「坂の峠」千本桜ride(68km)、節句飾り交代

毎度の早朝散歩。日の出が早くなり、野良ネコの活動も早い。いつもの「シマちゃん」以外に最近は新顔のネコも出てくる。やや黄色いキジトラが家の塀から覗く。水戸黄門の金にうるさい越後屋の番頭のようなシブイ顔つきで勝手に「金蔵さん」と名付ける。もう一匹、当初は金蔵さんと区別がつかなかったネコを「もどき」と名付ける。孤独を感じつつ非常に疲れるリモートワークの数少ない気晴らし。

(金蔵さん)

(金蔵さん直立)

(もどき)

週に数回動かすだけの車のフロントガラスには花粉とも黄砂とも不明な埃が大量に積もっている。晴れた日には風が強くアレルギーに悩まされる身には辛い。一度スイッチが入るとクシャミが止まらず一回、一回と体力を失い、又は腹筋、背筋がつり始め落ち着く頃には消耗して大の字になってダウン。花粉症というよりアレルギー症状は黄砂の飛来に同期しているので黄砂症と自覚している。金曜日、10年以上診てもらっている近所の内科に薬を出してもらいに行った。「あんたは杉と言うより檜じゃな?」先生。「花粉よりも実は黄砂症じゃないかと思うんですが・・」私。「黄砂症??、そうかもしれんがまあ、花粉として薬出しときますよ」と花粉にカテゴリされ、ややきつめの目薬、飲薬を処方してもらうが私の黄砂症説は認められない。

プロジェクト2並列が続きこのところ鬼忙しいこともあり2月の四十九日以外は岐阜から出ていない。ゴールデンウイークという連休も海外のアウトソース先や顧客には関係なので中途半端に仕事をすることになりそうで少々悲しく、昨今どうやら真に在宅勤務をびっしり続けていることは近所では相当に少数派になっているらしい。巷社会の本音としては出勤を望んでいようで、半導体設計と言ってもCADを使ったIT業務と大差ないスタイルは珍しい部類なのか。毎週土曜日の午前中は買い物ついでに、「かし是」でその週のパンを買って帰る。主に天然酵母の食パン系を購入しついでに菓子パンも少々購入する。最近路地物で安くなった大きい苺をミルクパンと餡バターに挟んでみるとまずまず美味しく、豆を挽いて淹れたコヒーとともに食し、何気ない時間を奥さんとしみじみ過ごす。出掛けて外食する手間と時間が億劫になってきたことにもありこれで十分。娘と息子の無事安全は何よりの便りで、桃の節句端午の節句の飾り人形を交代する。

「会う人に「在宅勤務」とことわりを言ひて昼の挨拶をする」

「寝床にも不安と悲しみ故もなく暗き彼方の戦を思ふ」

先週は桜も散り始めて清水川に花筏が流れて早くも街路樹のハナミズキが咲き始めた。10日土曜日に最後の花見ついでに、岐阜の北、坂の峠千本桜へサイクルride。AM5:50スタート。車も少なく快適に岐阜市街から長良川右岸、武芸川に到達。ここから「坂の峠」というベタな名前の登りにはいる。一人のランナーを抜いてつづら折りの坂は難なく登頂。千本桜がここからの下り坂の両側になる。まだ7時頃にして駐車場に車がチラホラ。最近バイクの人も多い。桜の他に深いピンクのツツジが咲いている。板取川沿いの林道を走ると道横の日陰に咲く山吹がハッとするほど黄色く、山々は燃え上がるように若い緑で早くも初夏を感じさせる。ラステン洞戸まで登りそのまま佐野坂峠をダウンヒル長良川河畔を抜けて無事帰着。70k弱で登坂高度450mはそう大したrideではないが体重2kg減はまずまずの成果でニンマリ、罪悪感無くサイダーで一服。

68.9km 3:26:36 20k/h 47.8k/max 獲得 452m

https://strava.app.link/Afgd2QyXEpb

(千本桜のつつじ)