近場の峠(彦坂峠、豈坂峠)、洛北周山街道7峠巡り、眼科

近くの小さい峠が手つかずで残っているので行ってみる。先の「はじかみ林道」の如くいつでも行ける範囲であることがそれほど気合も入らず先延ばしになってしまっていた。10月22日、5時半起床に6時スタートで彦坂峠(98m)、豈坂峠(140m)。距離的に物足りないはじかみ林道を加えて周回するコース。タイツに長袖とベストを着用するが出だしは少々寒い。岐阜市内の長良、高富の街を抜けてから西に左折すると彦坂峠の緩い登りが始まる。朝も早いが通勤かそれとなく交通量も多めの道路は岐阜畜産センターの横を抜けるとそれほどの斜度もなく峠の頂上に達するとトンネルになって味気ない。そのまま西にダウンヒルして県道91号を北上。この伊自良湖に通じる田舎道から更に人里離れた県道174号に右折すると豈坂峠の登りに入る。ここは180度カーブのある登坂道で少し登れば看板と地蔵さんがある豈坂頂上に達する。休憩していると朝まだ早い時間の田舎の峠を車が何台か通っていく。隔週土曜の出勤の会社もまだまだあるらい。ここを東に下って例のはじかみ林道を登り長良川に出て帰宅する。はじかみ林道の頂上(284m)にサルトリイバラの葉が茂っているのを見つける。別名「山帰来」というこの葉を使って幼い頃に姫路の実家では時々柏餅を作っていたことを思い出す。父に連れられてこの葉を採りに里山に入り不用意に棘のあるツルに触れて傷だらけになった、ほんの数回しかなかった経験が今も懐かしい。久々に自分で作ってみたいと思いが湧き始める。
70.08km 3:14:44 21.6k/h 52.6kmax 獲得581m
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(豈坂峠)

11月、仕事は一段落したつもりが顧客の追加要望などで半導体のパッケージ仕様をまた変更となって、いかんせん手離れが悪くやりとりが続く。それでも飛び石の休みの間にある4日を有休にして京都洛北の峠ツアーに出かける。昨年は左京区の峠で今回は北区の峠で周山街道を中心に何個かの峠を巡る。前日、ロードサイクルを車に積んでおき朝4時半に出発し岩倉の東公園に7時着。タイツに長袖、ベストでトレイルランリュックにウインドブレーカーを入れて7時半、西方へスタートする。まずは京産大の前の交通量が多い道路の小さな丘の上りで原峠(130m)というらしいが1個目をゲット。次に賀茂川に出て北上する。山峡に完全に入って川幅は徐々に狭くなっていく。この道は賀茂川源流を辿る道らしく渓流の紅葉はすでに始まっている。

「冷えしづむ流れはかそか賀茂川の源流辿れば紅葉華やぐ」

持越峠(400m)方面分岐で川を渡ると急登となる。1台の営林の車に出会う以外に人気は無い。フロントインナーでリア25Tで辛抱してペダルを回し続けるとやがて尾根に出て日光が届く峠の頂上に到達。視界ゼロで風情は無い。ここは早々に下るが山影の空気は思うより寒くリュックからウインドブレーカーを出す。真弓方面に一気に下って周山街道のT字路に当たる。ここは桂川水系になって川が流れているが崖の木々は赤黄に色づきハットするような美しさ。周山街道は紅葉の名所、高雄から丹波に抜ける幹線道のようで広くない道をトラック、バスなど大型が頻繁に通るので危険を感じる。特に次に出てきた笠峠(400m)は旧道がバリケードで塞がれて自転車としては危険を承知でトンネルを抜ける必要があった。命かながら笠峠をクリアし少しの下りの後の登りは旧道が残る栗尾峠(410m)ですぐに頂上到着。ここは見晴らしが良くダイナミックな景観で久々にグッドな気分で一休み。峠たるものこうでなくては・・。向こうの山の斜面が見え周山の街は遠く西に見下ろせて、ここには展望所もある。ワインディングロードを周山の街に下ってウッディ京北という道の駅にてしばし休憩30分。朝から無食だったので玉子サンドを購入。平日でもバイクと車がひっきりなしに出入りするが自転車はいない。ここから国道477号を南に下って地図には無い登りが続き峠(名も無い峠350m?)を一つ越え次に弓槻峠(364m)に入る。ここも旧道はあったらしいが注意散漫で入口を通り過ぎそのままトンネル通過し、再度162号周山街道に戻って先の笠トンネルを抜けて最後の京見峠(410m)を目指す。この辺りでは疲労も濃くあってリア25Tでマイペース走行していると不意に一人のローディに抜かれるが今日自転車に会ったのは初めて。京見峠は昔の街道が残っていて頂上に旧茶店があった。今は営業休止らしいがその数件連なる街並みが街道の趣がある。疲れ果てて休憩している所にサイクル部隊が次々登って来た。おお、ここはメジャー峠らしい。ここを下ると鷹峯地区という本阿弥光悦がいたという文化由緒が多いところらしいが、激坂を下って疲れ果てた身には早く岩倉に戻りたい一心でペダルを回す。賀茂川を再び渡り京産大の原峠を登るといよいよ無事帰って来た安堵感が出てくる。好事魔多し、多くの京産大の学生さんの自転車の後ろについて走っていると急に左折されて目の前に現れた電柱に左腕とハンドルが当たり転倒する。交通量も多い道で危うかった。打った痛みをこらえ立ち上がると転倒時にペダルで右足の脛を数センチえぐったようで大いに出血していた。自転車も体もボロボロで岩倉に帰還。車に自転車を積み込んでいると見知らぬ車のカギが落ちていたので公園の事務所に届ける。現場を確認に来た事務の人曰はく「あんた岐阜からきたったんや?・・えぇ!ここから周山まで自転車で?ホンマぁ~そらぁそらぁえらいこっちゃなぁー、どうもごくろうさんどうした」と軽く少しは嘲笑のニュアンスが含まれている言葉としても誉め言葉に聞こえて悪い気はしない。13:40に岩倉公園を出て、混みあう京都の岡崎付近を通って無事に帰宅。疲れてぼーっとシャワーを浴びた後に思考力欠如でボロボロの脛の傷口に塗り薬を塗ったらムヒであることに気づき大いにマズい。因幡の白兎か・・本日は魔多し。それでも477号の名もない峠を含め7峠を一気にゲット、今年最大の収穫のうえに無事帰宅は満足すべき結果か。
70.08k 4:15:42 16.4k/h 48.8kmx 獲得1046m
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賀茂川源流に近い)

(持越峠)

(栗尾峠)

(477号名もない峠の紅葉)

(弓槻峠のトンネル)

