万灯呂山(300m)上津屋橋

今週は京都滞在です。
正月以来、仕事が過激に忙しくなったきたので
土日もPCをVPNで繋いで仕事をやってます。
今日は暖かく天気も良いので体を動かし気分転換に万灯呂山に行くと決める。
午前中は掃除に図書館で借りた本の更新。スタートは12時になりましたが、
天気も良くサイクリストが大勢走っている木津川CRに沿って進み
井手町方面にターン。古びたフルーツパークの看板から登坂開始。
万灯呂山は標高も斜度もほどほどでいい運動になりますが
頂上からは生駒、京都方面が見渡せることでハイカーも多くいます。
今日は所謂、オジジオババの山歩きグループが大声で歓談してました。
時々鶯の鳴き声、そろそろ春やぁ。このまま下って帰るのは
つまらないので下って上津屋橋を見に行きます。
再び木津川CR。1人に抜かれたので、これ幸いと後ろにくっつきます。風よけですが更にスピードアップされても意地になってしがみつき高速巡行。上津屋橋が見えてきてサヨナラと思っていると、この人も橋に下りていきます。
オヤオヤ、見れば年配の方でした。
木造の流橋でこの風情から時代劇に登場するそうですが見ると対岸まではかなりの長さがあります。ここもサイクリスト休憩スポットです。午後になって復路は厳しい向い風、地形のいたずらか何故か?田辺市はいつも南風に悩まされるところです。風よけも無く孤独の一人旅でヨタヨタしながら祝園到着。

2月も初旬ですが立春前にして春近しといった感じです。また深夜まで仕事。
44.24k 2:23:34 18.5k/h 標高470m
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流橋

 

朗読劇「線量計・・・」、眼底出血手術

 最近TVはめっきり見なくなりました。時間が少ないせいもありますが、偏向らしき情報に加え流し手側が一方的に盛り上がるのはどうかな・・と思うところ。落語では少なくも自分が笑うようではダメと言います。
 が、「こころの時代」というETVの番組を見てちょっと真剣になりました。これもほとんど見ることのない、深夜(早朝)にやったのを録画したものですが、中村敦夫氏、福島原発事故の1人の技師となって独白をするという設定のシリアスな内容で感銘受けました。朗読劇なるもの、一度じかに見てみんと、ちょうどタイミング良く愛知県の江南市の公演を予約しました。奥さんと出掛け、ちょっと変わり種クリスマス観劇イベントとなりました。
 江南は岐阜から木曽川を渡ってすぐなので、会場近くの中華レストランで飲茶ランチ、お得で良かった。ここは全く知らない土地でスマホGPS頼りに会場の永正寺に着13時。会場は200人くらいと思われますが満員でした。
 朗読劇は約2時間、「技師だったある人」の語りとして原爆から原発事故に至るまでの政治、経済、業界、医学、マスコミ、国際機関まで含んだ歴史や情勢をわかりやすく包括的に描写するものでショッキングな内容に加え深く深く考えさせられるものでした。もちろんフィクションですが相当に検証されたものとも思われ、仮に10%が誤解推測の域を出てなったとしても一般人向けとしては良かったのだと思います。深刻な状況は、必要以上に明るい外野スタンドからの演出や励ましなどでは解決しようが無く、あった事実も無かったことにも出来ず、道筋のないことなど総じて暗い感情が起こります。劇の会場の前方、若い方が真剣な顔をして見ている。閉幕後、会場を後にしつつ思うことは、息子や娘ら30、20、10代のこれからの時代の方々こそ観るべき、知るべきで、自分たちの時代につけ回されるであろう、避けがたい「contamination」をどうするのかを考える機会、中立な情報が得られるこのような劇を見るべきではないかと・・。すでに全国50回以上上演されてどこも熱く盛況でこれからも続くそうです。
  
