崩れていく。確か私は出張で通ったテキサス、オースチンに空港には大きなギターのオブジェにランスの絵が描かれてあったのをありがたく思って偶像として写真に撮ったのは2010年。成功の独占、権力維持と自転車レース界関係者(UCI)マネーの利害が一致し、業界挙げてランスを特別扱いしドーピング問題を隠蔽。ただでさえ激烈で限界に近いレース、扉の向こうにあるドーピング無しで成功を掴むことすら難しくあの時代を走る選手は相当暗く病的だったんだと知る。果たしてどれくらいクリーンになったのかとも思いつつ、まさに今2021年ツールのダイジェストを日々追いかけている。何か、ちょっと変と思えるスピードを連日維持している選手は本当にクリーンなのか?。ドーピングと検査はイタチゴッコとも書かれているし、やはり人間には性悪説的な見方が必要か?ツールで走っているかなりの選手はロードとTTで五輪の東京、静岡に来るので結構楽しみに思う。ところで、パフォーマンス向上のために血液中のヘマクリット値を50越えないギリギリに制御するためにドーピング医薬は使用されていたそうで、関心を持って自分の血液検査のヘマクリット値を見るとなんと47。あと3しか上げる余裕がない・・・と言うかもう相当に高い。それでいてこんなヘタレの走りしかできない自らをまた暗澹と思う。
「ドーピング秘密の部屋は窓も無く七度連覇の顔の闇がり」