(京見峠茶屋)

「一陣の風爽やかな峠にて今日は七つめ京見の峠」

連休の前日に奈良の西大寺にある眼科総合病院へ年一回の術後の経過診察に行った。徐々に左目の視力に不自由が出始めたため検査が追加された後、前に言われていた追加の手術というのを早晩やる必要があることを聞く。腰痛や肩痛は減量と体幹のトレーニングという自助努力で改善したが、体の個々の部品は人の寿命ほど長持ちしないということか・・感覚が少し鈍くなった左人差し指先を見つめる。大和西大寺駅界隈は再開発中でスッキリした街になりつつあった。駅近くの近鉄百貨店で昼食のあとに歩いていると夏の銃撃事件の場所のガードレールには「献花はおもちかえり・・云々」と札があるが、もうそれに気を払う人もいないようで、時は流れている。帰り駅のホーム、所謂「撮り鉄」の人が何人か電車を撮っている。普段よく走っている電車の撮影にどんな価値があるのか??。実父が鉄道勤めだったので鉄ちゃん度に関しては自身天然ものと自認している。車両に書いてあるキハ、モハ、ロハ、クモハ・・などの意味は幼い頃に教えてもらった。「鉄オタ」、昔も今も少々恥ずかしいことに思っていたが世間的に趣味と認知されるのは好ましいことか・・?俗に言う「撮り鉄」ではなく「乗り鉄」派。普段見れない海外の鉄道などは撮ったりするが普段の走っている電車を撮ろうとは思わず、レールの音を聞きながら車窓からの風景を眺めるのがまあまあ好ましい。今どきのロングレールではない昔の継ぎ接ぎのレールの音を聞くと心地よい。けいはんな7年の生活で、近鉄吉野線や南海高野線に乗れたのはかなり貴重な収穫だったと思っている。在宅勤務の籠の鳥生活になって電車も乗らない生活になっているだけに久々に乗る近鉄京都線は懐かしかった。珍しく雨で小寒い天気の割に観光客と思われる姿の人が1年前に比べると多くなったと思う。帰路、雨の京都線をぼんやり眺めながら目の手術のことなど考える。

「何げない話しに笑う山ガール京都線にも日常もどる」

大茂山(450m)鹿穴峠(60m)、小野坂峠(147m)花立峠(210m)、金華山DWrun

神無月、夏から週末雨が多かったがようやく晴天が続くようになってきた。めっきり湿度が低くく快適な気候が続く。空気の変化でノーマスクでサイクル&ランにでかけるようになり呼吸が楽になって、肺活量に不如意なオッサン族には大いにパフォーマンスの改善になる。車を手放した義父母の家には週一で買い物をして届けると庭には良い香りがする。80半ばとは言え移動手段を捨てる決断が良かったのか・・微妙に思うのは、このところ義父は出歩くことも少なくなって具合がよくないと言われる。
「匂蕃茉莉(バンマツリ)の香りただよふ庭のさき義父は虚ろに秋を見あげる」

10月1日(土)何故かAM4時に目が覚めて眠れずそのまま折角なので準備して6:00、久々に大茂山に向かう。小寒い空気ではあるが忠節橋を渡り西進する。富有柿の産地である本巣に入って北進しこの地方で洞と呼ばれる山間に入っていく。彼岸花が咲き残る田舎道の勾配が急になると最初の鹿穴峠を通過。ここは2度目だがこんなに足を使ったっけ?と記憶がないほどに消耗。先がおもいやられるも、金坂峠の途中で分岐して大茂山の林道に入っていく。何故か一旦下ってからの激坂登坂区間をインナーローに1枚残しギアで登り始める。延々続く坂道はマイペース登坂しさらに無線中継所へ行く鎖止めの狭い道の分岐点に到達。鎖をまたいでギアを下げて更に厳しい急勾配をスタート。前はこの道の枯れ葉でタイヤが滑った記憶があるが今回はなんとかペース走行で頂上にゴール。新型カーボンフレームバイクの効果か?意外にもすんなり登坂できた。早々に下って来た道を帰るが8時台になると通勤なのか交通量が増えて、一旦停止そのまま出てくる車など危ないケースもあって一般道路は用心が必要。
52.84km 2:51:25 18.51k/h 57.2k/max 獲得699m
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(大茂山)

10月8日(土)3連休の初日、大野町から谷汲に抜ける小野坂峠という小さな峠があることを教えてもらったので獲りに行く。地図を見ても大した峠ではなさそうに見えるので大谷スカイラインの花立峠の南斜面を経由していくことにする。朝6:00スタート。本巣から更に西進して大谷スカイライン入口を探し当てる。登り始めはフロントインナー34Tのリア21、途中で23に切り替えながら登坂し難なくゴール、南斜面の方が緩やかな印象を持った。その後谷汲側に下って左折し小野坂峠にかかるが北側からは大した坂でもなく頂上のトンネルに入る。むしろ南側のS字のヘアピンカーブが連なる斜面の方がヒルクライムとしてはメインと思われる。いずれにしても里山の生活道路クラスで標高も高くはない。ここも車の多い303号を追い風を背にして高速で帰ってくる。
51.62km 2:29:29 20.7k/h 42.3k/max 獲得384m
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(花立峠)

10月15日(土)活動トラッキングアプリの機能にLocalLegendというタイトルがあり誰かが登録した金華山DWランの柏の杜公園~水道山までの区間において私は秋口からLocalLegendということになっている。90日間で最多エフォートという意味らしい。無意識とは言え獲得していた、たわいないアプリ上のタイトルにしかないが、ここはエフォート上積みのために今週はrunを選択する。暁前の6:00スタート。暑さと湿度が無い分走りやすくなったと実感。柏の杜公園でJRの看板を発見する。今日はJR東海がやっているさわやかウヲーキングの日らしく、このトレッキング道を水道山まで登るようでオリエンテーリングのように木に看板が設置されている。水道山の駐車場はスルーし難なく展望台まで到着。展望台は無人だったが先客がいることに気づく。狭い展望台には唯一の入口があるが、この先客は私が入口に立っていることに気づくや慌て始めたのかせせこましく左右に往復を始める。その様子を楽しく見つつ遠くの伊吹山に視線を移した時に「キィーッ」という鳴き声とガサガサと何かが雑木林に落ちる音とともに、哀れリスの姿は無くなった。投身しても落命するほどの高さでもないと信じる。その後帰宅。LocalLegendタイムも自分としては良好な結果に満足。シャワー時に右目が大規模に出血していることに気が付く。来月、眼科での術後の定期診察を受けることになっているがそれは左目のほうなのだけれど、調べると結膜下出血らしく大事でもなさそう。
10.32km 1:27:22 8:27/km 獲得157m
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「ドレインを覗けば映るわれの影 ボロンボロンと風は揺さぶる」

