洛北三峠周回、百井峠(730m)、花背峠(760m)芹生峠(700m)

今朝の散歩、一昨日の峠ハントの筋肉痛取れず。野良猫、しまちゃんの姿を見るが最近はどういうことか?体操風景を見せてくれることが時々ある。この心境がわからん。

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(ストレッチ追い込む)

9月も中旬を過ぎて感染者数がぐぐっと減って来たので、一昨日の23日に半年前にやり残した京都洛北の峠巡り出掛ける。早朝に出掛けて昼過ぎにデポ地点に戻ってくる予定を言うと学生時代京都だった奥さんも一緒に出掛けて峠巡りの間はレンタル自転車で京都の上賀茂周辺巡りをすることになる。宣言期間中の京都の人流は少ないハズ。AM4時に家をスタート。京都東ICを下りて山科から左京区川端通を北上し国際会館から岩倉東公園にデポ。昨日は前線通過で今朝は高速の道中も濃霧が発生していた。朝7時、曇り空に山の方を見てもくっきりとは晴れておらず微妙な感じがする。駐車場で自転車を下ろして用意をしていると、「じゃあねー」と奥さんは足取りさっさと出発し残されてゴソゴソと準備。今年は夏場から長距離、長時間のライドをこなしていない現時点の私の体力からしてこの3峠走破はそれなりに難易度が高いものと思われる。そのこともあってギア比が低いクロスバイクを使う。モンベルのトレイルラン用のリュックにスペアチューブなどを詰めて7時にスタート。岩倉のコープを左折して府道40号を北上する。予想通り出だしから緩やかな登り基調で叡山鉄道沿いを走る。何人かのロードライダーを見るが同じ方向に行く人はいない。鞍馬寺前を過ぎると街道は斜度が出てゆるゆると高度を上げてやがて本格的な登坂になる。山峡の中腹からは霧の中を進みなんとなく不穏な気分になるも、やがて「百井の別れ」という分岐点に到着し少々安堵。百井峠は右の狭い国道477、左の道は同じく477号で花脊峠に通じる。最初の百井峠は「激坂酷道」と言われていてこの最難関でどれくらい消耗するかが問題と思われる。少し下り早くも狭い急登坂になりギア比を下げてヨチヨチ登り始める。確かに酷い道で20%以上の斜度がありそうで汗が止まらなくなる。更に怖いことに霧の中を車が通って行くことで1台分の道幅ではどうすることもできず2度ほど止まっては避ける。消耗に耐えつつヘアピンカーブを曲がって霧の中をもがいているとやがて地蔵堂が現れ斜度は急に緩くなって峠の頂上に到達。幸いwebに書かれている時より舗装されて路面状態は良くなっている様子。確かに昇って来た太陽があるらしい朝の杉林の静寂の霧中にしばらく呆けていると軽快な足音とともに白髪のシニアランナーが通り過ぎていった。信じられん!

「水雲のただよふ杉の林にて朝陽はわれの影絵を映す」

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峠写真を撮って来た道を下り百井の別れから今度は花脊峠に登って行く。本来はこの百井から花脊に向かうこの1回のハンドルでは曲がれそうにないカーブが477号酷道だが先の百井の激坂を思えばこちらは普通のノーマルな峠道に見える。途中でロードレーサー2人組に抜かれ、また何人かと行き違う。霧が晴れ太陽が出てきたが途中一か所だけ視界が開けるカーブでは下界は霧靄で見えず、やがて頂上にゴール。さすがにメジャーなコースらしく先ほどの2人組に他数名がどんどん上がって来る。「トンネル早期実現」の看板の下で羊羹を1個補給。なんとか2個目の峠をクリアしたがここを花脊方面に下ると次の芹生峠までは結構距離がある。その間のアップダウン次第では体力的に帰って来れなく危険性がぼんやり頭によぎる。

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時刻はまだ9時台なので余裕はあると花脊に向けて下り開始。茅葺ではないが田舎の風情のある家々を過ぎていく道すがら淡く今年初めての金木犀が香る。案ずるほどのことはなく貴船神社方面への分岐点で府道361号に入る。

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ここまでは順調だったが芹生までは登り基調でアップダウンが多く疲れもあって重い上になかなか遠い。消耗も進み休憩場所を考えている頃に芹生の里に到着。芹生の里、昔幼少時に母が「花ぐるま」というTVドラマを見ていた時に、芹生村で育った少女が社長夫人に出世していくというサクセスストーリーだったが今見るところ村と言うほどの人口も無いような寂れた感じがする。休憩していると外人3人組が下りて過ぎていくところなんぞやっぱりここは京都に近い。最後の登坂は既に足はダメダメ状態、ヘルメットから汗を落としながら気力で岩倉まで帰り着くためだけにペダルを回しつつ、やがて杉林が切れて峠頂上に到達。もう後は下るだけと日陰の路面に仰向けになる。空が意外に近く雲が姿を変えながら過ぎていく。今年はコロナもあり、猛暑や雨も多く峠ハントは低調になった。いつも峠を越えて帰れなくなるリスクを持ちつつ何年もよく続けて来たものと思う。60も近くなって何やってるんだろうという自己疑問とよくやってきたなという感慨ともう、これから、そんなに出来ないという身体的精神的問題が浮かぶ。いつかは出来なくなる日が来る・・。

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この芹生峠はここからの下りの貴船側がブレーキを持つ手が痛くなるような激坂で有名で途中はダートもあって用心しつつ貴船奥社まで下りる。川床で有名な一大観光地も自転車でも走れるくらいの観光客でやや寂しい。暑いせいか空席の目立つ川床では何人かはかき氷などを食べている。貴船神社で写真を撮って貴船口駅までダウンヒルして来た時に急に女性2人が道路に飛び出してきたので「危ない!」と叫んで逆にハンドルを切って間一髪避ける。止まって振り返ると鉄道ガード上の叡山鉄道を撮っている。世に言う撮り鉄女子という人らしく全く悪びれる様子も無く「ホント偶然だよねー」と言いながらシャッターを切っている。そんなにお宝なのか?怒りは置いといて私も1枚パチリ。無事岩倉東公園に12時着。予定時刻まで1時間ほどあるのでコープに行ってサイダーを飲みつつ休憩。ここは河野裕子氏の歌や随筆に出てくる岩倉コープ、まま普通のスパーにしか見えない。国際会館まで迎えに行って13:30に帰路、大原と琵琶湖大橋を抜けるコース。奥さんは自転車で不案内な道で予定の行動ではなかったらしいが、出町柳の「ふたば」で豆大福などを買ってきた。40分待ちの有名店だけあって美味しい。

春の引っ越しから残件となっていた洛北三峠を無事終了する。
「人家なき山川越えてコツコツと二百余峠ペダルを回し」
52.03km 4:20:02 12.0k/h max43.9k/h 獲得1224m
https://strava.app.link/2War1QTo3jb

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貴船口駅

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(ふたば)