ride:鳥羽川桜堤(43.1km)、はじかみ&佐野坂(62.4km)、千鳥ヶ淵その他、木下龍也氏「あなたのための短歌集」読了

このところ、朝晩の寒暖の差が激しいこともあって腰の容態は芳しくない。朝夕の散歩では間欠性跛行の症状もあり、一度良くなりかけてまた悪化。古傷の脊髄のL3、L4の椎間板が怪しい。そもそも仕事は一日中の座りっぱなし、これが良くないのは明らかで一種の職業病みたいなものか・・。アレコレ形や姿を変えてレッチをしてもダメっぽいのでとうとう整形外科に行ってブロック注射のお世話になる。約10年ぶりくらいでかかった整形外科は大先生、若先生、もう一方の3人体制になっていて激混みだった以前に比べて待ち時間が改善されていた。レントゲン検査もしたが加齢による水分不足で椎間板の変形も進んでいるのだとか。歳を取ると怪我や負傷は治りが遅く致命的になり得ると、転ばぬ先の用心を思い知る。桜の季節、街なかを歩く人が少しは増えたように思う。

「岐阜祭り枝垂れる桜の通りから心そぞろに見る十五夜の月」

先週、岐阜で開花宣言、東京でも開花宣言がでたばかりの3月21日、子らの用事で東京に行くことになる。まあ折角なので1泊し、ちょっと前に電話をもらった従兄弟と会食する予定を入れる。当日、新幹線で東京に11時前に着。奥さんは自分の友人とランチのため丸の内に向かい、別行動の私は一人で一旦荷物をホテルに預けるためタクシーで竹橋向かう。腰痛で長距離の歩行はまだ厳しい。夕方までは自由で、まだ時間があるので息子に聞いた豪徳寺に行く。千代田線から小田急で経堂へ。昼食は駅前スタンドで質素に蕎麦。今日はあいにく息子氏は友人の結婚式に出かけて不在なり。晴天、日差しが強く腰の衝撃を最小限にヨチヨチと道に延びた影を選んでを経堂から豪徳寺まで歩く。東急を渡ると寺の壁が現れたので正門に回るとオオ、インバウンド。無料拝観はありがたく、折角なので有料の線香など炊いて煙を頭と腰に当てては拝む。ここは招き猫が有名。少し奥に進むと長蛇の列ができていてその反対側に、おお招き猫!おびただしい数の素焼きが置いてある。皆さん猫を持っては例のポーズで写真を撮っている。行列は購入するためらしく、列の横から発券機を覗くと値段はピンキリで売り切れたものもある。いやいや商売繁盛。置いてある猫は願いがかなったお礼参りに奉納したものらしい。大量に架けてあった絵馬も日本語以外がほとんどでインバウンド客必須のアイテムなのだろう。ただ、猫と言っても本物の猫ちゃんは一匹もおらず私としては寂しいいものあり。

「商売の猫しかいない境内は溢れる活気に横文字言葉」

豪徳寺を後にして梅が丘の羽根木公園や松原周辺を散策し大手町のホテルに戻る。夕方、奥さんと歩いて神保町界隈の「鴨ときどき馬」にて従兄弟の兄弟と会食する。なんと30年ぶりの懐かしさ。それぞれ来し方行く末など色々な話題を交えて2時間半ほど、あっという間に過ぎる。海外生活やAIにも詳しいので私達にとっていい刺激になる話が多かった。

(大きいのは高い)

(東急世田谷線)

(せたがや百景、銀杏並木)

翌日は東京駅に荷物を預けてゆったりと九段下の千鳥ヶ淵に行ってみる。武道館では近くにある大学の卒業式があるようで袴姿の人通りが多い。私は初めてだが千鳥ヶ淵の堀端をぐるりと歩く。期待半分、開花直後では桜はまだチラホラ、代わりに木蓮は美しく咲いていた。しばし武道館のカフェで行き交う人の様子を眺めつつ過ごし、昼近くになって市ヶ谷にある「中国飯店」にて子らと合流し昼食を共にする。ご両人とも元気で安心。約2時間余の食後、四ツ谷駅でいつものように子らを抱きしめて別れる。まだ時間があるのでメトロで日本橋に向かう。かなり昔から好んで読んでいる経済アナリスト氏のブログのスイーツ談義に登場するので千疋屋に行ってみるべしと。どこも待ちが長く本店パーラーはさすがに厳しそうなので代わりに高島屋の中パーラーを目指したがここも行列、待つこと40分。席に着いて苺のパフェを注文、うーむ安くはないが値段なりで懐の具合はさておき、「さすがに美味しいね」と奥さんと笑いつつ満足する。