金華山展望台より逆の山影)

試作品の年内サンプルUPのため月末にはデータをFABに出す予定で、デザインレビューは来週と決まり最後の山場が近づく。カリカリ在宅勤務に困ることの一つは戸外の騒音。東方の10kmくらいにある各務原基地から飛び立った自衛隊機が頭上を通るときはオンライン会議が聞こえん。また付近の工事や庭木の剪定作業の機械音も二重ガラスの中に容赦なく入ってくる。朝晩には救急車が多いのに対して昼間に増えてきたのはパトカーのサイレン。いたって静かな住宅街だけにサイレンの音に続く「そこのぉー、○✖止まりなさーい!!」は非常に大きい。一方通行の路地で違反の車がよく捕まるようで多いときは日に2回くらい発生する。税収が不足するときは交通取り締まりが執拗で頻繁になるとか、都市伝説を聞いたことがある。静寂を破る大音量に何事と窓を開けて覗くと気の毒にも打ちひしがれたドライバーの横に警官が二人立って事務的な話をされている。パトカーは路地の隅に姿を隠しているのを見かけるので、これに限らず交通ルールは守らねば懐も寒い秋になってしまう。

リスキリングという言葉をよく目にする。パフォーマンスの低下した中年の生産性の向上やDX化を進めるための対処療法として語られることが多いようだ。年齢的にも対象範囲に入っているので自然と意識が吸い寄せられ、対処方法とは云々・・記事を読む。DXが全てとは思えないがハテ、どういうレベルが問題なのか?予防策や解決策は?と見ても短く書かれた新聞程度には極端な事例が多くピント来ない。抽象的ではない実務レベルでスクリプトとかいう類の専門的なプログラムを作成して大量のデータ処理などこなせている間はまだマシなのかぁ??霧は晴れない。そもそもプログラムというヤツがアルファベットを基準にした言語を使うことからして和言葉の日本人には不利だと思う次第。例えば”if, else,go to, set, source, awk, ・・続く変数などなど(日本語ならマシ?)自らの経験では講習で基本が理解できても実務使用するファイルと言えばスクロールで延々と続き一見では理解できず、まして修正やデバッグ作業をやるにはそこそこ実務経験が必要に思う。大手の会社で内部でDX教育をやると書いてあるが一体どういうレベルを目指してのことなのか?自らの身の置き所ふくめぼんやり秋のすきま風は寒い。ましてこれまで文系職種と言われている場所でやるというのは記事が言うほど簡単でない気がする。
「生きるのが上手くならぬと思いつつ還暦に向かう慣性運動」

シャイン祭、はじかみ林道峠往復(54.16km)、安部公房「砂の女」読了

奥さんの職場の同僚の話で岐阜駅にあるドーダというスーパーの野菜屋さんが年1回やるシャインマスカットの安売り祭りが近づいているはず、その日はいつか?と待っていると聞かされる。普段は五百円の弁当を駅に買いに行く私としては親切心と同時に評判のシャインマスカット祭りのご相伴にあづからせていただこうと平日も目を光らせていた。ブドウは巨峰、デラウエア中心で話題のシャインマスカットは高コストに加え貧困妄想が取りついた私にとって高嶺の花と思っていた。一昨日、ついにその日がやって来た。店の入り口に普段は見ない老人男女の列ができて様子が異なり見ると中で何人かが緑に輝くシャインマスカットを次々箱から取り出しては袋に入れている。山梨産で普段1580円が1000円になっていたのでこれぞシャイン祭り、一人で何個か籠に入れていく人もいて平日の昼にしてこれは結構な売れ行きに見えた。梨とシャインマスカット1房を買うと同時に奥さんにメールして使命を果たす。秋は果物の季節だが確かにこのブドウは美味しい。


涼しくなって朝の散歩にも適温となる。桜の木が降らせた落ち葉にきれいに白いキノコが顔を出すが日影にひっそり妖艶、どうみても毒キノコ。近くの栗の木もイガが大きくなっている。岐阜の市内も人出が明らかに増えていて駅に近いコインパーキングも50円、100円と値段が上がっている。岐阜は市内中心部移住を促進している補助金のせいか最近マンションがポンポン立ちつつある。数年後完成で駅前にも高層マンションが計画中だったりする。殺風景で似たような建築物がニョキニョキ出来て私の仕事場にしている北向きの自室からの視界を大きく占めて何とも言えぬ残念さがある。数年前に北の金華山岐阜城が隠れ次に水道山が遮られ、いずれ奥さんが岐阜人の心と大切にしている岐阜の大花火が部屋から見えなくなってしまう・・。今見える山は百々峰の連山、失って始めて知る大切風景、山下達郎の「俺の空」という曲が心に染み入るようでただ寂しい。ところでマンションの売れ行きのほうは入居開始後から長々と埋ってない所がそこここにあるようで処分セールのチラシも入るので決して好調のようには見えず値段高騰?いやこの街の需要にして過剰なのか?と思う。在宅ワークでようやく10月末の台湾最大FABの工場投入まで漕ぎつける。あと少し。

「得意でもなかつた仕事は唯一のキャリアと呼ばれる取柄になるらし」

先週の9日に英国女王が亡くなられたがそのニュースではロンドンには虹が出ていたが、偶然この時期に珍しく夕方に金華山にも虹がかかった。

(ドクツルタケ??)
3連休初日の昨日土曜日、はじかみ林道表(南側)にride。少々遅く8時にスタート。登校日なのか私立高校生が大勢自転車で走っている市街地を気を付けながら北進。長良、高富を抜けて山県のT字路を左折。台風接近のせいか気温と湿度が高いものの畔道に赤い彼岸花が帯になって咲いている。大桑城方面に右折していよいよ登坂開始。南斜面は日影が少なく暑さでへばり気味で一人のキャノンデールのお兄さんがペース走行で抜いて行く。ギアを使い切ってヨタヨタしながら頂上着、厳しかった。二度目とは言え眼下のゴルフ場など景色はまずまず。太陽の日射を遮るものもないので早々に北側へダウンヒル。武芸川沿いを下って長良川沿いにでて帰宅。長良河畔ではパラソルの出店が出ていたが賑わいと言うには少ない。頂上でstravaの再起動を忘れ帰路の中間が抜けているが手元のメータで

54.16km 2:37:40 20.6k/h max38.5km 獲得358m
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「夏草とともに刈られし彼岸花 仰げば秋の宙に吹く風」

