走納め金華山DW(22.28km)、百々ヶ峰登山(417m)、帰省及び同窓会

去年とは違い年末が近づいて年内は少々時間に余裕がある。12月28日は有休にして年末休みに入る。12月29日(金)に今年の自転車走り納め、時間も無くて金華山DWに行く。晴天、少々寒いくらいで走り易かったが走り納めとしては少々地味な感じで締めくくり。
22.28km 1:17:18 17.3k/h 獲得標高337m
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織田裕二のファンの奥さんが録り溜めたドラマを見始めたのでボーっと横で眺めていると岐阜の比較的近いところが舞台になっているのでおやおやローカルドラマか?と見る。「ガラパゴス」と言うドラマで再放送らしいが、岐阜県南部の南濃や美濃加茂の自動車部品工場が舞台になっていて、工場の品質不正を内部告発した労働者の殺人事件を追う刑事ものだった。「これって本当ににフィクションかㇸ!?」と思ったのは、時あたかも車会社の品質不正のニュースが日を追うごとに大きくなっているので、真剣に見始める。失われた・・・年の派遣労働事情周辺のドキュメントのような描写もあり、内部告発への対処も閉塞的な、いかにも村社会の縮図を見せていた。ぼんやりと思うのは昔の会社の一コマ。ISO9000とかTSxx認証の講習を何度か受けた時の講師役はおおかた自動車会社や電装会社の役職経験のOBらしい人で、威厳に満ちた話しっぷりで設計品質、工程フロー順守を一部品屋である半導体会社に対して重々しく説いていたのを思い出す。確かに一般論としては良いとしても・・と思いつつ聞いていたが今日、あちこちで発覚する品質問題が十数年以上前から続いていたとなると・・ISO云々の認証制度も外見上の体裁を整えた絵餅で内実は寒い弥縫策と矛盾が現場にはそこはかとなくあったのかもしれない。当のドラマの結末は勧善懲悪的爽快感がイマイチだったが奥さん曰はく、「最近のドラマにはよくあるパターン」で懲悪されないところにある意味リアリティがあるかも。
29日、無事帰国した娘が岐阜に帰省して来た。30日は暖かい晴天で朝から百々ヶ峰に行くことにする。ノルウエーで山歩きが趣味の一つになったらしく、山登りトラッキングアプリをスタートさせて登山開始。冬枯れた山道は歩きやすく約1時間少々で久しぶりに頂上まで登り切る。標高は417mで金華山は眼下に見えて名古屋駅のタワーは霞の中。昼食後、下りに正月飾り用のウラジロを二つほど採り、途中ヤマガラなどの野鳥に餌(ピーナッツ類)をやっている人を面白く見る。河野裕子氏「たったこれだけの家族であるよ・・」という歌を思い出し、娘や息子と行くこう言う機会は自分の健康年齢も考えると大切だと思う。

金華山方面)

晦日、義母を介護施設に年末の挨拶に見舞った後岐阜駅に近い「テト」という店でケーキを購入する。開店前に並ぶお目当てはガレットデロアというケーキでガメッと大量に買っていく人もいる。これはフランスで新年に食べるケーキらしい。昼は自分がニシン蕎麦を作る。お節料理は買わず作る労力もかけずいたって質素にする。元旦、伊奈波神社に初詣、午後ゆったりとガレットデロアを食べている時に地震で揺れる。かなり大きな揺れで震源能登、過去何度か地震があった地域で今度は相当大きいと思う。翌2日、名古屋JR高島屋に行って昼食と明日の姫路への帰省の手土産を購入する。その後、奥さんと娘は混み合うバーゲンセールへ突撃し私は岐阜へ帰る。

「除夜の鐘かすかに聞きをり闇のなか残されし時を独りみつめる」

伊奈波神社参道)

(ガレットデロア)
翌3日、朝6時半の電車で姫路に向かう。米原から新幹線で9時台に到着。母、兄夫婦、姉夫婦が集まり皆さん元気。早いもので父の三回忌はこの二月にやることになる。兄や義兄は既に年金世代で私から見ると少し羨ましい。今回、13時から中学の同窓会のある私は12時に実家を辞して姉夫婦の車で姫路駅まで送ってもらう。実に20年ぶりに同窓会に参加。すぐにわかる人、話の間に記憶が戻る人、覚えてなくて申し訳なかった人とさまざま。郷里を離れて40年、この先の人生において同窓に会うことはそうは無いはず。皆さんどういう人生を歩んでおられたか?楽しそうに話す方々の場面に参加できたのは良い機会だった。16時過ぎにお開き。参加率は20%程度で以前より少ないらしいが、参加されていなかった人のことなど昔を辿りつつで帰路に着く。姫路駅の地下で、一種のソウルフード御座候がなぜか担々麺屋を出しているのを見て驚く。

「白い人、おぼろげな人、薄い人 同窓会で生存を確認」

「我らもう下り坂やと言いながら努めて明るく同窓話す」