谷汲と花立峠周回、「温泉」山下翔 読了

 

9月、3連休は2回目。台風前にしてはひんやりした空気でさすがに前回の台風からは季節が進んだ感じです。昨日は以前の会社のOB会が岐阜であり懐かしい方々に会い、話が出来てまずまずでした。なかには遠方から泊まりがけの方も参加されてこの会も年1回の恒例行事となってます。宴会翌日はなぜか目覚めが早く時計は5時台。夏季休みで独から一時帰国した息子に加え娘も大阪から帰って来て、午後は家族そろって買い物に夕食の予定なので運動活動は午前中のみです。台風接近も雨は降りそうにないのでロードバイクを引き出してrideに出ることに。夏の肋間神経痛とやら?の激痛から用心してますがそろそろ体調的にも良いのではないか?と判断です。

タイヤに空気を入れて6時過ぎにスタート。半パンに長袖ジャージで丁度いいくらいの温度、でひんやりした風が吹いていますが特に問題なし。大縄場大橋で長良川を越え根尾川から上流に向かいます。民家の庭先にはコスモス、田んぼの畦には彼岸花というところですがまだ少ししか咲いていません。谷汲鉄道の旧谷汲口駅で写真パチリ。鉄路の歴史を伝えるプレートを見ると名鉄谷汲線揖斐線が存命の頃、この地域はまだ華やかさがあったようで、いまや廃線の姿はかつてを偲ぶ一種の滅びの美学と言った趣あり。そこから大谷スカイラインの花立峠に登り路面の苔や栗、ドングリに注意してダウンヒル。下山途中岐阜方面にノッポなビルが3棟見えます。確か前回来た時には2本だったのでかれこれここは3年ぶりか?彼岸の時期、夏の終わりの田舎の里山には今年の秋が始まっていく予感が漂っています。

55.2k 2:43:22 20.3k/h 獲得標高530m

https://strava.app.link/vwIOTQlhb0

 

f:id:azutatsu:20190922225038j:plain

f:id:azutatsu:20190922225112j:plain

先週の3連休もいろいろ雑務あり。車の点検に岐阜柳津に行きました。点検の間の暇つぶしに近くのパン屋で読書。その時にご当地アンパン「金華山」をBuy。円錐を崩したような形、実はある方向から見た山の形を忠実に反映する努力が感じられます。中はホイップクリームに餡、これで150円は少々高い気もしますが1度は試す価値ありかぁ??

f:id:azutatsu:20190922225643j:plain

図書館の新刊本コーナーにあった本を手にとって借りたもの。全く予備知識無しで偶然借りて読んだものですが、山下翔という人の「温泉」という歌集。このタイトルもさることながら詠われる題材も昭和的な風情がある、どことなく寂しい感じあり。古語が使われて老練に思いますが、20代の方らしくそのギャップ、アンバランスさに驚きあり。若い世代の内容を若者表現とは(もちろん口語)一線を隔てておりますます特徴的な感じを受けました。
「店灯りのやうに色づく枇杷の実の、ここも誰かのふるさとである」
「雲仙の湯に来て外にきくこゑのヒグラシ涼しわれも裸ぞ」

f:id:azutatsu:20190922225627j:plain