長々読んでいた安部公房の「砂の女」読了。昔々、読んでみたいリストには入れていたがすっかり忘れていて今年、100分で名著という番組を見て記憶がよみがえる。早速図書館で本を借りるがヨレヨレ古くて印字も小さいく途中から通販で文庫本を取り寄せて読む。砂丘の中の家がだんだん砂に埋まっていくのに格闘する物語という程度の知識で読み始める。結末が想像に反した平坦な印象をもったがそれでも砂地獄からの脱出を試みる主人公の心象など要所要所は面白かった。実際にモチーフになる砂丘があるのかわからないものの乏しい知識から鳥取砂丘を思い浮かべつつ読んだがどうも、生き物のような砂丘の性質が本当に書いてあるようなものなのか?わからない。普遍的な内容を描きつつも昭和的な貧村の情景など時代的な古さを感じてしまう。自ら世間体を脱し砂の家に囚われてしまう主人公が脱出を試みるときに「漂流者が飢えや渇きで倒れるのは生理的な欠乏そのものよりも、むしろ欠乏に対する恐怖のせいだという。負けたと思った時から敗北が始まるのだ。不必要に騒いで時間と言う馬を駆り立てることもないだろう」という独り言が妙に印象に残る。この本は何度か読み直して良さがわかるのかもしれない。

 

桔梗便り、金華山DWのrun(9.7km)、ひろゆき氏「叩かれるから黙っておいた世の中の真実」読了

空気の重い多湿の日が続く。一日のどこかで必然のように雨が降り不快感から逃れられず、フローリングを素足でペタペタ歩くと湿っぽい。とは言え、さすがに盆を過ぎるとさセミの声は少なくなってくる。葬儀には参加できなかった息子と先週、姫路に帰郷して父の初盆のお参りをする。コロナのこともあり一部の親族だけで行われた。姫路からの帰途は在来線を使い、元町駅で降車しエビアンというコーヒー店で休息。レトロチックなエビアンコーヒは今もって懐かしく美味しかった。店員に聞き外にあるトイレに出てみると昏い小さな路地の階段の奥の方から軽やかな楽器の演奏が聞こえる。後は三宮阪急でピロシキを買って帰る。

「元町のエビアンコーヒー懐かしき 店の裏路にジャズ響きをり」


盆には娘も岐阜に帰ってきて久々に息子も含め家族が揃う。夕食は勢いのある若い人のリクエストで近くの焼肉店に外食すると岐阜ではコロナ発症者が急増する中ほぼ満席状態で活況活況。ホント大丈夫かな?・・と思いつつ腰を下ろすとテーブルにあった桔梗絵のコースターを涼しげに見る。秋に向かう頃から咲くものと思っていたが、先日行った金華地区の月待茶屋の床の間にも桔梗があるのを不思議に思い調べてみると花としては夏の始まりから開花するらしい。それでも秋の七草として暑気が一息つく時期に青紫の花が静かに咲くのがやはり好ましいと思う。

(月待床の間)

家族が揃った2日間、娘の車の運転練習を兼ねて近辺のプチ観光をして結構な走行距離となる。板取の「モネの池」、大垣の「向日葵畑」春日の茶畑の「岐阜のマチュピチュ」など。各地、誰か一人は行ったことがない場所でささやかな名所めぐりをする。インスタSNSではそれなりに取り上げられているところばかり。向日葵畑を背に写真を撮る大勢の人々を見ると西方の戦争を思う。あっという間の4日間の休みが終わり15日より業務、娘も帰東する。4日の休みではなかなか疲れが取れない。

「関心は空気のなかに薄れゆく罪の心に揺れる向日葵」

(モネの池)

(向日葵)

マチュピチュ

今日、朝起きて雨が降っていないので久々に金華山DWまでrun。久々は体が重く、柏ノ杜公園からの登坂で汗がしたたりつつ展望台まで。数人のロードバイクの人とれ違う。いかにも水蒸気を含んでいる空気が雲をつくりながら上空を流れる。下りはDW(ドライブウエイ)をそのまま岐阜公園まで下って御鮨街道からは気温が上がってきてまるで水棲生物のように汗だくで帰宅。体重2kg減、体中の老廃物がそげ落ちた気分でまずまず。
9.73km 1;42:56 獲得標高163m
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現在「砂の女」を読んでいるが苦戦中で、一昨日奥さんが机にこの本を置いていたので問うと「あんたも良かったら読んだら?ついでに読み終わったら図書館に返しておいて、三日以内ネ!」とありがたく、今5人待ちになっているらいしいひろゆき氏の本を再度読み始める。なんというか・・思考的にも無理なくスラスラと淀みなく読めるので1日でひろゆき氏「叩かれるから黙っておいた世の中の真実」を読了。銃撃事件以降にも氏の発言をよくwebで見かけるが、一般メディアとかが敢えて追いかけ報じていない不都合な事実というのがいかにも多いということ、とりわけ海外からの立場でその違和感を遠慮なく発信できるということか・・。自身が、かすかに業界の一部に参加している半導体に関しても昨今の補助金に関しても「さすがにこれはどうか・・」と思うような見識がニュースや新聞にもあるので同様の印象は持っている。30年前から現在地までの半導体の落下に関する認識をも、いはんやをや・・、公共TVに折角払ったお金で重大事より見もしない大リーグを延々流されてもねえ・・と思う。正しい事実(ファクト)や知識の元で論理や批判を展開することが重要というのは同感で各章では一応統計的なファクトを示しつつ現状の政治、社会、教育・・などの認識が書かれている。一方、後半にある学校でお金の教育が必要だという部分にも同感するが、その場合の先生役はどうするのか?現役金融界の人にお願いしたりすると、えてしてポジショントークの自社の手数料商品の売り込みの場にならないか?とぼんやり危惧も抱く。

 

文月の畑仕事、金華山DWライド(21km)、ユンボウイズマ勝つ

参院選挙に銃撃事件の騒がしさのなか息子は事無く一時帰国した。前回の隔離期間や羽田送迎作戦もなく今回は穏やかでスムーズな帰国となったが、「ルフトハンザの座席周りは良くなかった」と不満を一言、いたって元気である。普通と言っても、帰国直前の国基準の水際対応ではそれなりの運や不運に巻き込まれるようで搭乗前の72時間のPCR検査陰性が必須で、忘れて空港で検査を行うと4-5万円の出費(市中なら只)。尚且つ陽性となると待機ホテル費用に検査費用など、この円安期に結構な出費が一気に膨れてパニックになるらしく、帰国者の間では陰性証明獲得から始まる一連の段取りがシリアスになっているらしい。出発前の欧州は熱波到来で35℃以上になっていたそうでエアコンの無い建物の多い欧州の街は大変に違いない。多湿ではなく乾燥で紫外線が強いことが暑さの質としては痛く感じるそうだ。雷雨がの後に晴れて通りの樹木にセミが鳴き始める。ぬるま湯のような雨が上がった後は異常に蒸し暑い。湿潤に弱い私としてはこの日進月歩のAI時代に気温だけでなく湿度予報くらい出して欲しいと思うところ。部屋のカシオ温度湿度計は連日朝から気温31℃に湿度Hiと表示され(本当か?)、客観的データからして不快で体調も芳しくない。
「夏の日の主役は帰り来、昼下がり街路樹ひとつオーシツクツク」

