祝園ー河内磐船run16k、「河野裕子読本」読了

今週末もけいはんな。今年の梅雨は長い。南洋に台風がぽっこり出来た時にはわざわざ湿った空気を運んで来てはぬるま湯のような雨を落としてはジメジメ。洗濯物や布団を十分陽に当てられないのはさすがに参ったもので、1ルームの部屋にて家事を適当にやっていてもなんともいやになる。とにかく量は降っていないが梅雨も明けず日照少なくセミの鳴き声も本調子からほど遠い感じ。

岐阜にロードを置いているので今週もrunで体力作り。本日は雨上がりの曇り空を見ながら朝早く西の山岳に向かってスタート。runアンドrideということで鉄道の駅まで走って帰りは電車を使用。今回は山岳コースでくろんど池横を通り傍示の峠を越えて行きます。交野山の上から激坂真っ逆さまに下るというルートで計16km。距離とアップダウンで走り切れるかと思いきや、スローディスタンスで走るので何とか2時間半でゴール。既に10時で気温上昇、汗はびしょびしょで駅にてご褒美コーラを飲みつつ、「ふー、案外runも悪くはないし意外に走れる・・・」と思うこの頃。汗びしょで電車に乗ると、何故こんなとこにランニング姿のキタナイ汗のオッサンが乗っているか?という視線が少々気にはなりますが・・・他人の目は置いといて、ここは激坂の下界の枚方や高槻を目指して一気に下って行く時のダイナミックな感じがちょっといい。

15.99km 2:32:32 獲得標高339m

https://strava.app.link/dhHVDeWzIY

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河野裕子読本を読了。既に読んでいたもののダイジェスト版のような本で歌、エッセイ、評論が詰め込まれています。なので既読感のある文章が多い割に何故か読むのに時間がかかり3か月です。書かれているように初期の言葉が起立した感じより後期の平明な言葉で書かれた歌の方がすんなり入ってきます。最後に出てくる自身の深刻な病状のなかで口述筆記で詠まれた

「さみしくてあたたかかりきこの世にて会い得しことを幸せと思ふ」

31文字の平明な言葉による心の表現が、夏の暑さにあってしんみりします。

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