初雪金華山run、永田和宏「あの午後の椅子」読了

明日が祝日なので谷間の今日も休みで4連休としました。今日は車検から返ってくる車をディーラーへ取りに行く日でもありますが夕方までは時間あり。今年にして珍しいことに朝より小雪が舞ってます。前の車までは冬季はスタッドレスタイヤをつけてましたが、車を変えてから「ええい、もう雪は積らん」という迷信的独断と「見るとタイヤは高く買う金が惜しい」という根性的割り切りで冬タイヤ無し。岐阜、一昔前は膝上までズボズボと沈み長靴が必要なくらい積雪の日がありチェーンorスタッドレスは必須でしたがここ近年、そういこともなく積っても朝積ってもベタベタ雪で昼には融け、橋の上の凍るような所を走らない限りノーマルタイヤで十分となりました。こうなると、雪上走行で後輪タイヤが横滑りつつ進む感覚もちょっと懐かしい気になります。
午前中、少しだけ仕事の回路シミュレーションを流しておいて金華山runにスタート。さっきまで降っていた雪は止んでいましたが走り出したとたんにチラチラ。上空晴れ間がありますが西から雲が流れて雪を降らせるようです。駅から御鮨街道を北上し柏の杜公園から山道登坂。このころになると雪は本降りに近い降り方で横に流れていきます。こんな日に登り奴はいない。孤独な山道は少々悲惨な状況ですが存外、走っている分には気分は沈むことなくスタスタ。いつもの展望台は冬本番で風も雪もヒューヒュー吹き抜ける。山に降る雪、降りながら消える。これが今シーズンの初雪、気温4.7℃、史上最遅の初雪だったそうでちょっとラッキー感あり。体温冷え冷えなので時間をおかずリターン。

7.45k  1:03:48  標高205m

https://strava.app.link/gnbyVYW3u4

なにやらコロナウイルスの感染で船の状況が怪しい様子、暖冬とは言え寒暖の差異で足元をすくわれないように気をつけないといけません。

f:id:azutatsu:20200210123248j:plain

(岐阜駅方面)

f:id:azutatsu:20200210123303j:plain

鶯谷方面)

司馬遼太郎「オランダ紀行」も並行して読んでますが、図書館のオーダーがあるということで永田和宏氏「あの午後の椅子」を先に優先して読了。以前読んだ「もうすぐ夏至だ」の後のエッセイ原稿集。私にとっては文章端正、適切な表現、読みやすく分かりやすく思えます。但し内容的には軽く読み流せず、歌人としてのテーマ、細胞研究者としてのテーマ中心ですが、今社会で発生している虚言、言い換えに始まる言葉の劣化、言葉の力のに対する危惧など一般普遍的な示唆が多く感じられます。もっとも笑える部分もあり、東大路のヤナギマツタケ採りの教授二人、ご自身と森毅氏の縄張り争いなどユーモアにも真剣な笑いがそこにはあります。f:id:azutatsu:20200210085943j:plain