丹沢大山登山駐在終り

2月から続く厚木駐在も終わりを迎えます。途中でリソース事情により1人が戻って4月から私1人になって追い込まれてます。1人では終らんかも知れんと思い休日出勤もいとわずやりました。「納期通り何事もなく良かったね」で終るには十二分に計算して時間マージンを持たねばやってられねえ。夜のホテルも仕事、土曜出勤、日曜のみ気分転換に厚木周辺を散策しました。経験上こんなに長い駐在生活、ホテル暮らしは初めてでこの年齢にして辛苦に忍耐の多い生活。思えば春も桜の記憶はないですね。首都圏に雪が降った2月からあっと言う間にアジサイの季節になった感じです。
納品の日程が見えてきた最後の日曜日。厚木からは北西に丹沢山系の大山というクッキリ三角の山がシンボルのように目立ちます。標高1200mくらいなので伊吹山と同じくらいですがケーブルカーで登れるようです。実はこの山の肩の辺りにヤビツ峠というのがあって自転車があればこっちに行きたいところですが、そのせいか街では結構ローディーを見かけ羨ましい限り。さて小田急は宣伝宜しくフリーパス1700円という1日周遊券を発売しています。得なのかじっくり計算するとお得になるのは伊勢原までの小田急往復切符320円くらいですな。それでも無いよりマシなので切符を買ってスタート8:30。
伊勢原駅のバス乗り場はリュックの老若男女がびっしり凄いです。ラッシュ、オオーこれぞ首都圏の山ガールやオジジという感じの人達。大山は阿夫利神社の霊山なので参拝目当ての観光地ですがほとんどの人は山登りが目的と言えます。気合の入った人の中にあって私のワイシャツスラックスはちょっと浮く。構わずすし詰めバスに席を確保して約20分、山麓に着く。江戸時代から歴史があるそうですが参道の両側には土産物屋が並んでいますが雰囲気は昭和っぽいです。もう昭和はレトロです。ここはきれいな水で作る豆腐が有名だとか・・店が多い。ケーブルカーに乗って中腹の阿夫利神社に到達。霞んでますが相模湾に前回行った江の島が見えているようです。良いところです。なかなか良いところです。




有名な湧き水を飲んでみると、その味、あんまり違いがわかりません。多くの人は頂上を目指して登山道に入って行きます。富士見台と言う所で富士山が見えると聞いて登ってみたくなり、革靴ですがまあ何とかなると判断。中年オッサンの甘い判断は遭難の元で笑いものになるケースですがワイシャツにスラックスなのでそれ以前の問題か。
結局かなり登って富士見台は20丁で標高1100m。ああ残念にも雲が多い。富士山はこの方向に見えるハズですが今日はダメ。阿夫利神社に戻り、のど自慢のラジオが聞こえる茶店で更に増えた人々を眺めなながらソフトクリームで体を冷やす。うー結構体力的には消耗しました。13:30に厚木に戻る。


周辺の名所はどこも人が多い。箱根、鎌倉、江の島・・。首都圏の人口が支えているんでしょうが神社仏閣に限ると京都、奈良では中くらいと思える規模のものが大きく持ち上げられているようで期待していくと存外拍子が抜けだったりします。人口の多さで評判もインフレーションしている感じですね。