石切峠(470m)水間峠(580m)一台峠(580m) 鉢伏峠(430)

インドから派遣技術者に来てもらってここ当分の間の業務を手伝ってもらってます。見かけではわかりませんが30歳そこそこで十分に若い。そして早口のインド英語はよくわからん。なんでも「早口はインテリに見える」という風習があるかぁ?「ハーイ、スピークスロウリー」と言ってもものの2分後には元の速さでしゃべるのは閉口。ところが昨日、その彼はインド料理を部屋で作って持って来て一緒に昼食しませんかとなった。ある意味本場のインド家庭料理です。恐る恐る口に入れるとケミカルな調味料ではない、珍しい香りのスパイスの炒め物にカレーなどでしたが、当然に辛い。食べて数分後から舌が更に辛くなってきてパサパサしたインディカ米を口に入れないと治まらない。汗をかいて食べましたがこれはインドでも南部の料理だそうです。レストランでも北部はナン、南部はライスを出すのだそうで普段はプレートの代わりにバナナの葉。彼曰はく、休日は妻子をともに京都、奈良、大阪の3都巡りを楽しんでいるそうで、それならこの地に勝るところもなくうってつけの場所でしょう。仕事の方は普通に半導体を設計していますし、こんな若い人が増えているらしく早晩インドはが競争力を付けるのは間違いないなーぁ、若い人が少なくて、なんちゃってAIにぎわう日本の相対的ポジションは?・・と足元の暗がりを思います。

「下げパンするサントーシユくん 早口のインドリツシユに戸惑ひて笑む」

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本日、天気は曇り、すっきり晴れてませんが雨の心配はない。若草山の山向こうにある4峠連続ハントに出かけます。一応前回は道を間違え石切り峠のみで下ってしまった峠群です。昨日のインド料理の影響を腹の具合に相談しつつ遅めのスタート8:40。少々寒いのでタイツにウインドブレーカーです。奈良公園9:20、もうバスが縦列になってす。今日は動きが早い。いつものように春日の森ダートを登って林道を南下し石切り峠着。少々寒く早くも茶店閉まってます。紅葉が少々色づいている脇をダウンヒルで県道183号を水間峠へ向かいます。県道80号に入り登坂開始。途中から旧道に入り茶畑横を抜けて峠着。杉林で見通し悪く道も荒れ荒れ。風情も何もありません。

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(水間峠)

本道にトンネルができて車は来ないようで寂しい峠です。来た道を早々に下って80号から田原交差点を左折し次の一台峠を目指します。ここも斜度はきつくなく難なくゴール。鬱蒼とした陰とした峠ですが写真を撮っている間も車が通過しますので通りは多そうです。

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(一台峠)

ここも来た道を下って最後の鉢伏峠ですがこの前の失敗を反省すべく地図でチェック。なんと!目立たない左折路がある。そこからやや上るともう下り始め、ありゃ、怪しいぞと立ち止まり、何故か幻のように警備員のおじいさんがいるので聞いてみると、確かにここだそうです。へーこんなちょっとの登りで着いてしまい、また珍しいことに標高の割にクマザサが茂っており雰囲気はちょっといい。考えてみると山深いめったに通行のない峠に何のための警備員か?不思議ですが、道を通っただけで不法ゴミ投棄の見張りか?
「こんなにもゴミの投棄はあるものか クマザサさ中に佇つ警備員」

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(鉢伏峠)

奈良市街に降りていくこの道は激坂です。坂を降りきったところに山の辺の道の案内を発見。「ほー、これが日本最古の道かぁ」とちょっとだけ走って奈良の高畑に着。既に激込みの観光地を抜けて13:30に祝園着。ほどほどの距離に程々の標高で悪くはありませんが、どの峠もこれと言った印象も無い平凡な感じです。ま、峠ゲットで今年にしては大いに収穫あり。

63.24k 4:29:10 14.1k/h 標高1291m 

https://strava.app.link/2Z4XwkOHa2

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(山の辺の道)