奥さん出勤、息子は昼食のカルボナーラを作ってくれる。もっぱら食事はパスタが多いとか。土産としてDallmayrの珈琲をもらい昼食後と午後の休憩に美味しく味わう。在宅勤務で話す友達は奥さんのみという、世に言われる「ボッチおじさん化」進行の激しい私としては息抜きの会話を含め有難い。先日は娘から遅い父の日のプレゼントとしてラコステのシャツをいただき普段は自頭至足先ユニクロの私としては感謝感謝。

2つ目の並走プロジェクトが終盤になって早くも別のプロジェクトがスタート、ちょっとした息抜きで溜まった疲労がどっと出てくる。昨今、半導体業界としては需給バランスは緩んでいるようで台湾大手のFABも若干余裕があるらしくあれこれ変化速い。かつての国内電機会社は工場に流して利益が取れる製品が無くなりやがて微細化に向かう再投資も回らずドロップアウトになった。補助金で工場は建っても償却できるくらい流す商品が継続するかが問題で早晩流す製品の開発が問題になるような気がする。

金曜日の夕方に散歩を30分、天満宮の提灯祭りも行われていた。今年は例年通りらしい。次の土曜日に久々に息子と自転車。息子は私の新しいロードバイクを乗っていく。長良川河川敷を流して川原町の古風な街並みを通って金華山DWに入る。毎度のことながら、一緒に登るのはあと何回か?と思いつつペダルを踏む。
21.12km 1:21:44 15.6k/h max39k/h 獲得329m
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植え付け後の状況を見ていなかった畑のカボチャを昨日、大垣赤坂に見に行く。3つ苗を植えたはずが驚くほど様子が変わっている。面倒見が悪く伸びに伸びたカボチャがジャングルのように蔓延り葉が腰くらいまでの高さになっている。生命力や恐るべし、隣家の塀に達し越えんばかりになっているので防止のためにカットする。奥さんと二人で1時間、汗だく必死に幹を切っていくのは自然の猛威に立ち向かうような心境。昔、実母は雑草の生えるのを「自然の猛威」と言っていたのを思い出す。ゴロゴロとカボチャ収穫量は多くて消化しきれず義父母や近所のひとに配ることにする。我を忘れた遮二無二の作業で腰や背中は知らぬ間に疲労が凝り固まって残っていて帰宅後はダウン、にわか週末農家は中途半端に楽ではない。

オニユリも咲く)
今朝未明にツールドフランス2022で我らがユンボウイズマがとうとう勝った。デンマークのヨナス・ウインゲゴーがタディ・ポガチャルに勝って総合優勝になり実に喜ばしい。本当はユンボのプリモシュ・ログリッジに勝って欲しかったが残念ながら落車の負傷でリタイヤとなった。18ステージ、ユンボのワウト・ファンアールトの機関車でウインゲゴーが勝利を決めたピレネー山脈オタカム峠の映像を見て涙腺が緩んだ。デンマークコペンハーゲンスタートした今年のツールは面白かったと思う。4年前までは魚市場のパート従業員だったヨナス・ウインゲゴー(25歳)がユンボにスカウトされ、わずかの期間でトップに立った。このことも含めロードレース界の懐の深さ、この数年で年齢構成はガラッと世代が若返って世の中の時代の変化をつくづく感じる。
「三週の勝負を決めるピレネーユンボは勝ちたり少しいい夏」

 

茅の輪くぐり、はじかみ林道峠(47.21km)、大森静佳「この世の息・歌人河野裕子論」、永田和宏「あの胸が岬のように遠かった」読了

一昨日の6月30日、岐阜駅へ昼の弁当を買いに行く時に天満宮を見ると茅の輪が現れた。夏越の祓、数年ぶりにみそぎ祭りがあるらしい。人気のない真昼の境内で一足先に潜っておく。うーん早い、もう半年が過ぎた。早々に梅雨が明け?・・容赦無い陽光で連日の猛暑。LNGに電力が不足云々と熱中症への警戒が矛盾も関係なしに連日報じられると間が抜けていて意図がよくわからない。ここ岐阜は有数の高温地帯で一旦体調を崩すと大きな時間ロスになってしまうため冷房を迷わず使用し体調管理に気を使う。やっとのことで海外ユーザ向け2並列プロジェクトの1つが先日終了し、2方面がようやく一方に集中できるようになる。TSMCなどFABは需要がやや緩和されはじめているらしいが開発面の逼迫は依然として続く。在宅勤務はオンオフの区切りが曖昧にして孤軍でアクセクするのは精神衛生的にに良くないことをつくづく実感。成果まで息抜きの時間が無い。先年やったホテルでのテレワークプランも決定打というほどパッと転換にもならなずそれ以降は使っていない。あれこれ彷徨った挙句、朝夕の散歩とストレッチでわずかに体を動かし街路にたむろするネコの観察が唯一の憂さ晴らし。

(暑さで緩むキンゾーさん)
昨日、7月1日(金)は創業記念で休み。岐阜市の北にある「はじかみ林道」という峠に行ってみる。ここは以前教えてもらって行きたかった。昨今の高温を考えて8時前には帰って来たいので日の出の4:40にスタートする。長良橋を渡り平日とは言えほとんど車のない道路をスイスイ北上。最初の椎倉坂を越えて武芸川を左折して進むとやがて大桑城の看板とはじかみ林道入り口標識を発見する。フロントインナーに入れてやや薄暗い湿った空気の中を登坂開始。それなりに覚悟していた激坂は以外にも無くてやがて頂上らしい駐車場に出て登頂。何本かの旗が揺れるここ、古くは土岐氏の城跡の大桑城、つまりは明智光秀ゆかりの地らしく、林道と言いながら城跡観光用道路でもあるらしく路面の状態は全く問題なし、峠からの視界も開け申し分ない。そのまま南側に下ると距離も長く斜度も急そうで実は南面がメジャー登坂コースであることを知る。通勤、通学ラッシュの長良界隈を経て7:30過ぎに帰着。

https://strava.app.link/7O3Xq9DkJrb

45.77km 2:23:21 19.2k/h max39k 獲得413m
いよいよ今晩からツールド仏がコペンハーゲンから始まりJスポーツの無料中継を奥さんと見るが平均時速50km以上のTTレースは残念にも雨模様で街の様子がよくわからん。約3週間、新城さんは出ないが今年こそ我らがユンボの勝利を願う。

