TOJ 「敗北のない競技」土井雪広 読了

恒例のサイクルレース、ツアーオブジャパン(TOJ)がけいはんな周辺で開催されるのが5月下旬の月曜日。本日9時頃、けいはんなに到着(出社)すると周囲は準備中のテントや屋台に人が大勢いていつもとは全く違う光景。この周辺で言えば最大のイベントかも知れません。昨年は厚木出張で見ていませんが今年は問題なく?仕事の合間に観戦できます。実際レースを見たのは昼休憩の周回でしたが風が強かったこともあってプロトンが分断されてまして最後尾の方は苦しそうです。昼食後にレースは早々に終わってしまいました。同時期にやっているグランツールのジロデイタリアには参加していないNIPPOの中根さんを見たいと思ってましたが、高速の周回では動体視力も悪化してか良く見えない。レース後にNIPPOのバスの付近におられるところを見ましたので一応良かったです。

f:id:azutatsu:20190616012746j:plain

この周辺は「茶イクルロード」と名付けられたコースをサイクルジャージで平日にもかかわらずスイスイと走っている老若男女を良く見かけます。悠々とした生活スタイルも羨ましく思う所で、あぁーええなぁーと思っては眺めます。サイクル人口も多くなってロードバイクショップも増えてますが、プロの走りを見ることは多くはないはずです。息子が出発前に置いていってくれた元ロードレーサ土井雪広さんの「敗北のない競技」を読了。スポーツ選手、タレントの本、私はほぼ全くと言って読みません。今回も息子の「良いよ」の言葉を聞いてページを開いたのですが、実のところ予想に反し良かったです。長年ツールや、ジロ、ブエルタなどのグランツールを見てましたが凄い、感激というTVを通したステレオタイプ的な見方でした。現実はTV画面にない所で起きている色々な事、「カルチャー」と書かれていましたが薬関係のことなど、スポーツマンシップ的なきれいごとでは尽くせぬギリギリのレース社会、人間社会を知って考えさせられるものでした。ただ、そんな有象無象の善悪を併せ持つ世界としても、アスリート共通に1日200kmものレースを連日走り切るという極限の状態でのドラマ自体が感動に値するものだという気持ちは変わらないなぁと思いました。

f:id:azutatsu:20190616012813j:plain

さて娘が帰ってきて新たに下宿先を決めるまで家にいますが、久々に百ヶ峰に行きたいということで、少々、いやかなり暑くなった日の早朝に出発。新緑は過ぎて深緑になっていく山に行きました。鶯の声など録音しながらの山散歩も時間が経つと暑い。名古屋方面の駅ビルの姿を見ながらいつものようにおにぎりで朝食代わり。あまりの暑さに帰り道、御鮨街道のゴトーヤドルチェラコントにてジェラートを食す。31アイスくらいのコスト、フルーツ中心のさっぱりした味はこの暑さにおいて丁度いい感じでした。

f:id:azutatsu:20190616012836j:plain