文月の畑仕事、金華山DWライド(21km)、ユンボウイズマ勝つ

参院選挙に銃撃事件の騒がしさのなか息子は事無く一時帰国した。前回の隔離期間や羽田送迎作戦もなく今回は穏やかでスムーズな帰国となったが、「ルフトハンザの座席周りは良くなかった」と不満を一言、いたって元気である。普通と言っても、帰国直前の国基準の水際対応ではそれなりの運や不運に巻き込まれるようで搭乗前の72時間のPCR検査陰性が必須で、忘れて空港で検査を行うと4-5万円の出費(市中なら只)。尚且つ陽性となると待機ホテル費用に検査費用など、この円安期に結構な出費が一気に膨れてパニックになるらしく、帰国者の間では陰性証明獲得から始まる一連の段取りがシリアスになっているらしい。出発前の欧州は熱波到来で35℃以上になっていたそうでエアコンの無い建物の多い欧州の街は大変に違いない。多湿ではなく乾燥で紫外線が強いことが暑さの質としては痛く感じるそうだ。雷雨がの後に晴れて通りの樹木にセミが鳴き始める。ぬるま湯のような雨が上がった後は異常に蒸し暑い。湿潤に弱い私としてはこの日進月歩のAI時代に気温だけでなく湿度予報くらい出して欲しいと思うところ。部屋のカシオ温度湿度計は連日朝から気温31℃に湿度Hiと表示され(本当か?)、客観的データからして不快で体調も芳しくない。
「夏の日の主役は帰り来、昼下がり街路樹ひとつオーシツクツク」

奥さん出勤、息子は昼食のカルボナーラを作ってくれる。もっぱら食事はパスタが多いとか。土産としてDallmayrの珈琲をもらい昼食後と午後の休憩に美味しく味わう。在宅勤務で話す友達は奥さんのみという、世に言われる「ボッチおじさん化」進行の激しい私としては息抜きの会話を含め有難い。先日は娘から遅い父の日のプレゼントとしてラコステのシャツをいただき普段は自頭至足先ユニクロの私としては感謝感謝。

2つ目の並走プロジェクトが終盤になって早くも別のプロジェクトがスタート、ちょっとした息抜きで溜まった疲労がどっと出てくる。昨今、半導体業界としては需給バランスは緩んでいるようで台湾大手のFABも若干余裕があるらしくあれこれ変化速い。かつての国内電機会社は工場に流して利益が取れる製品が無くなりやがて微細化に向かう再投資も回らずドロップアウトになった。補助金で工場は建っても償却できるくらい流す商品が継続するかが問題で早晩流す製品の開発が問題になるような気がする。

金曜日の夕方に散歩を30分、天満宮の提灯祭りも行われていた。今年は例年通りらしい。次の土曜日に久々に息子と自転車。息子は私の新しいロードバイクを乗っていく。長良川河川敷を流して川原町の古風な街並みを通って金華山DWに入る。毎度のことながら、一緒に登るのはあと何回か?と思いつつペダルを踏む。
21.12km 1:21:44 15.6k/h max39k/h 獲得329m
https://strava.app.link/3ssJOpW8tsb

植え付け後の状況を見ていなかった畑のカボチャを昨日、大垣赤坂に見に行く。3つ苗を植えたはずが驚くほど様子が変わっている。面倒見が悪く伸びに伸びたカボチャがジャングルのように蔓延り葉が腰くらいまでの高さになっている。生命力や恐るべし、隣家の塀に達し越えんばかりになっているので防止のためにカットする。奥さんと二人で1時間、汗だく必死に幹を切っていくのは自然の猛威に立ち向かうような心境。昔、実母は雑草の生えるのを「自然の猛威」と言っていたのを思い出す。ゴロゴロとカボチャ収穫量は多くて消化しきれず義父母や近所のひとに配ることにする。我を忘れた遮二無二の作業で腰や背中は知らぬ間に疲労が凝り固まって残っていて帰宅後はダウン、にわか週末農家は中途半端に楽ではない。

オニユリも咲く)
今朝未明にツールドフランス2022で我らがユンボウイズマがとうとう勝った。デンマークのヨナス・ウインゲゴーがタディ・ポガチャルに勝って総合優勝になり実に喜ばしい。本当はユンボのプリモシュ・ログリッジに勝って欲しかったが残念ながら落車の負傷でリタイヤとなった。18ステージ、ユンボのワウト・ファンアールトの機関車でウインゲゴーが勝利を決めたピレネー山脈オタカム峠の映像を見て涙腺が緩んだ。デンマークコペンハーゲンスタートした今年のツールは面白かったと思う。4年前までは魚市場のパート従業員だったヨナス・ウインゲゴー(25歳)がユンボにスカウトされ、わずかの期間でトップに立った。このことも含めロードレース界の懐の深さ、この数年で年齢構成はガラッと世代が若返って世の中の時代の変化をつくづく感じる。
「三週の勝負を決めるピレネーユンボは勝ちたり少しいい夏」