「あれこれと思いを馳せし苺パフェ日本橋にて今日を愉しむ」

今回の個人的大目標をクリア。次に機会があればは同じく甘党オッサンアナリストのブログに登場するミッドタウンの虎屋でも・・。この2日ボロボロの腰痛に足の痺れを感じつつも来た甲斐があったと言うべき満足感あり。無事20時過ぎに無事帰着。

(開花チラホラ)

数日後、娘から関係筋からもらった高級苺が送られてきた。なんでも輸出用だったものの訳あり品だそうで私達には勿体ないくらいの美味しさ「どこに訳があるのか?」私にはわからなかったが、送られて来たパック数も多かったのでご近所や奥さんの友人に配る。先日の千疋屋に続き美味しい苺尽くし。こういうこともあるんだなぁとボロボロの体への慰めに似た気分で味わう。

3月28日(土)名古屋の会、旧会社の方々との会食。いつも豊橋と岐阜の中間の名古屋駅にて開催するが今年は2年ぶり。その間色々あったにせよ皆さんお元気そうで何より。いずれも半導体関係で私よりもアグレッシブな話をされていてホトホト感心する。話題はAIやAI半導体などやや専門的。還暦を過ぎると実年齢はあまり関係ないのだろう。2時間で追い出されたが実に楽しかった。

ブロック注射以降、徐々に改善を自覚できているので、じっとしていては体重も増えるので軽めのリハビリrideに出る。4月5(日)午前中は用事、午後13時に恐々と自転車に跨る。既に葉桜とは言え、残り咲きを期待して平坦路メインのコースにする。目的地は桜並木が立派な山県市の鳥羽川堤。加納から忠節橋通りを北上し畜産センター横を通って山県市内に入る。鳥羽川の桜並木はこれまで何度も通っていたはじかみ林道近くだった。自転車も2台いて、大勢の人が写真を撮っている。川沿いの桜並木は延々3~4kmはあったか?ちょっと長すぎる気もするが立派で見応えはあった。帰路は最短コース高富街道旧道を使い少し実験的ストレスを入れるため金華山DWの表のみソロリソロリと登ってみると意外といける。結論として歩行よりも自転車の方が腰には楽な気がしたが、聞くと実際そういうものだとか・・。

45.57km 2:15:19 20.2k/h 37kmax 獲276m

「山を駆け彩る花はたたあれど春は駆け足ポトリと椿」

(反対側、芝桜少々)

4月12(日)早朝よりリハビリride。強度を上げてはじかみ林道、佐野坂峠を回る。朝は寒いので長袖とタイツで6時早々にスタート。先週同様にアプローチしてはじかみ林道に入る前に一旦入念に腰痛のストレッチ。すっかり桜の散った山道を上がる。軽め28Tで回すとそう痛みも無く登り切れた。澄んだ空気の向こう、ヒルクライムレースのある伊吹山が遠望できた。美山側に下りて佐野坂を登る。通行止めのゲートはのり面の落石程度と大したものではない。出戸に抜けて再び武芸川に下りて椎倉坂から自宅に戻る。やはり自転車よりも歩行が厳しく朝夕の散歩で歩く方は間欠性破行はまだ残っている。
62.39km 3:12:56 19.4k/h 49kmax 獲867m

(はじかみ林道)

先に続いて木下龍也氏の「あなたのための短歌集」を読了。これは歌人の氏が2017年から4年ほどやっておられた短歌の個人販売で依頼者からの「お題」を短歌にして送り届けたものだとか。権利も個人的なもので本にするにあたって依頼者の同意を得たものらしい。個人的な歌と言えど「だれかのため」の歌でもあるという一行の詩としてもっともなことと思う。依頼者は女性の方が多いようにも思い、見開きの左に依頼文、右に歌が書いてあるが、どうも私には双方を見比べて難しく感じるところも少なくなかった。読みの力も必要か?と。加えて依頼者の満足感やピッタリ感はいかほどだったか・・と、むしろそこが気になるような感じがした。
「大きさも深さも違う花瓶にはそれぞれ似合う一輪がある」
「飛び方を教えてくれてありがとう空はこんなに重いんですね」
「「は」と打てば春のとなりにきみの名が芽を出している予測変換」
「もがくほどしずむかなしい海だから力を抜いて浮かんでいてね」
「みちくさの途中で気付く どの道の先にもさようならしかない、と」
「音を止め心の声を聴くために神があなたへくれた休息」
「うつくしい思い出になる10年を不安に歩く私でしたね」
「しあわせをひとりひとりに配り終え手ぶらで去っていく十二月」