  暮れ残る 怒気混む劇場 あとにする


10月のある火曜日、帰宅途中に買い物で寄ったコープの中で突然、視野の上から黒い垂れ幕が下がりびっくりしました。ベンチに腰かけ幻覚ではないかと目を押さえたりしましたが視野の半分は黒く透き通った感じのまま。「おかしい、はぁ半分見えん!おかしい」と次の日近くの眼科に行って検査すると眼底出血、治療手段が限られているので急いで西大寺の総合眼科病院に行って精密検査を受けてくれとのこと。恐らく「飛蚊症」と推測していた私は急転し週金曜に紹介状を持って病院で精密検査。半日がかりの血管造影検査などの結果、急性網膜血栓種ということで硝子体に注射をするという、ちょっとした手術を受けることになりました。視力が良かっただけに全く想定外の形で目の病気となりました。次の週、麻酔をした目にアバスチンという注射を硝子体にしてその後はなんとか回復に向かっています。知らずとも加齢や部品の劣化を認識せざるを得ませんが体は正直なんでしょう。以降、奥さんの反応たるや、健康管理とかく厳しい。通院唯一?の積極的動機は西大寺の駅の近鉄百貨店で買う「御座候」が楽しみになってます。

   西大寺 術後にやわし 秋の風

遅かった紅葉、岐阜の雄日ヶ丘公園のイチョウ。今年は冷え込み半端であまり良くない。

傍示峠(314m)、お手頃インバウンド

寒暖差が激しかったことで不用意に風邪をひいてちょっと回復したところ。今日は何となく天気も良いので近辺では生駒山系の最北端の傍示峠へ行くことにします。今年最後の峠ハントになりそう。掃除ゴタゴタして出発が10:50になります。スッキリ晴れてはいませんが割と暖かいし、標高は高くないので長袖、ロングタイツにウインドブレーカーは携帯で十分。
西風に向かって精華町役場前からゆっくり高度を上げていきます。12月になってロードの人は見かけないと思っていたら、後ろから10人くらいの集団車列に抜かれます。最後に小柄な女子が食らいついていてその後をスクーターがハザードランプで付いていく。「こんにちわー」と挨拶の声とともに逆風の中をメチャ速く視界から消える。気迷いせずマイペースでTOJのコースを登って行きやがてくろんど池分岐。ここからまっすぐ奈良の県道7号を大阪方面に更に登り大阪府県境に到着。ここがピーク。12月の今になっても紅葉が美しい。

何人かのハイカーがいますが県道7号は真っ逆さまに下っています。下るのも恐ろしい斜度ですがここは関西ヒルクライム図鑑ではS級(上から2番)の厳しいコースです。時々市街地が見えますが交野、高槻方面と思われます。交野に下りて少しふらふらして心を整え、府道7号を登坂開始。生駒山系は大阪側はどこもそうですが最初から厳しい激坂。何とか耐えながら時には斜行を交えながら登って行きますが上からも下からも自動車やバイクが通り道幅も狭く危ない。車1台の狭いところで車が来て力尽き足付き。再びペダルを回すも再度足付き。20%はあろうかという坂道ですがなんとか最後まで登りきる。ここも厳しかった。まあ私にはS級は厳しくA級がいいところみたいです。下りはさすがに寒いのでウインドブレーカーを羽織ってダウンヒル
縁あって今日とに来て4年目にして今年は関西の山城近辺の峠がコレクションに入りました。標高は高くない、距離も短いですが道路が直登気味でどれもこれも圧縮された厳しさあり。なんでこんなに厳しいのか?と・・これが特徴だと思います。
33.8k 2:19:51 獲得標高706m 14.5k/h
https://www.strava.com/activities/1993602887/shareable_images/map_based?hl=ja-JP&v=1543638637

