犬打峠(369m)、和束井手線(422m)

正月は2日に姫路帰省しそのまま私は祝園に戻る。家には布団が少なく娘が2日に岐阜に戻ってくるので私と入れ替わる。今年は寒い。実に寒い日が続いている。
4日も朝から寒い風がそよそよ吹いていますが9:30に祝園スタート。前回西の方、生駒山系の峠を主だったところをゲットしたので差し当たり東に見える和束の山系を目指します。木津川の向こうの茶畑にある峠ですがこれらを走り終えるとこのけいはんなの台地から表に見える山々の峠巡りはひと段落です。奥まったところにはまだまだありますが。
木津川CRを上り加茂に入ってから和束に向かいます。和束の茶カフェのところで一休み。ここから犬打峠の登りが始まります。寒風吹きすさむ茶畑の間をぬけて杉林に入ると急登始まります。ほとんどここから息もつかせぬ斜度がずーっと続く。しかも道は狭くここにもおなじみコンクリートに○印の激坂スタイル。10%以上時々20%以上と思われるカーブが出てきますがここで対向車が来てストップ。暗峠同様にここも結構大変なところです。根性も尽き果ててゴールした峠の頂上は変哲のない風情のない道路でした。犬打・・愛犬家にとって縁起でもない名前ですがここはユーチューブにもupされてサイクリストお馴染みの峠のはずなのに今日は誰一人会いません。寒いし正月もまだ4日だし・・。


来た激坂を和束茶カフェまで下ってここから府道321号に入ります。地図の上では近いのでここから山越えで木津川に面した井手町を経由して祝園目指します。ここは大正池ヒルクライムとしてupされてますが峠の名称は無く単なる丘程度の斜面と思ってましたがそれは大いなる間違い。途中こそ茶畑の中を走るほどほどのクライムですが延々と登り続きで斜度がだんだん急になりそろそろ頂上は?と結構な標高になっても茶畑道が続きます。腕の標高計は既に400m。あれれ?犬打峠より高ではないですか。数台のロードバイクとすれ違い、1台に抜かれます。みなさんパールイズミのウインドウブレークジャージで暖かそう。私は起毛ジャージ+タイツにウインドブレーカで見た目にも貧乏そうで寒いウエア。祝園に持ってきた装備は最低限にしているためです・・。標高が420mになって頂上ゴール。道路の枯葉に雪が残って冷えてます。こんな立派な峠のくせに名前が無いとは・・とは言え犬打同様に視界も悪く風情の無し。

頂上少し手前まで茶畑がありますので写真を撮る。
この標高に茶畑を作る必要性(不便)がよくわかりませんがとにかくここまで激坂にして急斜面、世話や収穫作業はさぞ大変では・・と思いつつ見ると小さなレールにトロッコがあります。これを使っているということで納得。

雲が頭上近く飛ぶように流れ、雪が時折さーっと流していきます。先ほどまでかいた汗で体が急激に冷える。体調がおかしくなるといけないので早々に下り開始。谷間を渡る風は更に冷たいので手と足先は痛くてなり麻痺しそう。下界の道路温度でも2℃なの恐らく山間は氷点下だったんでしょう、手も足首もジンジンし始めます。川沿い狭路でハンドルブレーキ操作ミスは谷底へ一直線、鼻水に加え涙までチョチョビレます。ここまで厳冬下を走るのは30代以来かも知れません。井手町の街並みが見えてやっと娑婆に戻ってきた気分。木津川堤防の信号で登りで抜かれたロードの人がいたので「寒いっすねー」とご挨拶。強風の木津川堤を南に祝園へ戻る。駅前コープにてピザとコヒーで昼食を取るも感覚麻痺した手がジンジンして棒のようで指が動きません。部屋に帰って水をさわるとぬるま湯のように感じました。2018年初走り、無事帰ってきましたがよくもまあこの年になって・・と思う次第。

「厳冬の 茶畑こゆる 初走り」

https://www.strava.com/activities/1339930177

3:16:53 49.2km 獲得標高966m