永田和宏「あの胸が岬のように遠かった」読了。昨年、新潮の読書雑誌「波」に連載されていたものの単行本化されたもので連載時に読了していた。まえがき&あとがの加筆部分を探るために借りる。今回の本も先日NHKのドラマにもなったので観たが小説とは違ったイメージ。メジャー歌人夫婦の出会った頃を河野裕子氏の日記を元に忠実に書かれたもでのあるが心の描写などのリアルさは特異で普通の日記ではない。河野氏の第一歌集のあとがき「他にも生き方があったのではなく、このようにしか生きられなかったのである。悔いだらけの青春であるけれども・・もう一度生まれて来ても今日まで生きてきたのと同じ青春を選びとろう」とあり氏の

「もう一度のこの世は思はずきつぱりと書いてゆくのみ追伸不要」

を思い出す。

永田和宏氏「あの胸が岬のように遠かった」を借りに行くと5人待ちになっていた時にふらふらと偶然見つけた大森静佳著「この世の息・歌人河野裕子論」を借りる。評論という形式は読み慣れずトツトツ、ぎごちなく読み進めなんとか読了。私には語彙すら難しい部分が多く自身の教養ではついていけない感あり。河野氏のエッジが効いた雄弁で自己主張の効いた初期、自己が後ろに退いた脱力感とユーモアを感じる平明な言葉による後期の解説などがまあまあ理解できた。特に氏が影響を受けたとされる小池光氏、他の方の作品との対比と分析は面白いと感じる。

 

京阪奈再訪、畑仕事、新車導入、犬山往復50.6km

けいはんなの事務所で預かってもらっていた家具を取りに行く。残念にも奥さんは忙しく平日に私一人で車で往復する。引き払って約1年になるのでいい加減に引き取らねば・・という事情もあった。行って驚いたのは事務所ビルの東の空き地だった所に「源氏の湯」という温泉施設があったり北隣にはデータセンターの大ビルが建築中だった。コロナの1年でこうも変わるか?この数年に島津製作所日本電産などの研究施設も拡張されて継続的な変化がある場所なのだと思う。

昨日、玉葱の収穫に大垣赤坂の畑に行く。多忙な間隙を縫って出来る限りの世話をしただけなので正直、不作でも文句は言えずある程度の収穫ができてまずまず。時ならず玉葱の価格が高騰しているようで多少は食費の足しにもなる。計4畝分、私が抜き取った玉葱は奥さんが葉をカットして吊るし易い形にして籠に入れていく。収穫後の畑は、土を起こして肥料を撒いて次のテーマの金時サツマイモとかぼちゃを植え約1Hで終了。土からアマガエルも出てきた。畑の畦にはこの頃通院がちな義父が植えた「ゆすら梅」の実が熟しているので収穫する。こちらは帰宅して奥さんがジャムにする。前回の金柑も甘露煮にしてあり朝のヨーグルトが楽しみ。何となく年齢相応な実益を兼ねた趣味に畑仕事がなりつつある。

(雨蛙)

(ゆすら梅)

(金柑甘露煮)

(ユスラウメジャム)

この度、意を決し新しいロードバイクを購入する。現在のロードバイクは15年になって樹脂の劣化などガタガタでもはや維持回復にコストが必要になることがわかった。距離は地球を1.5周、獲得標高は計算していないが峠中心なのでそれなりにあったハズ。自分の年齢からして次が最後のロードバイクと思う。人生100年と言っても健康年齢は70そこそこ、自転車で山野を駆けることが可能なのはあと10数年となるとコスパは少し微妙な感じもするが・・、無為に延伸することだけが人生幸とも思えず残る時間の過ごし方も考えて安くも高くもないレベルの予算を目指した。自分の生の残り時間は引き算の段階に入っていく。年末から念入り調査の後にショップを絞り、年初早々に注文するも納期に半年ほどかかったのは自動車と同様のコロナによるパーツ不足のせい。最軽量なカーボンフレームにシマノ105コンポほどほどクラスのもので、流行ではあるがお高いディスクブレーキなどは不要という条件を調査した結果、息子どのも推奨してくれた台湾製のGUSTO。昨今、ロードバイクも進化と同時に輸入物品のコストもインフレで跳ねあがっているので仕方がないが予算規模を少々オバー。私は以前からGIANT始めとする台湾製の自転車はレベルが高く、工業製品一般、仕事上見ている半導体でも製造はもちろん設計分野も含めてある種の尊敬に似た信頼感を感じている。目出度く先週納車となる。ショップは活気があって入れ替わり納車や購入の人が絶えない。若い人が私と同じクラス・・いやそれ以上のコストの自転車をポツポツ購入して行く。普通の高校生も普段乗りにクロスバイクを購入するようで時代は進んでいる。私の納車は簡単な説明で終わり、車に積み込んで帰宅。

今週は交通安全のお祓いに犬山成田山に出掛ける。9時過ぎ出発は少し遅く気温高め。思った通り軽くて推進力が違う。最初から転倒も怖いので慎重に走り無事到着。車のお祓いに混じって読経を聞くが夏の太陽で30℃以上と非常に暑い。1月とは正反対に成田山のバイクスタンドにロードバイク1台も無い寂しさ。帰路、いつもながら西風の抵抗が大きく体力を消耗、ロードバイクの性能向上にもかかわらず自分のヘタレ加減も思い知らされつつ帰宅12時。ひとまずは安全な出帆で次は山岳の試走で金華山DWの予定。
「人生の最後と思ひ飴色の若いカラーの自転車を買う」
「新しき自転車に乗り川に沿を駆け抜けて行く 時を忘れて」
50.66km 2:25:29 20.9k/h max35.6k 獲得192m
https://strava.app.link/5DrZPKLS9qb

 

