長良川河口堰往復(97.15km)、干支交代、森永卓郎氏「ザイム真理教」読了

2月の3連休の中日2月11日(日)、前回のリベンジ走行で長良川河口堰を目指す。日曜の朝は6:44時にスタート。晴れ西風少々、ウインドウストッパー上下に靴下2枚とシューズカバーで最大級の防寒態勢をとったものの若干まだ寒く感じる。前と同じく長良川河川敷の道を南下する。例の「背割り堤」の工事は土日はお休みだという情報を得たので自信を持って長良川左岸を背割り堤に向けて直進。予定通りゲート横をすり抜け自転車専用の「背割り堤」区間を入り追い風に乗って快適に立田大橋にまで走る。時間が早いせいかロードバイクにには遭わない。しばし休憩の後に木曽三川デルタの三角州を南下してJR関西線、近鉄ガード下を抜け国道1号は左折、長島駅をチラ見したあと長良川左岸に出てみると下流に大きな河口堰が見えてくる。9時過ぎに河口堰のたもとに到着。隣は「なばなの里」という施設があってちょっとした観光スポットかもしれないが時刻も早いので人影はない。河口堰の上を実際に走ってみると思っていた以上に巨大な建造物で幅と言い高さと言い、川の対岸までも相当な距離があった。南を見ると海と同じく広い川面と陽光の中に長島スパーランドの影が浮かぶ。北側は鈴鹿山系の藤原岳が荘厳に雪で白い姿を見せている。水深は相当に深そうで囂々という水流と強い西風の音以外何も聞こえずやや心細く感じる。「誰もいない・・もし地震が来て堰が崩れたらお陀仏やな」と思いながら早々に引き返す。そこからの帰路は強烈な逆風でヒイコラヒイコラペダルを回して木曽三川公園で一旦休憩して来た道を引き返す。ロードバイク数人に抜かれるものの後ろに付く元気も無くマイペースで20k/hそこそこで走行、12:20に無事帰着。往復97kmはそれなりに遠い。次は伊勢湾を目指すことになるが往復120kmくらいか。

99.25km 4:36:10 21.5km/h 獲得368m

https://strava.app.link/dIIOhZnuNHb

(河口堰たもと)

 

(伊勢湾方面)

 (北勢、藤原岳方面)

(背割り堤)

能登地震、その後もニュースは決まったように連日報じられている。脆弱な交通網が寸断されて援助が届いていない。6年以上も前にドローン用ICのデザインを海外顧客に出した記憶がある。最近ドローンによる調査や荷物輸送など技術の進歩やベンチャー企業などのニュースが頻繁流れていたこともあってこんな折こそ大活躍かと思いきや存在があまり出てこない。単に露出が少ないだけなのか?技術がイマイチなのか?離島や限界集落への輸送に活躍している姿を期待していたので少々残念な気がする。

晴れた休日の午後、干支の交代と桃の節句の人形を飾る。片づけ最中にオランダのスキポール空港で土産で買ったストロープワッフルが唐突に出てきて、あれ、すっかり忘れていた。早速コーヒーの上で温めて食べるとキャラメルとシナモンの味がコーヒの苦味によく合う。この2月は土日を含め少々忙しい。To Doアイテムの奥さんの実家の断捨離なども遅々として進捗が思わしくない。2月18日にマンションの総会があった。長期修繕積立金の計画の改善など何件か提案を行う。総会出席率60%以上は住人の関心が高く良い状態と思うものの輪番制の管理組合理事の役割についての理解や認識と責任はもう一つな気がする。管理会社の言いなりにならない力量を身につけないと住民の共有財産を守ることが難しいと思うのだが・・。

「西の山くうき温みて春霞、否スギやヒノキぞ油断はならじ」

立春をすぎれば陽射しは猛々しはやくも道は日影をえらぶ」

森永卓郎氏「ザイム真理教」読了。奥さんが図書館で十数人待ちで借りたが「今は忙しいから良かったら先に読んで」と言われ読み始める。著者は経済学者で新聞広告でも盛んに宣伝されている。内容は財政政策や国税の歴代の運営において財政均衡策が経典として広く布教され国内がマインドコントロールされて低成長の不幸に陥っているという問題が説明されている。話題の本にはなっているが第一の読後感としては「さてどうなのか・・うーん?」と半分疑問、消化不良を感じたのは自身も該当教の信者になっているからか?知識不足か?。MMT理論推しの氏の主張は財務省派の財政均衡主義と相反するものとして書かれている。現在の1600兆円の国債も1100兆の資産と通貨発行権500兆で実はトントンというのが氏の説明。にもかかわらずここ何回かの消費増税で個人の豊かさが奪われ国力の衰退を導いたというのはなんとなく同感。しかし、保有する100兆円の米国債は米国の手前自由に換金できるものでもないし、前政権が金融緩和の財政ファイナンスを実施していた時ですらGDP、国力低下が止まる気配もなかった気がするのでMTTが単純に良いというのも疑問に思う。まあ複雑な経済対策して業者が中間マージンを吸い上げるくらいなら減税が一番でその元をMMTで補うという考え方には賛成。過去のいきさつから経済学者O氏、N氏の過去記事を参照して逐一反論する文も長く書かれているがこの部分は分かりづらく冗長にも思えた。氏は現在癌の病と闘っておられるようで後世へ書き残す一環としての執筆らしい。所詮思うのは、理論はともあれ巷で起こっている脱税、政治資金やパーティ券問題などルール無視で後付けの都合でそれなりの理屈やルールを作っていくような昨今の事情は高尚な理論など関係ないレベルで、まずは社会的誠実性が社会の永続性の第一の問題に思う。