眼底出血の治療で奈良の病院に通ってます。その長ーい待合室で入管法のワイドショー的外国人観光客のニュースを何気に見る。思い出したのは、以前、奥さんの職場にいる中国の人の話。「果たして日本は職場として魅力的か?否か?」すったもんだして宣伝宜しく法律を作っても今どきの中国の方、いまやベトナムの人にとってサラリー面では魅力的ではないんだとか・・。「中国の人、洋服に金かけないヨ」と外見以上に購買力が急速に上がっているようで、日本の物価や大学の学費はお値段控えめらしくとってもお手頃感がある様子。もっとも留学生の本音は欧米狙いが本命だそうで、そもそも働き場所として見た場合も高サラリーを期待できる欧米志向が多いとか。物価は高いが収入も良い欧米留学が英語の習得の面からも魅了的で、本邦はそこそこのレベルとコスト感が魅力という。確かに逆の立場で日本人が物価が安くサラリーも安い国のローカル採用で働く人が多いかと言えばそんなことは無いわけで、このご意見は当を得ているかも知れません。

若草山春日奥山遊歩道(413m)

「紅葉は今週が見頃、特に奈良公園、京都など見頃を迎えています」「今が一番」と朝のお天気お姉さんが何度も繰り返されサブリミナル効果のように私の脳みそに効き始めます。そしてなんとなく出発することにしました。若草山は前回踏破しているので今回は春日の原始林の遊歩道を制覇することにしました。
何と言ってもここはダート道、パンクが怖いので通勤用クロスバイクで出かけます。既に慣れた道行なので奈良市内をスルー。春日の森遊歩道入口から入って行きます。前回に増して今日はハイカーにランナー多し。もうすぐ奈良マラソンがあるようで皆さん活発、一人のおっさんランナーに抜かれました。ダートですので無理せず若草山にゴール。

今日はいい天気。で、次にこれから延々とダートの続く奥山の遊歩道へ入って行きます。かなりアップダウンがありますがあまり苦にはなりません。ところで、予想に反してそれほどでもない。確かに美しい木もあるがまだ色づきしてないのもあり期待ハズレ。この原始林はうっそうとした森で木々の背丈が高く紅葉も大きい。どれも見上げる感じで、自転車でも目線上に紅葉は無い。見上げていると路面の凹凸で転倒もあり少々危ない。ハイカーの団体がひっきりなしに上ってきますので、この方々との挨拶も忙しい。ずーっと4Km以上こんな調子で森の中を走って高畑という所に出ました。

紅葉がパッとせず物足りないので興福寺の中金堂を見て帰ることにします。猿沢の池、興福寺界隈はゲキ混みでほぼ外人に支配されてます。中金堂を眺めてから、鴻池にあるオランダ屋さんでパンにコヒーで一服して帰宅。


これで春日の原始林を全て走りました。いいところとは思えど紅葉狩りにはイマイチ、単純に紅葉と言うなら岐阜の金華山DWの方がまとまって美しいと思いますが古都とのセットでハイキングにはいいところだと思います。
42.6km 3:13:50 13.2k/h 最高413m
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恐怖のイボ治療、「ロンサム隼人」読了