皐月あとさき、久瀬~春日峠周回(49.2km)、街道を行く「信州佐久平みち、潟のみち」読了

日々10時間以上のデスクワーク連日で細かいEDA作業によるストレスもあって目はかすみ首、腰、背中の筋肉がカチコチであちこちが痛くでヘタり込むような疲労困憊気味。祝日29日が5/2に振り替えられたためヘトヘトになって4/29まで泳ぎ着くも他のメンバー含めて連休中も仕事半分になってしまう。それでもありがたく30日はゆったり午後は散髪、その後ささやかなご褒美として2時間ほど昼寝、生きた心地になる。散髪中に娘が帰って来ていた。残業が多く忙しいらしい。先日出張で行った北欧の話に土産としてコヒー、コケモモのジャムをいただく。今はロシアを迂回するため南回りでは中継含み計18時間となかなか不便になったと思う。円安、特に北欧の物価は高いそうで普通のパスタランチで3000円以上と聞くけば日本の安さは有難い?いや・・工賃も割安というのはいかがなものか。コケモモのジャムは甘さ控えめ日本的で美味しくヨーグルトに入れると割と大きい種があってカチカチと歯で砕いて食べるのは野性味がある。豆を挽いて淹れたコーヒーはちょっと軽めで酸味があり、ゴツイ体のバイキング族の末裔にしては軽い味わいで、カフェ文化が発達していることを含め意外な気がした。連休中盤、疲労から回復し百ヶ峰に登山し新緑と鶯の鳴き声を聞いて初夏の風を浴びる。
「ツブラジイ 輝く森を眺むれば青き嵐は娘の髪乱す」

(コーヒー豆)

翌日、今年から作っている玉ねぎ畑で畑仕事。大垣の赤坂にある義父の畑の一角を三畝ほど借りて寒い2月に植えたものが順調に育っている。もっぱら雑草取りで農作業の辛さは身に染みている私と違い、「収穫」の二文字に燃える街育ちの奥さんのモチベーションは俄然高い。草むしりの後に畑の隅にある金柑の木の実を収穫をし、娘は咲いているアヤメ?菖蒲?とカラーの花を摘んで帰る。帰途、懐かしい水まんじゅうを買いに大垣駅に寄り道し昼食は家の近くのHATというバガー屋でテイクアウト。ここは最近出来た店でそこそこ流行っていて味はまずまず。娘は5日に帰東。

「中空に張る蜘蛛の巣に鳴く雲雀、制空権など無き五月晴れ」

(カラー)

(水まんじゅう)

6日、連休終盤、早朝に仕事をして、自転車を車に積んで揖斐の山峡に向かう。今年初めての登坂rideとして朝鳥公園にデポ。走りだしが10:30と大いに遅く既に暑い。加えて道路事情を把握して無いことに気づく。揖斐川右岸は所々通行止めがあった。西平ダムの所は工事現場の横をすり抜けさせてもらい、その後も崩落修復作業で迂回を強いられる。久瀬から揖斐高原方面に左折して本格登坂開始、マイペースでペダリング。白龍の湯の先の長者平方面のT字路で10人前後のバイク軍団がいかにも連休中のツーリングぽく休憩中。ここまで自転車には一人も会わず。このT字路手前の路面に大型の蝶がバタバタしていたので生類に哀れみ深い身なれば拾って草むらに逃がす。見たことない美しさで後で調べると「ミヤマカラスアゲハ」貴重な蝶らしい。このT字路からが相当長くて久しぶりの本格登坂はヘロヘロ状態で峠に到着、標高は780mくらいか?。あまり涼しくはないが木陰に仰向けで休憩。stravaの記録ではここはは5年ぶりになる。そんなに来て無かった?以前は日坂峠を登ってからこの峠を越えているがあの頃の体力はもう無い。意外と元気な時間の残分は少ないのかもしれない。下りは時速40km以上で爽快なダウンヒル。一気に春日集落を抜けてデポ地点に戻るつもりが、マチュピチュの看板が見えてついでに見に行くことにする。しかし入り口を間違えたようで道がセメントの激坂になり売り切れ状態の足では抵抗できずインナーローでヨタヨタやっとのことで茶店みたいなとこに着く。さすがにロード一人いる。本来の春日のマチュピチュはもう少し上と知りつつも気力も尽きてベンチに伸びる。観光客もそこそこいるので時間とともに名所になっている様子。そこから下って一路デポ地点に戻る。14時過ぎ、遅い昼食も考えたが喉に通らない気がしてダメージは大きい。夕方の天気予報でフェーン現象で気温が大いに上がったと言っている。道理で揖斐も暑かったハズ、早朝に出掛けるに限る。
49.2km 3:30:58  14.0k/h max 51.4k/h 獲得1.019m 
https://strava.app.link/6HLDW6hf3pb

(春のミヤマカラスアゲハ)

(春日のマチュピチュ

司馬遼太郎「信州佐久平みち、潟のみち」、2月から始めてようやく読了。姫路に近い兵庫県の龍野、室津が出てくるので読み始めたが他の新潟や信州佐久平が面白かった。紀行文、歴史書として今の土地の姿に至るまでの経緯や理由を知ることができ、うーんなるほどと思う。新潟平野の昔の姿、有数の米作地帯、亀田郷の亀田製菓や土地改良区の成り立ちなど。土地が投機の対象になって農地ですらその病気に巻き込まれ一坪30万円の土地で一本100円の大根を作るという資本主義とも言えない歪みを象徴していると書かれてある。佐久平木曽義仲の歴史、軽井沢は明治時代から別荘地として開発されたことなど興味を持って読めた。小諸の懐古園での昼食場面など笑える部分があるのは毎度の定番的エンターテインメントなのかも知れぬ。人間観察、街造りに対する産業的、商業主義的なものへの寂しさにを共に感じる。

 

「坂の峠」千本桜ride(68km)、節句飾り交代

毎度の早朝散歩。日の出が早くなり、野良ネコの活動も早い。いつもの「シマちゃん」以外に最近は新顔のネコも出てくる。やや黄色いキジトラが家の塀から覗く。水戸黄門の金にうるさい越後屋の番頭のようなシブイ顔つきで勝手に「金蔵さん」と名付ける。もう一匹、当初は金蔵さんと区別がつかなかったネコを「もどき」と名付ける。孤独を感じつつ非常に疲れるリモートワークの数少ない気晴らし。

(金蔵さん)

(金蔵さん直立)

(もどき)

週に数回動かすだけの車のフロントガラスには花粉とも黄砂とも不明な埃が大量に積もっている。晴れた日には風が強くアレルギーに悩まされる身には辛い。一度スイッチが入るとクシャミが止まらず一回、一回と体力を失い、又は腹筋、背筋がつり始め落ち着く頃には消耗して大の字になってダウン。花粉症というよりアレルギー症状は黄砂の飛来に同期しているので黄砂症と自覚している。金曜日、10年以上診てもらっている近所の内科に薬を出してもらいに行った。「あんたは杉と言うより檜じゃな?」先生。「花粉よりも実は黄砂症じゃないかと思うんですが・・」私。「黄砂症??、そうかもしれんがまあ、花粉として薬出しときますよ」と花粉にカテゴリされ、ややきつめの目薬、飲薬を処方してもらうが私の黄砂症説は認められない。

