帰国と出国、連休前後 金華山DW

10連休の長さが話題の5月連休、大方毎年の慣習的に中日の平日は有休を取って製造業らしく9連休くらいにはしていたので特に長い印象はありません。ただ、今回は娘の帰国と息子の出国などなど移動が重なったことである意味ハードでした。今どきの引っ越しは電話にネット関係を含め手続きも大変。連休前からあれこれ下調べの上に段取り計画を練るべく作業始めてます。連休の前半は涼しく体力的には助かりましたが後半から5月にありがちな高温で体はグロッキー気味。行楽地にも行かず渋滞も縁無で過ごした割に疲れあり。唯一、ドライブついでに海津町にある川島屋で草餅を買ったことが息抜きです。ここの草餅だけははグッド。その帰り長良川の土手に見た赤い花が絨毯のように咲いていました。おお、いっぱい咲いている。こんなの昔は無かったと思いますが、もしかして外来種の雑草かも知れません。「雑草と言う名前の植物は無い」と言いつつこの前公園で見たネモフィラとも遜色ない美しさのように思いますが・・。

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 さて、娘が北米の留学から帰ってきました。昨年8月以来、無事帰ってきてホットします。今はLineというので家族間は電話ができるので、昔昔、通信手段が限られていた頃に比べれば再会の劇的なものは控えめかも知れませんが感慨はひとしお。厳冬期にマイナス30℃以下の日々だった時には、果たしてエスキモーのような生活ができるのか?心配したりしましたが元気にやっていたそうです。そんな折、冬休みにメキシコに行ったようでその土産。一瞬、ドキッとする、ドクロ。ユカタン半島のマヤ、インカでは生贄儀式で生きた?心臓などを使ってたこともあってドクロも縁起ものだそうです。一個一個違う原色のカラフルなデザイン、見てて飽きもこずこのドクロ様すっかり気に入りました。にしても・・このドクロ様、大切に拝んでおかねばマズイんじゃないか?と、敢えてそう思わせるようなところあります。

「春遠きハミルトンより帰り来て 息子に語る娘(こ)は元気なり」

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日をおかずして今度は息子の欧州出国準備が急ピッチで切羽詰まる。2人のスーツケースで部屋中は寝る場所に困る状態です。とにかく慌しく時間が過ぎていきますが、奥さんの誕生日も近いということで息子が得意のケーキを作って自分の渡航激励含めて小さなお祝いとなりました。このイチゴのケーキ、見た目も味も本格的、本人曰はく、買った方が安いかも・・、ですがその心までは金で買えません。その夜の夕食含め久しぶりの家の節目という感じです。結局、家族4人そろって寝起きした時間はあっというほどに過ぎ息子は無事欧州に旅立ちました。4人がそれぞれ実に多くの写真を撮りましたが、家族が同じ場所で記憶を共有する時間はつくづく貴重だと思います。おかしなことに何歳になっても彼らが小さい時と変わらず可愛く思え、ある意味親バカさ加減を自嘲。

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連休終盤、息子と自転車で長良川沿いから川原町を抜け金華山のDWに登りました。既に身長はおろか登坂能力も息子が勝っているのでスタートして背中がすぐ見えなくなります。次に岩戸公園側に下りて再度登り返す時、私の速度に合わせて少し前で引っ張ってくれます。自転車レースで言えばサポートということですがその背中を見つつ、私としては懸命にペダルを踏み続け、息を吐きながら汗とも涙とも覚えぬままサングラス内側が濡れて、胸にこみあげてくるものありました。時は流れてゆくもの・・。

「君の乗る機影はひかる雲に消へ 時のむこうの扉にむかう」
金華山DW 20.39km 1:11:40 17.1k/h 獲得408m
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