右小指にイボが出来てなかなか治らない。思えば年初めに岐阜の皮膚科にてレーザで焼き切ってそれで根本治癒できたと思っていたらしぶとい末裔が生き残ったようで、また膨れ始めいよいよ大きく成長した。レーザで切った時は体の一部を切り落としたので結構な出血という犠牲を払っている。先生曰はく「もう大丈夫ですよ」と言う言葉はなんの根拠のない気休めだったようです。その後厚木駐在もあって治療もできずに放っておくしかなく、イボの出っ張りが机など引っかかって痛むので今度は、「岐阜のかたきは都で打つべし」京都の皮膚科の門をたたきました。
木津川台にあるその医者では「イボはウイルスですレーザではだめで液体窒素療法ですよ」とのこと。ムム・・あのレザー治療は一体??液体窒素で焼いて取るという手法で中に潜むウイルスめを除去するのだそうです。計5回くらいだそうで、今回は2回目。痛々しくかさぶたになっているイボに対して「このかさぶたを取って液体窒素でまた焼きます」と言われ術具でニッパーと剃刀が出てきます。やや原始的な医療器具のニッパーで女医の先生はいきなりかさぶたをグサリ、「おお、痛ッ」「ちょっと我慢してください!」とグイグイと切り込み出血。「あー出血、普通は剃刀で削るんですがどうですか??」「剃刀?切るんですか・・」という躊躇の声をよそにかさぶた切り落とす。センセイは中年オヤジがみっともなく悲鳴上げるのを必死の思いで我慢しているのを見て楽しむ、いわゆる虐待にも似た精神でにこやかに出血した部分に液体窒素を吹き付けます。かくして治療後もジンジンと痛む患部をばんそうこう1枚貼って終了。これは結構恐ろしい。一筋縄ではいかないと、帰路は寒風の暗がりを自転車で帰って行きました。

「ロンサム隼人」読了。新聞の投稿短歌に米国から良く、郷隼人氏の歌が入選して新聞にも載ったりしてまして知ってはいたのですが、単行本になっているとは知りませんでした。終身刑服役中の立場で短歌を詠まれ文字通り塀の中が読まれています。こうやって歌集と言う形で見ると感情の起伏、置かれている状況に対する複雑な思いなど切実な感じあります。ただ、暗く終ることのない状況において尚、詠まれている歌には非情さの中に人間的な温かみ、「ネバーギブアップ(人生諦めるな)」と信じることを書かれてあるのが、郷氏の人となりなのか、明るい印象が残りました。

宇治天ヶ瀬ダムHC

本日は祝日の土曜日で振り替え休日なしのカレンダー通りの勤務です。有休休暇は結構自由に取れるので自分であまり不満はありませんが今年は土曜祝日が多かったので損した気分にはなります。週末は祝園に滞在、天気が良く暖かいので昼の時間を利用してまだ行ってない宇治方面を覗いてみることにしました。木津川を下って行けば20kと何てことない距離でちょっと上った天ヶ瀬ダムを目指します。
朝から何だかんだと雑務をやって13:45とスタートが遅れてしましました。井手町城陽とちょっとしたアップダウンを越えて1時間ほどで宇治。さすが人が道路にごった返いしています。渋滞の間を縫うようにすり抜けて天ヶ瀬ダムへの道路に入ります。山かげに入るとひんやり寒く登りで暑くなるのでちょうどいい感じ。山々は紅葉と言うにはまだ早いようです。天ヶ瀬ダムも難なく到着。意外と大きい。宇治市のすぐ上にこんなダムがあるとは驚きですが、何人かの環境客がいます。きょうびダムブーム、マニアの見学ツアーもあるようですがここのアーチ式ダムは素人目にもいい感じに見えます。この宇治川滋賀県では瀬田川という名前で琵琶湖から流れてきて八幡市で淀川になる。木津川、瀬田川と言い淀川水系は相当デカいと思いつつ散策。


時すでに16時、夕方が近く帰りは宇治川の対岸を下って行きます。ここは源氏物語云々とか世界遺産ですよと書いてある。鵜飼いもやっているようで川沿いの遊歩道は長良川にも似ている気がしますが世界遺産とこの人の混み方は大きく違います。

宇治と言えば平等院で、一目見たいと思って近くまで行きましたが入場料も高そうなので止め、駅近くのオープンカフェにて濃厚な抹茶ソフトを食す。高めながら結構な味でした。帰路は小倉から大久保に出てそのまま木津川CRへ出て帰ります。案外このルートが自転車には素直なルートと思いました。それにしても夕日が生駒の山の端に隠れて薄暗くなる中を激走して帰宅。おかげでスプリント区間の自己記録が出たようです。
50.64k 2:28:58 20.4km/h
https://www.strava.com/activities/1942502334/shareable_images/map_based?hl=ja-JP&v=1541232510
岐阜や滋賀ではヒルクライムの際にダム湖の横を通ることは多くてダム自体は珍しくありませんが、こんなに市街地の直近にダムがそびえているのはちょっと意外な驚きでした。