プロジェクト2並列が続きこのところ鬼忙しいこともあり2月の四十九日以外は岐阜から出ていない。ゴールデンウイークという連休も海外のアウトソース先や顧客には関係なので中途半端に仕事をすることになりそうで少々悲しく、昨今どうやら真に在宅勤務をびっしり続けていることは近所では相当に少数派になっているらしい。巷社会の本音としては出勤を望んでいようで、半導体設計と言ってもCADを使ったIT業務と大差ないスタイルは珍しい部類なのか。毎週土曜日の午前中は買い物ついでに、「かし是」でその週のパンを買って帰る。主に天然酵母の食パン系を購入しついでに菓子パンも少々購入する。最近路地物で安くなった大きい苺をミルクパンと餡バターに挟んでみるとまずまず美味しく、豆を挽いて淹れたコヒーとともに食し、何気ない時間を奥さんとしみじみ過ごす。出掛けて外食する手間と時間が億劫になってきたことにもありこれで十分。娘と息子の無事安全は何よりの便りで、桃の節句端午の節句の飾り人形を交代する。

「会う人に「在宅勤務」とことわりを言ひて昼の挨拶をする」

「寝床にも不安と悲しみ故もなく暗き彼方の戦を思ふ」

先週は桜も散り始めて清水川に花筏が流れて早くも街路樹のハナミズキが咲き始めた。10日土曜日に最後の花見ついでに、岐阜の北、坂の峠千本桜へサイクルride。AM5:50スタート。車も少なく快適に岐阜市街から長良川右岸、武芸川に到達。ここから「坂の峠」というベタな名前の登りにはいる。一人のランナーを抜いてつづら折りの坂は難なく登頂。千本桜がここからの下り坂の両側になる。まだ7時頃にして駐車場に車がチラホラ。最近バイクの人も多い。桜の他に深いピンクのツツジが咲いている。板取川沿いの林道を走ると道横の日陰に咲く山吹がハッとするほど黄色く、山々は燃え上がるように若い緑で早くも初夏を感じさせる。ラステン洞戸まで登りそのまま佐野坂峠をダウンヒル長良川河畔を抜けて無事帰着。70k弱で登坂高度450mはそう大したrideではないが体重2kg減はまずまずの成果でニンマリ、罪悪感無くサイダーで一服。

68.9km 3:26:36 20k/h 47.8k/max 獲得 452m

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(千本桜のつつじ)

 

長良木曽背割り堤往復73.4km、桜の開花現場

三連休の昨日、日曜日、長良川木曽川の間の背割り堤を木曽三川公園まで往復する。国営木曽三川公園は何度か行ったことがあるが、背割り堤は初めて。以前トライした時は工事中だった。朝7:45スタート。思ったより強い北西風で行きはヨイヨイ帰りはツライものと予想。旧21号から長良川左岸を南下。羽島を過ぎれば木曽川が左から近づき背割り堤まで約1H、ここからは車進入禁止。runとサイクリスト専用道になるので、ここを北端としてクルクル引き返して往復している人やチームが多い様子で恐らく対岸の愛知県の人なのだろう。ゲートで少し休憩して首尾よく集団走行チームの最後尾にくっついて引いてもらう。30k/hで巡航するもやがて先生?コーチ?らしい人が下がって来て最後尾の人と会話し始めたのでトレイン無賃乗車終了。流れもゆったりの大河、左は木曽川、右長良川を分ける糸のような細い堤の上、ここはもうすぐ海に近い河口と、あこがれに似た感情が湧く。北杜夫「河口にて」という短編を昔読んだ。アントワープ港に停泊する船がテーマになっているが、全く無関係に「河口にて」という言葉が思い浮かべながら南端、立田大橋に着き当たり、そこが国立木曽三川公園で治水タワーがある。更に南下すると長島温泉、伊勢湾になるが今回は三川公園で引き返す。チューリップ祭りで有名な公園も9時台では人は少ない。帰路、雪を被った伊吹山奥美濃の山をを左奥に見ながらひたすら逆風のなか平均時速19kmでペダルを回すものの力尽き羽島にて休憩し11:40に無事家に帰着。背割り堤はサイクリストがひっきりになしにトレーニングする大いに活気のある場所だった。

(三川タワー)

73.38km 3:30:20 20.9k/h max41.51km/h 
https://strava.app.link/fIOJor9rkpb

もっぱらコロナよりニュースとしてロシアのウクライナ侵略が深刻になる。日々この世の理不尽を深く思う。地続きの大陸の国境の意味、大変さを思い、つくづく海洋に浮かぶ英国、日本の地政学的安定さを知る。ナポレオン、ヒトラードーバー海峡を渡れなかった。その割に、通貨が売られて円安が進行する状況は解せないものあり。単純に金利差の問題と言われるも借金が膨大ならば金利は上げられない。

「温みゆく空気のなかで沈みゆく心の重さ感じつつ春」

「凄惨な戦場報道日々見つつ あゝ無力なり春の憂鬱」

日々、ニュースを追かけ在宅勤務が続き清水川沿いの散歩コースも少しづつ桜の芽が赤くなる。早朝から歩く、特に壮老の人が目立って増えてくる。度々すれ違う人から受ける挨拶も、見知らぬ人から会釈されるのも悪くはないが、朝は静寂、張りつめた空気に鳥のさえずりがふさわしいと思う。長年の試行の結果、書き味というか・・ノートはやや高くてもツバメノートを使うようになった。自分でも小うるさい壮年人になって来た自覚はあるが、近所ではロフトにしか置いてない。今日は春分の日で風も穏やか、午後、名鉄駅近くのロフトへ散歩ついでに買いに行く。メジロ以来、鳥にも興味が出てきて川沿いの鳥を写真に収めると意外に美しいヤツに出会う。元、岐阜野鳥の会会員として調べるとルリビタキか?

川沿いしばらく歩くと一角に黒山の人が集合している。ジイサン、オバチャン、中年の人、望遠レンズのカメラ持つ人、脚立を持つ人、などなど・・。「ホレ、5輪以上開いとるがねぇ。」「この場は一応開花基準ですっ。がぁ・・周囲の木の状況も鑑みて・・の判断になります」と胸に小さく気象庁と書いた人が言う。宣言を待ちわびている人々に、そう言って気象庁の男女二人は去って行った。歯切れの悪い言い回しと思ったが、安堵の気配とともに人は順代わりに、控えめに咲いた桜の写真を撮り始める15時。周りの野次馬の期待と圧力?によるものか、公式宣言としてはいささか偏向バイアスがかかった気もするが目出度くもこれが2022年桜開花宣言の現場らしい。フライング??、標準木のプレートの木はポロポロ開花しているが他の木はまだ冬枯れの装いのままでずずいぶん寂しく思える。