川島屋草餅ride(61.6km)琵琶イチride(150km)、虎翼ロス

毎日早朝に出かける散歩で名鉄ガード下の土手にやっと彼岸花が咲き始めた。自宅に戻るとテレ東や公共放送の経済ニュースなどチャンネル切り替えチェックしつつ自分の朝食を作り奥さんの朝食+持っていくコーヒーなど準備する。全室フローリングを軽くクイックルで掃除してから洗濯物干しに取り掛かりTVは流し見する。一連を仏教の「行」ように、在宅勤務ではルーティン化している。洗濯干しの間、ニュースが終わる8時前にTVを消すところをこの半年間は自分には実に珍しいことに評判の朝ドラ「虎翼」を続けて流し見していた。一般紙にも書かれてあったが、普段意識的には取り上げられにくい憲法や個人の基本的自由や平等の権利というシリアスな内容をドラマで上手く表現されていて普段ドラマ見ない私の目でも魅力があった。今どきはブラックにパワハラ、ルール無視に違反、不正のニュースが絶えないのを見るにつけ我々世代が受けた学校現場での道徳教育の効果の虚しさをつくづく感じる。政治や組織の管理的立場になっている人の多くは私ら六十台前後の世代で、表面的であっても同じように教育を受けてきたハズと思うが・・。同調圧力の強い抑圧の中、少なくとも個人の基本的な生きる権利の大切さをドラマの中とは言え浮かび上がらせる機会を作っていたように思う。10月になりPCと机に向かう十数分の空虚、「虎翼ロス」と言う心境を人並みにを味わう羽目になる。

「網戸より入り来る風も秋めきて始業の前にひろがる虚しさ」

名鉄彼岸花
9月29日曇り、長良川サイクリングロード(CR)を使って南濃の川島屋に草餅購入rideに出かける。草餅はやはり川島屋で久々なので用意よろしくトレイルラン用リュックを負っていく。開店一時間前の7:30スタート。加納から西進し今嶺で長良川河川敷のCRに下りて南進。天気は思ったほど良くなく、道中時折小雨が降って来る。約一時間で南濃大橋を渡ってしばらくして右側にお千保稲荷が見えてきたのでついでに自分として3度目の観光。本邦三大稲荷神社の一つらしいが9時前なので人はまばら。参道はナマズ料理とか評判の串カツ屋が軒を並べる。最近ここは若者の「月越参り」というイベントで賑わうらしいので昔より活況なのかも知れない。なんでこの周囲は田園しかない稲荷神社に若者が集まるのか・・?と思わないでもない。元の道路に出て数百メートル西進し草餅の「川島屋」に到着。開店から30分、既に人が多い。10個入り2パックを取ってバーコードもしくはカード決済をお願いするとダメと言われる。今どき現金決済のみとは・・昨今現金をあまり持ち歩かなくなってハテと財布を覗くと千円札1枚辛うじて見つける。渋々1パックのみ購入。自転車でも最低数千円は持つべしと教訓。帰路、輪中堤を通るものの土手に群がるハズの彼岸花はポツポツとしか咲いていない。11時前に無事帰着。この日、名鉄岐阜駅にあったパレマルシェというスーパーが閉店した。この前JR岐阜駅の成城石井も閉店したので駅周辺の食料品購入が一気に不自由になる。顧客には高齢の人も多かったので何かと大変では・・と思う。