若草山HC、「たったこれだけの家族」読了

昨夜の台風の来襲を過ぎてやっと天気も安定してきた。地図を見るのが好きでジロジロ眺める。自走して行ける峠と言うのは手の届くところは結構行ったことになります。京都北部や葛城山方面はちょっと遠い。奈良の若草山の道が目にとまりましたがドライブウエイは自動車専用です。しかし調べてみると春日の森を抜ける遊歩道があるようで早速スタート。朝8時半、台風一過ですが重たそうな雲が流れていてスッキリしてません。木津川CRから木津市の旧道を抜け奈良に入ります。多少のアップダウンは気にせず東大寺が眼前に入ってきます。春日の森に向かう砂利道を見つけて果敢に侵入。メインは歩行者用ですが自転車がダメとは書いていない。ここからはダートですが用心して登ります。2.6kほどの登りはそこそこの斜度ですが難なくクリア。おーススキの若草山です。残念なことに結構曇ってます。天気予報は晴れ時々曇りのハズが、生駒山は黒い雲で怪しい。後から来た人と会話。郡山から来たそうで月に2度くらいは登っているそうです。そんなこと言ってられないくらい雲が来たのでさっさと下り始めましたが下りた時にはスコールになったので雨宿りを1時間。太陽が出たものの路面が乾くまでオランダ屋というパン屋で休憩。私にしては贅沢なツーリングになりました。
奈良は観光地ですが若草山山頂まで来る人は少ないようで自転車でもなんとか走れる所で紅葉シーズンにはいい所かも知れません。
35.83k 2:32:43 獲得482m
https://www.strava.com/activities/1886624843

前回の続き、河野裕子の「たったこれだけの家族」を読了しました。歌のほかエッセイも素晴らしく自然に読め、軽く読めるようでいて言葉の選びも深い。加えて巻末の歌は一首一首が感情に残る。題名になった
「たつたこれだけの家族であるよ子を二人あひだにおきて山道のぼる」
は自身共鳴するものあり。
岐阜にあってはハイキングと言えば岐阜城金華山に行くのが一般的かも知れませんが、私らはもう少し高い岐阜市最高峰の百ヶ峰山に子どもの小さい時によく出かけた。リュックにおにぎりとお茶を持った軽いノリの登山で長良川沿いの古津川の南方斜面の雑木林の小道を幼い子らがケガをしないように挟んで登っていたことを思い出します。何だかんだ、百ヶ峰に毎年登ってたことが実に懐かしい。たったこれだけの家族、確かに確かに。

「たとえば君」「もうすぐ夏至だ」読了

図書館で偶然出会った本ですですが、歌人夫婦というか家族全員歌人という一家の歌集エッセイの本でした。河野氏が癌で亡くなられたこと、永田氏は理系学者にして歌人であることなど前々から知ってはいましたが、図書館に行くとすっかりど忘れしてました。今回読んでつき並みな表現以上にによかったという印象で、久々の個人的ヒットです。歌人夫婦というのがこんなにも歌でストレートに詠んでいるのは驚きです。31音の制約、説明しすぎないという点で、歌と言う表現方法であるがゆえにイメージの広がりを感じました。この人たちのエッセイがまた特に、平明な中に言葉の選択が適切で表現されていることが良くわかりザーッと読んでしまいました。

