桔梗便り、金華山DWのrun(9.7km)、ひろゆき氏「叩かれるから黙っておいた世の中の真実」読了

空気の重い多湿の日が続く。一日のどこかで必然のように雨が降り不快感から逃れられず、フローリングを素足でペタペタ歩くと湿っぽい。とは言え、さすがに盆を過ぎるとさセミの声は少なくなってくる。葬儀には参加できなかった息子と先週、姫路に帰郷して父の初盆のお参りをする。コロナのこともあり一部の親族だけで行われた。姫路からの帰途は在来線を使い、元町駅で降車しエビアンというコーヒー店で休息。レトロチックなエビアンコーヒは今もって懐かしく美味しかった。店員に聞き外にあるトイレに出てみると昏い小さな路地の階段の奥の方から軽やかな楽器の演奏が聞こえる。後は三宮阪急でピロシキを買って帰る。

「元町のエビアンコーヒー懐かしき 店の裏路にジャズ響きをり」


盆には娘も岐阜に帰ってきて久々に息子も含め家族が揃う。夕食は勢いのある若い人のリクエストで近くの焼肉店に外食すると岐阜ではコロナ発症者が急増する中ほぼ満席状態で活況活況。ホント大丈夫かな?・・と思いつつ腰を下ろすとテーブルにあった桔梗絵のコースターを涼しげに見る。秋に向かう頃から咲くものと思っていたが、先日行った金華地区の月待茶屋の床の間にも桔梗があるのを不思議に思い調べてみると花としては夏の始まりから開花するらしい。それでも秋の七草として暑気が一息つく時期に青紫の花が静かに咲くのがやはり好ましいと思う。

(月待床の間)

家族が揃った2日間、娘の車の運転練習を兼ねて近辺のプチ観光をして結構な走行距離となる。板取の「モネの池」、大垣の「向日葵畑」春日の茶畑の「岐阜のマチュピチュ」など。各地、誰か一人は行ったことがない場所でささやかな名所めぐりをする。インスタSNSではそれなりに取り上げられているところばかり。向日葵畑を背に写真を撮る大勢の人々を見ると西方の戦争を思う。あっという間の4日間の休みが終わり15日より業務、娘も帰東する。4日の休みではなかなか疲れが取れない。

「関心は空気のなかに薄れゆく罪の心に揺れる向日葵」

(モネの池)

(向日葵)

マチュピチュ

今日、朝起きて雨が降っていないので久々に金華山DWまでrun。久々は体が重く、柏ノ杜公園からの登坂で汗がしたたりつつ展望台まで。数人のロードバイクの人とれ違う。いかにも水蒸気を含んでいる空気が雲をつくりながら上空を流れる。下りはDW(ドライブウエイ)をそのまま岐阜公園まで下って御鮨街道からは気温が上がってきてまるで水棲生物のように汗だくで帰宅。体重2kg減、体中の老廃物がそげ落ちた気分でまずまず。
9.73km 1;42:56 獲得標高163m
https://strava.app.link/SIRdFLMk1sb

現在「砂の女」を読んでいるが苦戦中で、一昨日奥さんが机にこの本を置いていたので問うと「あんたも良かったら読んだら?ついでに読み終わったら図書館に返しておいて、三日以内ネ!」とありがたく、今5人待ちになっているらいしいひろゆき氏の本を再度読み始める。なんというか・・思考的にも無理なくスラスラと淀みなく読めるので1日でひろゆき氏「叩かれるから黙っておいた世の中の真実」を読了。銃撃事件以降にも氏の発言をよくwebで見かけるが、一般メディアとかが敢えて追いかけ報じていない不都合な事実というのがいかにも多いということ、とりわけ海外からの立場でその違和感を遠慮なく発信できるということか・・。自身が、かすかに業界の一部に参加している半導体に関しても昨今の補助金に関しても「さすがにこれはどうか・・」と思うような見識がニュースや新聞にもあるので同様の印象は持っている。30年前から現在地までの半導体の落下に関する認識をも、いはんやをや・・、公共TVに折角払ったお金で重大事より見もしない大リーグを延々流されてもねえ・・と思う。正しい事実(ファクト)や知識の元で論理や批判を展開することが重要というのは同感で各章では一応統計的なファクトを示しつつ現状の政治、社会、教育・・などの認識が書かれている。一方、後半にある学校でお金の教育が必要だという部分にも同感するが、その場合の先生役はどうするのか?現役金融界の人にお願いしたりすると、えてしてポジショントークの自社の手数料商品の売り込みの場にならないか?とぼんやり危惧も抱く。