59.77km 2:34:12 23.3k/h max42k 獲得227m

https://strava.app.link/npKv6L4pRNb

(串カツ屋)
10月の3連休は天気図ものっぺりした大陸の高気圧に覆われ穏やかな晴天に違いない。死ぬまでに一度はビワイチと思っていたので10月13日(日)に念願の初ビワ(琵琶)イチを決行する。朝4時に起床、奥さんの迷惑にならぬよう物音立てず準備して4:40に出ていく。デポ地点の米原道の駅「近江母の郷」。時刻6:31、眼前を数人のロードの隊列がすっ飛んでいくのを見ながら反時計回りに自分の体調を伺いながらゆっくりスタート。路側帯の路面にはビワイチの青いコースラインが引いてあって大いに助かり、長浜城からは上級者向けラインに沿って加速する。湖北までの間にパンク修理中の一団がいあたが恐らく出発時に眼前を通ったグループらしい。木之本から左折し賤ケ岳隧道への登り高々5%程度?を順調に越してトンネルを超えると昏い湖面が一気に眼下に広がる。ここで写真を撮っていると坂道で追い抜いたカップルが来て立ち話少々。守山から1泊2日のビワイチだそうだ。

「昏き水たたへて広き湖は突如あらわれ吾を吸いこむ」

先を急ぐので早々にダウンヒル近江塩津から岩熊隧道を抜けて海津大崎を巡る。湖北の湖岸沿い一帯はキャンプにセーリング水上バイクのレジャー客が朝から多い。調子よく30k/h弱でペダルを回しながら湖西の田園地帯に入り次の目標は白髭神社でマキノ、近江今津は風車街道に乗ってすっ飛ばして行く。日差しは厳しく9時を回ると給水ボトルの水が無くなりピンチ。コンビニを探しながら走るものの道沿いには出てこない。何だかんだで白髭神社にやっと到着。ここまで3Hで75km、行程の50%を平均時速25km超、自分にしては速い。映える写真を・・と撮っていると爺さんライダーが横に来て「写真を撮り合いしましょうヨ」と言われる。「私はいいです・・」とも言えずお互い撮り合う。横浜から来ているという爺さんはとんでもなく話し好きで話題をコロコロ変えて延々最後は西国霊場33番巡りの話題になり15分。「あの~水・・私自販機で水買いますわ」と打ち切って水とコーラを購入し改めて神社で休憩。湖面の鳥居近くには多くのカヌーが浮いている。そこから25kmで琵琶湖大橋の道の駅に到着。さすがに風光明媚、ここで蕎麦とおにぎり1個の昼食。

「平均は25kmといつになく我が健脚は湖岸を疾走」

「白髭の鳥居の前に老い二人たがい撮り合う ああ柄にもなき吾」

大橋を湖南へ渡りサイクリストの聖地と言われるモニュメントに到着。ここでも大勢のローディに混じって写真。以降、湖南のさざ波街道を一路彦根に向けて爆走するものの若干の向かい風になる。既に走行120km近くで疲労もあって22k/hの速度で下ハンドルを握って必死にペダルを回し続ける。再度水がなくなり八幡のコンビニで休憩すると右膝の痛みにも気がつく。残り20kがなんとも苦しい。前を行くローディーを追いながら彦根を過ぎて米原のエクシブ琵琶湖まで帰ってくる。やっと先が見え、デポ地までくると間6時間10分、149kだったので一旦通り過ぎて150k以上にして戻り無事ゴールとなる。尻や膝に首や肩、あちこちが痛くギリギリかも知れないがここは自身の能力を出させてくれる良いコースだったと思う。ハマイチに比べても道路事情も格段に走り易かった。ひとまず最長走行距離を無事更新。
151.9k 6:21:09 23.8k/h 獲得366m
https://strava.app.link/pR6JXaUMONb

(賤ケ岳隧道出口付近)

白髭神社前、青線がコース)

琵琶湖大橋道の駅)

(サイクリストの聖地)

(ゴール後、この日コーラ2缶目)

10月14日(月)三連休最終日、岐阜駅近くでやっている「おやつマルシェ」というイベントで銘菓、栗きんとんに因んだ和菓子の販売があり長春堂「栗すだれ」を買って食べてみる。栗きんとんを羽二重で巻いたもので美味しかった。これが1500円、栗きんとんも1個300円前後とするとお得に思う。毎年のこととは言え栗の和菓子を食べるといよいよ岐阜の秋の本番を感じる。