さて娘から以前、旅の土産物のコヒーをもらってましたが普段の安ものが切れたのでありがたく煎れてみることにしました。最初は普通にフィルターで濾してましたが豆の様子が違う。明らかに豆が粉のように細かすぎる。フィルターで濾すのは何か違う?と思い始めてwebで検索するとトルココーヒーだそうでそもそも煎れ方が違うようです。本来は専用の銅か銀の小さな容器を買ってそれに入れて沸かすようで、なんだか結構金がかかってややこしそうです。試しに小鍋にコヒーと水を入れてブクブク沸騰させて作りました。これでも格好としてはやや本格的。でもって粉はフィルターするのではなくそのままカップに注ぎ豆を沈殿させうわずみ液のみをすするというものだそうです。味は悪くはない、と言って素晴らしくもない、変わっているというところ。粉は多少は口に入りますがこれがまたじゃりじゃりした触感でなんとも・・。本当は砂糖を入れて沸かすと書いてありますがカロリー控えめの私としてはそこはちょっと相入れられません。ちょっと変わり種のコーヒー、ちょっとした秋の夜長の楽しみになるかも知れません。

木津川CR+桂川CR=嵐山

7月初の梅雨明け以来、猛暑か台風という厳しい夏もそろそろ終わりを感じさせる盆明けの涼しい天気。40℃が連日続いた時はさすがに参りました。モンゴル気団と小笠原気団の差がこんなにもあるものかと思います。兎に角湿度の違いによる不快感がいかにも大きいですが、太陽も北回帰線から下がり始め日暮れも早く秋の気配という感じが出てきました。
さて当面の課題である嵐山往復というのを決行します。朝6時スタートのつもりが6:20になる。順調に27k/hで京田辺を過ぎていきます。何やら気配を察して後ろを見るとオジサンがくっついてます。風よけにされてました。「このオヤジ、タダ乗りか」と思いつつここは快く引っ張てあげます。八幡の男山が見えくるとエイドステーションで一休み。朝から大勢休んでます。ここからの桂川CRは初めてで道のりを聞いてスタート。サイクリストは多いので道を失うことなくJR、阪急のガード下をくぐってやがて嵐山4kmの看板を過ぎたらサイクリングロード終点にゴール8:00トータル43k。阪急嵐山駅の近くです。汗ダクで渡月橋を眺めながら休息。朝からセミの声がかしましい。日差し気温と言い今日に限っては未だ盛夏と変わらん。小倉山に大龍寺が見えますがこの時間はまだ観光客もおらずひっそりしてます。

渡月橋渡ってコンビニでボトル2本購入し帰路へ。まいったことにに逆風、恐るべしずーっと八幡まで向い風に暑さの中で足はダメダメ状態の20k/h切るような苦しい状態でペダルを回し続け異常と思えるように汗がボタボタ落ちます。八幡のエイドステーションでボトル2本購入。いやー水分をとってもとっても足りない感じで汗が止まりません。しばらく呆けたように休息。高級そうなロードバイクを置いて休んでいる人も多いですが、結構オジジが多い。しかも日焼けして走り込んだ感じです。ロードはむしろオジジの間で急速に広まっているように思います。木津川沿いも南の風に向かって走ります。上津屋で有名な流橋を写真に収めます。ここはインスタ映えする橋だとかで人が大勢います。帰路を急ぎ、11時には戻りたかったが11:20着。昼間の気温35℃の中はきつかった。熱中症というのを本気で心配する事態でした。

https://www.strava.com/activities/1797561206
86.61k 3:58:34 21.8k/h

冷えたコーラを飲みながらアイシング。つくづく年を感じますが最近は体をアイシングで手入れしておかないと後日は体が動かないほどボロボロになります。川の土手にはキリギリスの鳴き声が途切れなく続いて今日は真夏そのものでした。私にしてこの気温で4時間のライドはちょっとやり過ぎ感あります。ひとまず当面の課題、嵐山往復をクリア。

