平等院と桃山行 「たっぷりと真水を抱きて」読了

好みの経済ブログの著者のオッサンが脱線で抹茶ソフトの話を書いておられる。特に京都駅では途中下車してまで八条口で「濃厚な味わいが格別」とかなんとか味わって行くそうです。調べると辻利だったりします。別に最初は気にも留めなかったハズが印象が何故か頭に残ったようで、ふと折に触れてポワンと浮かび来る。辻利は・・確か宇治にこそ本店があったと思い、本日はソフトクリームハンターとして宇治に向かうことにします。
ここにきて祝園宇治間は自転車でも適当な距離、ひとっ走りポタリング気分で往復できます。混雑を避けるべく9時前にスタート井手、城陽と経過し難なく10時前に宇治到着。駅周辺は店も開店前で静か、そぞろ歩きの外人さんが行き来してます。さて辻利は開店10:30、なんと早過ぎ、まだ40分近くある。仕方なく川沿いに歩いて平等院を中に入らず土手から見学。意外にもここでもいい写真が撮れます。もう少し行くと福寿園の店に出ました。ここは開店直後のようで客が1人います。ちょっと覗くと「おいでヤス、なにいたしまヒョ?」と初老の店のオッサンがニヤニヤ。あれ、まあここも辻利も同じか…と流されるまま抹茶ソフト注文「ワッフルでっか?」「イヤイヤコーンで結構です」350円。意外に良心的な値段。開花直後で2分程度の桜と宇治川を漕ぎ進むボートを見ながら一休み。咲き始めの桜に抹茶ソフトまあ、悪くはありません。3人のロードバイク集団もソフトを買っています。一気に人が増え始めたようで次々店に入って行きます。さっさと帰るかと思うも、世に「平成最後」コールも激しいということで桃山御陵へ足を延ばします。桃山御陵明治天皇陵で平成と関係ありませんが一度見ておきたいと思ってました。「坂の上の雲」などゆかりの地でもあります。宇治川左岸を下って観月橋から桃山へ折れすぐに着。鬱蒼とした杉林の先の陵は厳かにも明るい光の降り注ぐ場所でした。坂本龍馬寺田屋に向かうつもりが晴れ間が曇りサーッと雨になり
急いで南下。春の嵐を逃れるように一目散に祝園に逃げ帰りました。
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歌人河野裕子の評伝「たっぷりと真水を抱きて」読了。
「たっぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり 」
がテーマになってますが著者は息子さんだったりします。北杜夫が書いた斎藤茂吉のケースを読んだことがありますが、実親を題材として冷静に評伝を書くのは案外難しいのではないかと思うところです。没後存在感が高まる云々・・と帯書きにありますが、実父母含め家族を近過ぎず遠すぎずの距離感と多くに詠われている家族の熱が流れているように思いました。

 

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