「たとえば君」「もうすぐ夏至だ」読了

図書館で偶然出会った本ですですが、歌人夫婦というか家族全員歌人という一家の歌集エッセイの本でした。河野氏が癌で亡くなられたこと、永田氏は理系学者にして歌人であることなど前々から知ってはいましたが、図書館に行くとすっかりど忘れしてました。今回読んでつき並みな表現以上にによかったという印象で、久々の個人的ヒットです。歌人夫婦というのがこんなにも歌でストレートに詠んでいるのは驚きです。31音の制約、説明しすぎないという点で、歌と言う表現方法であるがゆえにイメージの広がりを感じました。この人たちのエッセイがまた特に、平明な中に言葉の選択が適切で表現されていることが良くわかりザーッと読んでしまいました。

さて娘から以前、旅の土産物のコヒーをもらってましたが普段の安ものが切れたのでありがたく煎れてみることにしました。最初は普通にフィルターで濾してましたが豆の様子が違う。明らかに豆が粉のように細かすぎる。フィルターで濾すのは何か違う?と思い始めてwebで検索するとトルココーヒーだそうでそもそも煎れ方が違うようです。本来は専用の銅か銀の小さな容器を買ってそれに入れて沸かすようで、なんだか結構金がかかってややこしそうです。試しに小鍋にコヒーと水を入れてブクブク沸騰させて作りました。これでも格好としてはやや本格的。でもって粉はフィルターするのではなくそのままカップに注ぎ豆を沈殿させうわずみ液のみをすするというものだそうです。味は悪くはない、と言って素晴らしくもない、変わっているというところ。粉は多少は口に入りますがこれがまたじゃりじゃりした触感でなんとも・・。本当は砂糖を入れて沸かすと書いてありますがカロリー控えめの私としてはそこはちょっと相入れられません。ちょっと変わり種のコーヒー、ちょっとした秋の夜長の楽しみになるかも知れません。