清滝峠270m 司馬遼太郎記念館

変な台風が東からやって来るとのことで朝からTVは騒々しい。洋上を北進して急激に左折、夜に紀伊半島から九州に向かう台風なんぞ確かに異常なコースです。根性ねじ曲がり台風ですが台風には違いなくいつもの通り備えるしかありません。今週は岐阜に帰らず祝園滞在しますが予報は朝は曇り時々雨、昼から雨だとか。空には流れるように雲が動いていますが案外昼までは天気が持ちこたえそうです。
西の屏風のような生駒山系の向こうは東大阪で、そこに司馬遼太郎記念館というのがあることを地図を見て知りました。一読者としては行かずばなるまい・・。測長して32km、往復64kとは案外近くて自転車としては往復で手ごろな距離です。唯一の難所が生駒の山越えですが清滝峠ならばなんとかなる?と思い準備。
8時目標が手間取り8:30スタート。パンクが怖いので重たいクロスバイクです。生駒市登美ヶ丘から清滝峠を登坂休憩なく下って道の狭い四条畷を通り野球で有名な大阪桐蔭高校の前も通って南下。下町のごみごみした石切、ここから西進、小雨が降ってくる中を近鉄奈良線の八戸の里駅まで。少しウロウロ探して司馬遼太郎記念館到着10:40。こんもりとした雑木林になってこの一帯は少し閑静な住宅街という感じです。駐車場に自転車を置きますが全国的いろんなナンバーの車が停まっていますね。全身汗まみれのまま500円を払って入館。自宅の書斎は外から見ますと「街道を行く」の執筆中の時のままになってます。庭は自然そのものが好きだったそうでクヌギや樫などのいわゆる雑木が手が入らず、むしろうっそうと言った感じに茂っていてセミが元気で鳴き声が夏を引き立てている。門のところで蚊よけの団扇を持たされ、確かに蚊はいますが、こんなもんでは蚊よけにはならんとも思う。続いて記念館は建築家デザインの近代的な建物ですが書棚にはおびただしく蔵書がずらーっと並んでいます。時間ごとに映されるビデオなどを見ます。おお寒む、冷房で館内涼しくすっかり体が冷えたのでコーヒーでもと思いホットで注文。500円とは少々高いものの場所柄あまり期待もしていなかったのが意外にも、いわゆるドリップマシーンの画一的な感じでもなくサイフォンで入れたおいもので久々に満足しました。もう一度別のビデオを見るもビデオ上映が司馬正太郎の本人のインタビューであればもっと良かったと思いますが。






時すでに12時、帰りを考えると長居しすぎた。外に出るとセミがうるさくうだる暑さです。一旦冷えて体は重い。ラグビーで有名な花園競技場を抜けて東進します。予報など当てにならず小雨と言っていた天気がいつの間にか太陽も出て気温は35℃以上台風による湿度もムンムン、こうなっては清滝峠登り返しは地獄。しれた300mにも満たない標高でも直線に登る区間は日陰もなくてハンドル、フレームに汗がボタボタ落ちます。人間こんなに汗が出ても大丈夫なのか?と思いつつ汗水流して登頂、日陰も無いので休まずそのままダウンヒル。祝園まではまだ気の抜けないアップダウンを繰り返し無事生還。憔悴して駅前のコープで買い物し氷をもらって体を冷やします。気が付くと携帯の電池切れでstrava記録が切れてますが走行62kmくらいでしょう。
https://www.strava.com/activities/1732364646
曇りとは言え暑い。今年の暑さは異常なんでしょう。夕方には東風が強くなったので行って帰ってこれたのはラッキーでした。生駒の峠は暗峠含め何本かある中で清滝が最もラクらしいですが今日の天気では大変でした。確かに同じ時間に自転車の人はいませんでした。東大阪はあまりなじみ無い所でしたが歴史のまち巡りなんぞがあり良いところかも知れません。夜半に伊勢に上陸した台風風は凄まじいものがありましたが奈良ではカゼで被害が出たようです。要するに大気の温度が上がって温度を均一化する対流現象そのものが激しくなったということなんでしょう。